感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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長谷川等伯 京都国立博物館

 4月21日(水)午後から「長谷川等伯」展を見に行った。今年は等伯没後400年にあたり、これを記念した代表作を網羅した美術展である。先月東京国立博物館でも開催され、テレビの美術番組でも取り上げられた注目の美術展である。等伯が競った狩野派の巨匠永徳の美術展が、2年半前に同じ博物館で行われた。

 京阪東山七条の駅を下りると、美術館に行く人と帰ってくる人が列になっていた。案の定、入口には70分待ちの表示がでていた。中庭に入り、列の最後尾に並んで、少しづつ前に進む。50分待ってやっと中に入れた。

 会場は作品保護のために照明を落としており、部屋も作品を照らす光も暗い。後ろの方からではみにくいが、人が一杯なので前でみようとするとかなり待たなくてはならなかった。気に入った絵だけをゆっくりとみることにした。

 第1章は、能登七尾の絵仏師として活躍した初期の作品で、涅槃図や高僧の肖像画である。富山や石川の寺院に伝えられたものが多い。等伯が能登から京都にでた時の人脈は、宗派に頼ったと言われたおり、こうした仏画を描いたということが役にたったとされる。

 第2章は、上洛して名前を信春から等伯に改める頃の作品で、仏画や山水図が並べられている。第3章は、等伯に関係のある人々の肖像画である。中でも千利休像はよく知られているもので、利休没後4年経って描かれた。威厳と気品のある利休の顔は、等伯が肖像画家として優れていたことを示すものである。

 第4章は、大きな金碧画を展示しており、国宝の楓図壁貼付と、松に秋草図屏風が並んでいる。前者は太い幹が中央にあって、多くの草花が配置されている。小さな水の流れもあり、金箔に彩られた豪華なものである。後者は、白いむくげの花が咲き乱れて、ススキは幾何学模様のように配されている。松の幹も少しデザイン化されている印象を受ける。照明が落とされているせいか、金の輝きは写真でみるほどでもない。

 萩芒図屏風は、右に萩の葉と白い花、左に芒(すすき)の風になびくさまを描いている。地味な草花でありながら、幾何学模様のような単純さが親しみやすい。
 
 第5章は、京都本法寺所有の涅槃図を展示している。天井から下げられた図は縦10m、横6mにも及ぶ巨大なものである。中央に釈迦、周りに動物や僧侶を配している。息子の久蔵の冥福を祈って作られたものと聞けば、華やかな絵も寂しい。

 第6章は、墨の魔術師というタイトルで、等伯が晩年没頭した水墨画が並べられている。金碧画との落差に驚く。本当に同じ画家の作品だろうかと思う。竹林猿候図屏風は、枝から下がる猿は生きているようであり可愛い。四肢は毛だけを描いており、水墨画のよさを味わうことができる。

 第7章は、等伯の代表作である松林図屏風を展示している。屏風となっているが、元は壁画の下絵であったものを屏風に仕立てたらしい。それを考慮して、屏風のように折り曲げないで真っ直ぐの絵として展示されている。墨で描かれた松林が、霧の中にぼんやりと浮かびあがっている。描かれていない白い部分が、多くを表現している。松の枝に濃淡があり、力強い松葉が印象的である。松のまばらな配置が何ともいえない絶妙さである。よくみると、松の枝が集まっているところは、墨でぼんやりとぼかしてある。これが離れて見た時に効果的である。何度も見直しては、全体から受ける安定したやすらぎを楽しんだ。

 建物の入り口の等伯展の看板は、松林図屏風の一部を描いているので質素な感じである。しかし、この絵が等伯の代表作であり、テレビの美術番組では、この絵がなければ忘れられていたかもしれないと紹介していた。


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by nori-126 | 2010-04-22 02:38 | 美術展 | Comments(0)
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