感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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吉例顔見世興行 夜の部 京都南座 その2

 12月 17日(水)顔見世興行夜の部の続きである。

第三 信濃路紅葉鬼揃 
 1年前に初演された新作舞踊である。能の「紅葉狩」の詞を使っており、小学生の時に謡として習ったことがあるのを思い出した。舞台は、松羽目だが、松に紅葉がからんでいるのは、目新しい。

 花道から鬼女(玉三郎)を先頭に侍女5人が登場する。全員が能面のような化粧で、能装束なので華やかである。6人の連舞は見事である。平維茂(海老蔵)が登場して、酒を酌み交わす。山神(仁左衛門)が登場して維茂に危険を告げる。後半は歌舞伎風の扮装で、隈取をした6人の鬼女と維茂の立ち回りになる。

 玉三郎は、能装束なのでそのよさが出にくいが、やはり存在感はある。海老蔵は、若武者ぶりがよかった。仁左衛門は、山神であるが少し狂言回しの役どころである。夜の部での出演がこれだけなのは物足りない。歌舞伎の鬼女というのは、隈取が大変怖い。美女との対比であろうが、どうしても好きになれない。

第四 源氏物語千年記念 源氏物語 夕顔  
 新作舞踊である。第一場では、光の君(海老蔵)が、夕顔の花をみつけて、夕顔(扇雀)と出会う。海老蔵は、白塗りの顔に、烏帽子、ピンクの衣装と気品をたたえてぴったりの役である。

 第2場では、青みがかった背景に月がでて、光の君と夕顔が連舞を舞い、御簾の内に消える。歌舞伎では珍しい色っぽい雰囲気に少しとまどったが、雰囲気のある場面である。夜がふけて、六條御息所(玉三郎)の生霊があらわれて、夕顔を呪い殺す。花道から舞台まで、暗闇の中に、玉三郎の姿がかすかに浮かび上がる。夕顔の着物をたたくところでは、着物の赤い色が鮮やかに目立つ。

 第3場は、ぱっと明るくなって、紅葉の美しい池のほとりである。光の君が夕顔の夢をみて、目を覚ますと、季節外れの夕顔の花をみつけるのであった。こういう新作の舞台は、光の使い方が素晴らしくて、舞台装置やライティングに目を奪われてしまう。

吉例顔見世興行 夜の部 京都南座 その2_d0097373_0591719.jpg

by nori-126 | 2008-12-20 21:57 | 歌舞伎 | Comments(0)
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