感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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秀山祭九月大歌舞伎 昼の部 歌舞伎座

 9月22日(火・祝)、朝から上京して、歌舞伎座の昼の部と夜の部を見た。幕間に菊之助の奥様とお子さんをお見かけした。ひいきに挨拶をしなくてはならず、大変なことである。

一、双蝶々曲輪日記  新清水浮無瀬の場

南与兵衛     梅 玉   藤屋吾妻     芝 雀
平岡郷左衛門   松 江    太鼓持佐渡七    宗之助
堤藤内      隼 人    井筒屋お松     歌女之丞
手代権九郎    松之助    三原有右衛門    錦 弥 
山崎屋与五郎   錦之助    藤屋都       魁 春

 引窓はよく上演されるが、序段に当たる新清水浮無瀬は、めったに上演されない。豪商山崎屋の若旦那与五郎は傾城の吾妻、南与兵衛は都と恋人同士だが、横恋慕する侍の身請け話が持ち上がる。与兵衛が、大金を奪おうとした太鼓持ちを斬ってしまう。番頭が身代わりに捕まる下りが面白い。

 舞台の浮瀬は天王寺近くにあった有名な料亭である。新清水寺の場面では、侍に襲われた与兵衛が傘で宙を舞う。竜田越え奈良街道を歩く時に、清水寺に寄ってみる予定である。

 梅玉は、笛売りとなった与兵衛を飄々と演じて、強さもみせた。錦之助は、頼りない若旦那がよく似合う。芝雀、魁春に可愛さと落ち着きがあった。松之助が狂言回しの役をすると、他の人にはまねできない味がある。

二、新歌舞伎十八番の内 紅葉狩 

更科姫実は戸隠山の鬼女  染五郎   局田毎    高麗蔵
侍女野菊         米 吉   山神     金太郎
腰元岩橋         吉之助   従者左源太  廣太郎
従者右源太        亀 寿   平維茂    松 緑

 能を素材としながら、舞台は鮮やかな紅葉に彩られた派手な装置である。3か所に竹本、長唄、常磐津が配されている。平維茂が紅葉狩りを楽しむ更科姫らに会い、酒宴となる。姫は鬼女の姿を現して立ち回りになる。

 染五郎の女方は珍しい。踊りの動きが少し女性らしくないが、高麗蔵との連れ舞で、扇を使った舞をみせる。松緑は、髭を生やした貴族で品がある。松羽目ものとは違った華やかな舞踊に満足した。

紀有常生誕一二〇〇年
三、競伊勢物語(だてくらべいせものがたり)
 滅多に上演されない珍しい演目である。実の娘と恋人を、恩ある人の身代わりに犠牲にするという、歌舞伎によくある話だが、後味はよくない。あまり派手な場面はなく、しっとりとした進行があまり好まれないのかも知れない。吉右衛門と東蔵が味わい深い演技を見せた。
 
序幕 奈良街道茶店の場
   同  玉水渕の場
大詰 春日野小由住居の場
   同  奥座敷の場

紀有常      吉右衛門    絹売豆四郎/在原業平  染五郎
娘信夫/井筒姫  菊之助     絹売お崎        米 吉
同 お谷     児太郎     旅人倅春太郎  井上公春(桂三長男)
およね      歌女之丞    川島典膳        橘三郎
茶亭五作     桂 三     銅羅の鐃八       又五郎
母小由      東 蔵

 吉右衛門が、はったい茶をしみじみと味わう人情味ある有常を演じた後に、娘を犠牲にする強さを見せた。寺子屋にも通じる難しい役である。東蔵がいい味をみせた。庶民のおかみさんというのが良く似合う。染五郎、菊之助がいいコンビである。菊之助の立ち回りもよかった。
by nori-126 | 2015-09-24 02:43 | 歌舞伎 | Comments(0)
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