感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
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カテゴリ:オペラ・バレエ( 66 )

METライブビューイング 2016-17 エフゲニー・オネーギン

 5月24日(水)、METライブビューイングのエフゲニー・オネーギンを見に行った。2013年にMETでネトレプコが出たのと同じ演出で、その時のBDを持っている。

指揮:ロビン・ティチアーティ 演出:デボラ・ワーナー
出演:アンナ・ネトレプコ(タチヤーナ)
ペーター・マッティ(エフゲニー・オネーギン)
アレクセイ・ドルゴフ(レンスキー)
エレーナ・マクシモワ(オリガ)
ステファン・コツァン
上映時間 3時間41分 MET上演日 2017年4月22日

 田舎娘のタチヤーナが、オネーギンに恋して、手紙を書くが軽くあしらわれる。オネーギンの遊び心から、友人のレンスキー   を決闘で殺すことになり、放浪の旅から帰ってくると、タチヤーナは侯爵夫人になっている。オネーギンが、愛を告白するが、彼女は未練があるものの拒否して去っていく。

 オネーギンの性格はわかりにくところがあって、同情はしにくい。タチヤーナを拒否するところだけは、冷静で恋愛に精通する大人のようであるが、最後の方は未練がましくて情けない。タチアナは、純粋な恋する乙女だったのに、公爵夫人になると、別人のようである。地位が上がったので、オネーギンを見下ろしているというのではないのは、恋心が残っているからであるが、それを断ち切るだけの理性がある。可憐な少女と公爵夫人を別人のように演じ分けるネトレプコの演技力はさすがであり、ロシア語がネイティブということも含めて、最高の配役である。

 舞台は、ロシアの雄大な自然を感じられる。家の中からうかがえる外の景色、決闘の場の荒野、最後に二人が会う場面などである。音楽は、前半はチャイコフスキーらしい感じがしない。3幕への前奏曲はダンサーが社交ダンスを踊る、チャイコフスキーらしい曲である。感情の起伏の激しい3幕では、波乱に富んだ曲が演奏される。

 ルネ・フレミングが案内役を務めたが、来シーズンの予告では出演の予定がない。インタビューでゲルプ総裁は、次のシーズンにと言っていたが、引退という事もあり得るのだろうか?




by nori-126 | 2017-05-25 12:33 | オペラ・バレエ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラシネマ「眠れる森の美女」

 5月17日(水)、英国ロイヤルオペラシネマのバレエ「眠れる森の美女」を見た。西宮と大阪の映画館では、朝の上映しかなくて、土、日に行けなかったが、名古屋で夕方からしているとわかり、名古屋ベイシネマに行った。

 名古屋駅から荒子川公園駅に行った。駅前にイオンがあって郊外型のショッピングセンターが駅のすぐ近くにあるというのはあまり見たことがない。TOHOシネマに歩いていった。席はリクライニングで、隣との席にスペースがあるという贅沢なものだが、90人入るところに7人しかお客さんがいない。

英国ロイヤルオペラシネマ バレエ「眠れる森の美女」
【振付】マリウス・プティパ
【音楽】ピョートル・チャイコフスキー
【指揮】クン・ケセルス
【出演】マリアネラ・ヌニェス(オーロラ姫)
ワディム・ムンタギロフ(王子)
クレア・カルヴァート(リラの精)
クリステン・マクナリー(カラボス)
【上演時間】3時間25分


 眠れる森の美女は有名な童話が元で、ストーリーは単純である。オーロラ姫の誕生祝いに招かれなかった魔女が、姫がつむぎ車に刺されて死ぬという呪いをかける。リラの精がそれを100年眠るに変える。つむぎ車に刺されて眠る姫を王子が訪ねて、眠りから覚めさせる。チャイコフスキーの曲は聴いた曲もあり、親しみやすい。話の筋の運びにパントマイムが使われる。

