感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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METライブビューイング2015-16 第3作「タンホイザー」

 12月2日(水)、METライブビューイングをナンバパークスシネマで見た。

METライブビューイング 2015-16 第3作
ワグナー「タンホイザー」
指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:オットー・シェンク
出演:ヨハン・ボータ(タンホイザー)ペーター・マッテイ(ヴォルフラム)
エヴァ=マリア・ヴェストブルック(エリーザベト)ミシェル・デ・ヤング(女神ヴェーヌス)
ギュンター・グロイスベック(領主ヘルマン)

上映時間:4時間32分(休憩2回)[ MET上演日 2015年10月31日 ].言語:ドイツ語

 ワグナーは長いという印象があるが、序曲から長い。長いが好きな曲なので飽きさせはしない。オーケストラピットをずっと映しているので、普通のコンサートでないかと思うほどである。幕が開くとヴェーヌスベルクの暗い森の中である。というより光や緑のない地中のような場所である。薄い衣装をまとった男女が妖艶な踊りを踊っている。タンホイザーが女神ヴェーヌスと目覚める。

 タンホイザーは、女神の世界を去って、元の世界に戻ろうとする。女神の止めるのを振り切ってでていく。中央の道を残して、暗転で峠道になっている。タンホイザーが戻ってきたのを領主らが許す。

 第2幕は、領主の広間でエリザ-ベトがタンホイザーとの再会を喜ぶ。歌合戦にタンホイザーも参加することになるが、愛の歌に反発して、ヴェーヌスベルクに行ったことを漏らしてしまう。皆から責められるのをエリザ-ベトが擁護して、ローマへの巡礼に参加して贖罪を得ることになる。

 第3幕は、再び峠の場面である。タンホイザーの帰りを待つエリザ-ベトは、タンホイザーがいないことに絶望する。遅れて帰ってきたタンホイザーは法王から許しを得られなかったと告白する。やけになってヴェーヌスベルクに戻ろうとする時に、エリザベートの命をかけた祈りが届いて、タンホイザーは救われる。

 舞台装置が見事である。初めの暗い森の中のような世界と明るい広間の世界の違いが際立っている。暗い森の中と峠の道との転換が早くて飽きさせない。

 タンホイザー役のヨハン・ボ-タは、昨年、マイスタージンガーでも主役を演じたが、太い声がよく通る。ペーター・マッティのバリトンもいい。合唱の迫力も感動的である。序曲で演奏されるメロディが劇中でもでてくるので、知っているメロディが多い。一流のワグナー歌手が集結した印象に残る舞台だった。
by nori-126 | 2015-12-03 11:36 | オペラ | Comments(0)
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