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英国ロイヤルオペラ「ドン・ジョバンニ」兵庫芸術文化センター
9月23日(水・祝)、兵庫芸術文化センター「ドン・ジョバンニ」を見に行った。5年ぶりの来日である英国ロイヤルオペラが、マクベスを東京で、ドン・ジョバンニを東京と西ノ宮で公演する。
METライブビューイングでも活躍している世紀のメゾ・ソプラノといわれるジョイス・デドナートが出演するのが楽しみだった。 NHKBSでも放送された、昨年のザルツブルグ音楽祭で、ジョバンニ役をしたダルカンジェロが同じ役をするのが話題で、他のメンバーも含めて、超一流の歌手を集めた引っ越し公演である。席はX20と後の方だった。 兵庫県立芸術文化センター開館10周年記念 英国ロイヤル・オペラ モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 全2幕/イタリア語上演/日本語字幕付 演出:カスパー・ホルテン ドン・ジョヴァンニ:イルデブランド・ダルカンジェロ(バリトン) レポレロ:アレックス・エスポージト(バス・バリトン) ドン・オッターヴィオ:ローランド・ヴィラゾン(テノール) ドンナ・エルヴィーラ:ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ) ドンナ・アンナ:アルビナ・シャギムラトヴァ(ソプラノ) 騎士長(ドンナ・アンナの父):ライモンド・アチェト(バス) ツェルリーナ:ユリア・レージネヴァ(ソプラノ) マゼット(ツェルリーナの夫):マシュー・ローズ(バリトン) ドンナ・エルヴィーラの侍女:チャーリー・ブラックウッド(黙役) ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団(合唱指揮:レナート・バルサドンナ) 管弦楽:ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団 指揮・チェンバロ:アントニオ・パッパーノ 序曲の演奏が始まり、途中から幕が開くと、舞台には2階建のドアの並んだ部屋のセットがあり、まるでマンションの部屋が並んでいるかのようである。プロジェクション・マッピングで、次々と字が書かれていく。これは、ドン・ジョバンニが関係した女性のリストで、レポレロが歌うカタログの歌に繋がって行く。 中央に回転する立方体の家を置いて、回転することでドアの並んだ景色は、部屋の中が見えるような景色に変わる。中央に階段を置いて、人の動きも立体感を出している。回転する家にプロジェクション・マッピングの映像がぴったりとはまっている。両側の装置と合わせると舞台前方で全面をスクリーンにして映像を見せることができる。 芸文に回り舞台がないのは、バックステージツアーで確認済みなので、回転する装置を持ち込んだものであろうし、だからこそ、家が回転する時に、映像が見事にシンクロしているのであろう。 ドン・ジョバンニ役のダルカンジェロは存在感があって、声もいい。歌わない時にも頻繁に舞台に登場して、女性との関係などを暗示する。単なるプレイボーイではない重みが感じられた。 レポレロは、あまり品のよくない要領のいい男のような印象である。ドンを非難しながら、おこぼれをもらおうという魂胆があって、丁度いいのかもしれない。ドンナ・エルヴィーラ役のジョイス・ディドナートはスペイン風のメイクで、歌声が素晴らしい。難しそうに思える所も軽々と歌う。ドンを罵りながら、どこかで未練があるという複雑な心境がよくでていた。 ドン・オッターヴィオのローランド・ヴィラゾンは、声がいいが喉の調子が万全でなかったらしい。アンナを助けてアンナの父の騎士長の仇をとろうと献身的な態度である。アンナ、チェルリーナ役の二人のソプラノの声もよかった。 最後の場面で、ドンジョバンニが単に倒れるだけで、地獄に落ちるという設定でないのは、珍しい演出らしいが、悪人は罰せられるという単純な勧善懲悪を避けたものかもしれない。本場のオペラを一流の歌手でみることができたという満足感が得られた。 終わってから、楽屋口に行ってみると、15人くらいが並んでいた。隣にいた若い女性と話をしたら、ロンドンやイタリアにオペラを見に行くということだった。前の年配の女性は、METを見に行ったことがあるという。 1時間くらい経った頃に、ダルカンジェロがでて来たが、さっと待っていたタクシーで帰ってしまった。指揮者のパッパーノやソプラノの 2人がでてきて、サインをしたり、写真撮影に応じていた。 2時間近く経って、皆のお目当てのデドナートが登場した。黒いガウンのようなものを着て、愛想よく写真撮影やサインに応じてくれた。笑顔が本当に素晴らしい。長く待たされたが満足して家路に着いた。
by nori-126
| 2015-09-24 03:05
| オペラ
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