感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
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大阪フィルハーモニー交響楽団第430回定期演奏会

 7月29日(水)、大阪フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に行った。サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付」を前からコンサートで聞いてみたいと思っていたので、チケットを取った。席は1階U列30番と最後列だった。

 大阪フィルハーモニー交響楽団第430回定期演奏会
 2009.7.29(水) 19時 ザ・シンフォニーホール
 大植英次指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
 独奏 クリストフ・バラーティ(Vn)
     室住素子(org)

 パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調作品6
 聞いた事がない曲なので、名盤とされる75年録音のアッカルド独奏のデュトワ指揮ロンドン響のCDを買って予習した。プログラムによると、大阪フィルはアッカルドと75年にこの曲で競演したとのことである。パガニーニはヴァイオリンの名手で、技巧を必要とする変化に富んだ曲である。

 独奏のバラーティは、1979年ブダベストの生まれで、1996年のロン・ティボー・コンクール第2位となり、今回初来日を果たした。背の高い青年の弾くヴァイオリンは小さく見えて、難解な曲を軽々と演奏しているように見えた。その演奏は、安定していて、細かい音の動きは正確で、歌うようなヴァイオリンの音は素晴らしかった。観客のブラボーの声や拍手が多かったのは、うなずけた。

 様々な奏法が駆使されているようで、スタッカートの奏法は新鮮な印象を与えるが、詳しいことはわからない。管弦楽の部分の音楽性はともかく、ヴァイオリンの音を楽しめる曲であった。アンコールにバラーティの独奏で、イザーイとバッハが演奏された。

 サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付」作品78
 交響曲にパイプオルガンが加わるという特異な曲で、ガヴォティの独奏でマルティノン指揮フランス国立交響楽団の75年録音のレコードを持っている。ディスクでは、オルガンは別録音になるのが普通だということだが、生ではどう聞こえるかということに興味があった。

 弦楽器がが約60人と多く、ピアノとパイプオルガンが加わる。サン=サーンスはオルガンの名手だったので、本日のプログラムは、作曲者が得意とする楽器が独奏となるという企画なのだろうか。

 オルガニストの室住素子さんの名ははじめてきくが、オルガン付オーケストラ作品のスペシャリストということである。もともとオルガン奏者は単独で演奏することが多いので、オケと競演するのは、特別な才能を必要とするのであろう。

 第1楽章の第2部からパイプオルガンが低く響く。ただ、よく聞かないと弦楽器の低音と聴き間違えそうである。第2楽章の第1部の途中からピアノの響きが目立ち、突然、パイプオルガンが鳴り響く。会場全体の雰囲気を変えるような響きである。ここからオーケストラとオルガンが華やかな音を繰り広げる。最後はオーケストラの演奏が鳴り響いて、指揮者の大植英次さんの全身を使った指揮に迫力があった。ただ、少し音に乱れがあったような気がしたが。

 パイプオルガンとオーケストラの融合というのは、生の演奏ではその会場の制限もあるのだろう。もう少しパイプオルガンが響いてくれたらと思ったが、聴く席によって差があるのかもしれない。

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by nori-126 | 2009-07-30 01:38 | クラシック音楽 | Comments(0)
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