感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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エルグレコ展 大阪国際美術館

d0097373_2314236.jpg 10月24日(水)昼からエル・グレコ展を見に行った。よく知っている名前で、特徴ある宗教画が思い浮かぶ。今までに美術展で見たことがあるかも知れないが、まとまったものを見たことはない。今回、世界中から50点以上が来日するというので、ぜひ見てみたいと会期早期に行くことにした。

 エル・グレコ展
 2012・10・16~12・24
 国立国際美術館 大阪中之島 


 エル・グレコ(1541-1614)はギリシャ生まれで、エル・グレコとは「ギリシア人」という意味の愛称である。クレタ島に生まれて、ローマやベニスで修業して、スペインのトレドに住み、宗教画や肖像画を残した。

 第1章-1 肖像画家エル・グレコ
 自画像等が展示されている。「燃え木で蝋燭を灯す少年」は少年の顔が蝋燭の明かりで明るく照らし出されている。「白てんの毛皮をまとう貴婦人」は整った女性の顔がエル・グレコの他の絵と全く違う。 「ディエゴ・デ・コバル-ビアスの肖像」は、他の画家の絵を見て描いたもので、元の絵も並べて展示されている。顔の描き方だけが全く違うのが妙な感じである。

 第1章-2 肖像画としての聖人像
 連作である聖人の肖像画が並べられている。服の赤と黄色のコントラストに特徴がある。

 第1章-3 見えるものと見えないもの
 聖家族の肖像が展示されている。

 第2章 クレタからイタリア、そしてスペインへ
 イタリア時代の絵は、精密な描写で細かいところまではっきりと描かれている。スペイン時代の絵は、よく見ると細かく描かれていないのに、全体としてまとまっている。

 第3章 トレドでの宗教画:説話と祈り
 「十字架のキリスト」等のキリストを描いたものが4点展示されている。

 第4章 近代芸術家エル・グレコの祭壇画:画家、建築家として
 教会等に飾られる祭壇画が展示されている。最後の部屋にポスターに採用されている高さ3.5mの「無原罪のお宿り」が展示されている。顔が小さく体が不釣り合いに伸ばされた形になっているが、これは下から見上げた時にバランスよく見えるように考えられているとのことである。エル・グレコの描いた絵は、設置された場所に残っているものはないという。美術館にあるから、こうして見ることができるということでもあるが。

 50点程度と多くはないが、大きな絵が多く十分な量である。閉館間際までいると、ほとんど見る人がいなくなりゆっくりと見ることができた。平日の閉館1時間半前くらいに入館して、ひと通り見たあとにもう一度、人の少ない時に見なおしてみるというのが一番いい。 

 見終わって外にでると、辺りは暗くなりかけていた。夕日に逆光で美術館を見ると幻想的である。橋から眺める大阪の風景もめったに見ないので美しかった。

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by nori-126 | 2012-10-25 02:43 | 美術展 | Comments(0)
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