感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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シネマ歌舞伎 「連獅子」 「らくだ」

シネマ歌舞伎 「連獅子」 「らくだ」_d0097373_1212040.jpg 1月10日(土)、シネマ歌舞伎を見に行った。シネマ歌舞伎は、舞台公演を高性能カメラで撮影したもので、舞台の臨場感を再現しようという試みである。前に「研辰の討たれ」を見て以来、2回目のシネマ歌舞伎である。

 上映された「なんばパークスシネマ」のシアター9は、席がゆったりとしていて隣との間も離れている。映画館の席でこんなにゆったりできるのははじめてだが、眠くなるという心配もある。

 眠駱駝物語 らくだ
 古典落語が題材で、6代目松福亭松鶴の「らくだ」が印象に残っている。松鶴のしわがれた感じのものいいや、酔っぱらった屑屋の開き直るところが、他の人ではまねのできな風情があった。シネマ歌舞伎は、2008年8月の歌舞伎座公演を記録したものである。

 ならずものの馬太郎、通称らくだ(亀蔵)がふぐにあたって死んだところに、兄貴分の半次(三津五郎)がやってくる。そこへ通りがかかった紙屑買いの久六(勘三郎)に声をかけるが、売れるものはない。家主(市蔵)に通夜の酒肴を出させようとするが断られる。久六にらくだを背負わせて大家の家でかんかん踊りをさせて、酒肴を出させる。

 勘三郎が、慣れた調子で笑わせた。死人のかんかん踊りという気味悪い場面もあるが、笑いが絶えなかった。酒を飲むにつれて徐々に大胆になり、偉そうな物言いになるところをうまくみせた。三津五郎は、やくざものにしてはすごみが足りないが、全くの悪役というわけでもないので、おもしろい面もみせてさすがである。

 市蔵と女房を演じた弥十郎の狼狽ぶりがおおげさでおもしろかった。弥十郎の大柄な女形は、みるだけで少し笑いをさそう。半次の妹役の松也は、男役でもきりっとした顔立ちだが、女形でも存在感があった。

 死人を背負って運ばないといけない勘三郎や死人を踊らせる三津五郎は、体力の要る難しい役である。死人が突然一人で踊りだしたり、逆に三津五郎を踊らせるという笑いで、気味の悪い話を緩和していた。

 連獅子 
 山田洋次監督によるもので、シネマ歌舞伎史上はじめて、舞台にカメラをあげて撮影しており、獅子の毛振りを間近で見られる。2007年10月新橋演舞場での撮影である。

 連獅子は、よく上演される舞踊で先代の勘三郎と勘九郎が親子で踊る慣わしを作ったという。昭和51年12月の南座顔見世でこの組み合わせで見たことがある。その後、團十郎と新之助(現海老蔵)、海老蔵と尾上右近の組み合わせでみた。

 勘三郎と息子二人(勘太郎、七之助)による連獅子は、平成12年から何回も行われているが、3人での踊りは2人とは違った迫力がある。舞台に板を敷いて、激しく踏み鳴らす音が心地良い。最後に頭を振り回して長い毛を振る様は、大変な運動量である。親獅子よりも、子獅子のほうが勢いが良くて笑いをさそうことがあるが、勘三郎は体力でまだまだ息子たちに負けていなかった。
by nori-126 | 2009-01-11 00:05 | 歌舞伎 | Comments(0)
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