感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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文楽初春公演 第2部 国立文楽劇場

文楽初春公演 第2部 国立文楽劇場_d0097373_22455884.jpg 1月3日(日)午後、文楽を見にいった。母が30年ほど前に作って、残してくれた着物を一度着てみようと小物を揃えたので、それを着て行くことにした。結婚式の時は、腹にタオルを巻いていたが、今ではタオル無しでも腹がでている。娘が写真を撮ってくれた。

 初日の公演で、劇場の入り口には門松があり、ロビーに「にらみ鯛」の複製が置いてある。舞台の上にも鯛の模型と虎の一字を書いた額が挙げられている。席はほぼ満員であった。16列35番は右の後方で、人形の表情は少し見にくいが、正面に大夫さんの顔がよく見えた。

一.伽羅先代萩
 伊達騒動を題材にしたもので、歌舞伎でも有名な演目である。平成20年7月に歌舞伎で「御殿」を見たことがあるが、竹の間の段ははじめてである。
 
 竹の間の段
 大夫 松香大夫他 人形 八汐(玉也)政岡(文壽)
 幼君鶴喜代を毒殺から守ろうと、乳母政岡は人を遠ざけている。病気見舞いと、八汐、沖の井、小巻が訪れる。八汐は、忍びの者を捕まえて、政岡に陰謀ありと責める。舞台に女性が4人並ぶ。鶴喜代の声の呂茂大夫の子どもの声が可愛らしかった。 

 御殿の段
 切 竹本住大夫 錦糸 奥 竹本津駒大夫 寛治  
 政岡が食事を作りながら、子どもたちに言い聞かせるところが、圧巻で子どもたちもひもじくないとがんばるのがいじらしい。八汐が、毒入りの菓子を食べた政岡の子、千松を殺すが、文楽の方が歌舞伎より残酷である。八汐のかしら名が「八汐」となっていたが、悪役のかしらなのであろう。

 住大夫さんの語りはいつ聞いても感心する。低い声でひっぱるのにかすれることがない。それを聞いているとその世界に入り込める。発声を自由にコントロールできるのであろう。政岡が気持ちを抑え気味に吐露するところにぴったりである。
 津駒大夫の声は、明るくて張りがあるが、にぎやかな場面に合っている。場面に合わせて大夫を選ぶということもあるのだろう。

二.お夏清十郎 寿連理の松 湊町の段 
 切 豊竹嶋大夫 清友 人形 お梅(和生) 清十郎(玉女) 左治兵衛(勘十郎)
 この演目は観るのがはじめてである。知らないと筋が少しわかりにくい。最後に、ハッピーエンドとなり、「はじめから段切迄、一人も死なぬはなんと目出度い」と大阪締めで終わる。正月向きの演目である。嶋大夫の語りはドラマチックで、感情がこもっている。声もはっきりしている。
   
三.日高川入相花王 渡し場の段
 英大夫(清姫) 津国大夫(船頭)他3人 團七他3名
 安珍と清姫の物語で、清姫が安珍を追って日高川を渡ろうとする。船頭に断られて、大蛇となって川を渡る。波を表わす布の波打つ中を清姫が渡っていき、途中で鬼の形相になる。人形の早変わりの趣向である。渡りきった時に、舞台後方の黒幕が落とされて、日高川の明るい風景になって幕となる。

文楽初春公演 第2部 国立文楽劇場_d0097373_1772638.jpg
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by nori-126 | 2010-01-03 22:47 | 文楽 | Comments(2)
Commented by mido811 at 2010-01-04 19:46
言われてた通り着物でお正月ですか。
よく似合っておられますので、文楽や能にはやっぱり着物が似合います。
家には三味線弾きがおりますので、派手~な着物がぶら下がってますが・・・
Commented by nori-126 at 2010-01-04 21:55
midoさん 2008年のお正月に着物を着られて、野立てセットでお茶を飲んだという記事を書いておられましたね。その時に、私も着てみようかとコメントしたのですが、やっと実現しました。本当は着物で、自分で作った茶碗で、お茶をたてるというのが理想ですが、茶道は何かと面倒なようで。次回着物を着るのはいつのことになるのでしょう。
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