感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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文楽 通し狂言 伊賀越道中双六 第1部 国立文楽劇場

11月17日(日)文楽を見に行った。今月は伊賀越双六道中の21年ぶりの通し狂言である。「沼津」とそれに続く段は、文楽でも歌舞伎でも見たことがあるが、それ以外は初めてである。席は2列13番と前の方に取った。

 寛永11年に伊賀上野鍵屋の辻で起こった荒木又右衛門の伊賀越えの仇討は、「36人斬り」とも言われて、曽我兄弟、赤穂義士と並んで三大仇討の一つとされている。これを近松半二・近松加作が浄瑠璃にしたものである。
 
 通し狂言 伊賀越道中双六
 鶴が岡の段
 
 上杉家の家臣和田行家の息子志津馬が鶴岡八幡宮の警護をしているが、沢井股五郎に陥れられて、傾城瀬川と会い、酒に酔い潰れるという失態を冒す。

 和田行家屋敷の段
 竹本小住大夫/鶴澤清公 松香大夫/清友
 股五郎は行家の屋敷を訪ねて、狙っていた正宗の刀を取ろうと、行家を殺す。だが、刀箱には刀がなく、股五郎は逃げる。

 円覚寺の段
 靖大夫/清??  文字久大夫/藤蔵
 沢井城五郎に匿われている股五郎と人質の母鳴海を交換するために、佐々木丹右衛門が赴くが、鳴海は自害する。引き渡された股五郎は、帰り道で取り返されて、丹右衛門は死に志津馬も負傷する。

 文字久大夫さんは、はじめにしっとりと入って、終始落ち着いた安定した声でよかった。

 唐木政右衛門屋敷の段
 希大夫/龍爾 睦大夫/清志郎 咲大夫/燕三
 志津馬の姉お谷の夫の政右衛門は、仇討の助太刀をするために、親に勘当されたお谷と離縁して、志津馬の妹のおのちと祝言をあげる。

 咲大夫さんが政五郎と五右衛門のはげしいやりとり、おのちの可愛い子どもの声を熱演された。おのちの持つ風車が回るのは、誰かが吹いているのだろうが、わからなかった。

 誉田家大広間の段
 誉田家の剣術指南役を決める試合で、政右衛門は仕官が仇討の邪魔になるからとわざと負ける。ところが誉田大内記は政右衛門の思惑を知っていて、出立を祝う。

 沼津里の段
 津駒大夫/寛治
 呉服屋十兵衛と人足の平作、その娘お米とのやりとりの有名な段である。平作の力ない動きが笑いをさそう。

 平作内の段
 呂勢大夫/清治
 十兵衛は平作が父、お米が妹と気付き、平作も十兵衛fが実の息子と知る。

 千本松原の段
 住大夫/錦糸 胡弓 清公
 十兵衛を追った平作は、仇の行方が知りたいと、腹を切ってまで懇願する。そして親子の名乗りをする。

 住大夫さんのしっとりした声が親子の再会と別れの悲しさを歌いあげる。胡弓のもの悲しい音がさらに盛り上げる。親子の名乗りをするところで、涙がこぼれた。
 


by nori-126 | 2013-11-20 00:59 | 文楽 | Comments(0)
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