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マウリッツハイス美術館展 神戸市立博物館
10月10日(水)フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」で話題のマウリッツハイス美術館展を見に行った。3か月間に亘る長期の開催であるが、東京での公開で多くの観客を集めたので、早目に見に行くことにした。
マウリッツハイス美術館はオランダ・ハーグにあり、17世紀オランダ・フランドル絵画を多く所蔵している。同館が改修工事に入るために、多くの名作の展示が可能になった。 マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドルの絵画の至宝 2012年9月29日(土)~2013年1月6日(日) 神戸市立博物館 JR三ノ宮駅から三ノ宮センター街を歩くと、40年前に神戸に住んでいた頃とは全く異なる風景に時代の流れを感じた。神戸市立博物館のある地域は旧居留地として、多くのショップやレストランなどがある。かっては人通りのないオフィス街だったと思うが。 外観は普通のビルのように見える博物館の中に入り、3階から会場に入った。絵を前で見ようと思うと並ばないといけないという人出だった。第1章は「美術館の歴史」で、関係者の胸像や肖像画を展示していた。 第2章は「風景画」で1650年頃の重厚な感じの風景画が8点展示されている。ヤーコブ・ファン・ライスダールの「ベルンハイム城の眺望」はオーソドックスな風景画と斬新さを感じる。ヤン・ボトの「イタリアの風景」は夕焼けのように全体がオレンジ色で心に残る。 第3章は「歴史画」で、レンブラント・ファン・レインが2点、「シメオンの賛歌」は全体が暗い中に、ごく一部の人物だけがスポットライトに照らされたように浮かびあがる。裸身の女性が浮かび上がる「スザンナ」も同じような手法である。ここにフェルメールの「ディアナとニンフたち」が展示されている。4年前のフェルメール展でみたことがある。 第4章は「肖像画とトローニー」で一部屋にフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」だけが展示されている。15人ほどが並んでいた。有名な絵で印刷ではよくみるが、観るのは初めてである。思ったより小さい。しかし、少女の少し振り返ったようにこちらを見る表情が何とも言えない魅力を持っている。しかし、この絵は他のフェルメールの絵とは全く異なる印象を受ける。人物だけをクローズアップするような絵を描こうとしたのは何か事情があったのだろうか?実在の少女を描いたのではなさそうなのもミステリアスで、それが引きつけられる魅力ともなっている。 次の部屋にはフランク・ハルスの「笑う少年」がユーモアのある絵である。レンブラントの「自画像」は、亡くなる年の作品だが、人生を重ねた男の重みが感じられる。他にレンブラントが3点あった。 第5章「静物画」は驚くほど精密な絵で、写真よりも細かい描写である。第6章「風俗画」では、フェルメールと同世代のヤン・ステーンの「牡蠣を食べる娘」などの教訓を暗示した絵が8点あった。ピーテル・デ・ホーホはフェルメールと似た絵で、「デルフトの中庭」の建物は、フェルメールの「小路」とよく似ている。 館内の喫茶店でコーヒーを飲んで出ると、閉館1時間前でほとんど人がいない。美術館の外に出ない限りは再入場できるので、もう一度見ることにした。「真珠の耳飾りの少女」の前には5人ほどしかいなかった。何度もみていると、絵の小さいことが気にならなくなって大きく見えて来た。 展示数は50点ほどだが、満足できる美術展だった。フェルメールはこれで12点みたことになる。今回でいえば、レンブラントの絵の方が感動的だったが、人を呼ぶということになると、フェルメールが目玉作品ということになるのだろう。
by nori-126
| 2012-10-11 01:05
| 美術展
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