 王子がオーロラ姫にキスをして終わりかと思ったら、そこからバレエが始まる。青い衣装の男女のペア、赤ずきんと狼のペア、もちろん、王子と王女のグラン・パパ・デューなどである。ヌニェスの踊りが、かなり難しいはずなのに、笑顔で簡単そうに見せる余裕がある。この二人は8月に「ルグリ」で来日するので、実際に舞台を見るのが楽しみである。

 名古屋駅でひつまぶしを食べた。カウンターがあって一人で気軽に食べられるのがいい。

 

by nori-126 | 2017-05-18 14:45 | オペラ・バレエ | Comments(0)

MET ライヴビューイング 2016-17  イドメネオ

 5月7日(日)、METライブビューイングを見た。大阪ステーションシネマは、観客がほぼ満員だった。前日夜に、HPを見ると4列目以降は予約済みで、4列目に残った唯一の席を予約した。HGSOさんに会ったら、早くに来場してチケットを買ったということで、入場できなかった人もいたらしい。どうして人気があるのかわからない。

 モーツアルトの24歳の時の作曲で、見るのははじめてだった。オペラ・セリアという神話などを題材にしたもので、伝統的なオペラである。捕虜の王女との恋、三角関係は、アイーダに似ているが、ハッピーエンドなのが救いである。

第8作 モーツァルト《イドメネオ》          
指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:ジャン=ピエール・ポネル
出演:マシュー・ポレンザーニ(イドメネオ)、アリス・クート(イダマンテ)
エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー(エレットラ)、ネイディーン・シエラ(イリア)
MET上演日:2017年3月25日 上映時間:4時間25分(休憩2回)

 舞台装置は壮大な作りであり、神話を元にしたオペラらしい荘厳な感じがした。いけにえに息子をささげないといけなくなったイドメネオの悩みをポレンザーニが見事に表現して、心理劇のようなわくわく感があった。

 

 



by nori-126 | 2017-05-08 02:01 | オペラ・バレエ | Comments(0)

MET ライヴビューイング 2016-17  椿姫

 4月9日(日)、METライブビューイングを見に行った。椿姫は、佐渡裕プロデュースで、舞台を見たことがある。ヴィリ―・デッカーの演出は、2005年にザルツブルグ音楽祭で、ネトレプコで初演されて話題になった、斬新なもので、それをDVDで見たことがあるので驚かなかった。

METライブビューイング 第7作 ヴェルディ「椿姫」             
指揮:二コラ・ルイゾッティ 演出:ヴィリー・デッカー
出演:ソニア・ヨンチェヴァ(ヴィオレッタ・ヴァレリー)
マイケル・ファビアーノ(アルフレード・ジェルモン)
トーマス・ハンプソン(ジョルジョ・ジェルモン)
MET上演日:2017年3月11日 上映時間:2時間51分

 舞台は半円形の壁に囲まれて、大きな時計とソファしかない。後ろの壁の上に人が現れるようになっている。最初から、医師が登場して、ヴィオレッタを見守っている。結核という不治の病に侵されているということを、強調しているようである。

 貴族達は男も女も背広姿で、華やかな貴族の衣装ではない。衣装などに気を取られないで、登場人物の心情を理解して欲しいという意図だろう。しかし、ヴィオレッタが高級娼婦で、貴族からは特別にみられているという感じは知っていないと理解しにくい。

 ヨンチェヴァは、妖艶な感じがよくでていた。マイケル・ファビアーノは、何年か前に、METのオーディションに合格するドキュメンタリーがWOWWOWで放映された。ここまでの役ができるようになったということだろうが、演技には少し物足りないものがある。

 時代を変えて、簡潔な舞台装置での上演は、何度も古典的な演出を見た人には、新鮮なのであろうが、何か物足りないものがある。

by nori-126 | 2017-04-10 02:35 | オペラ・バレエ | Comments(0)

小澤征爾オペラプロジェクト「カルメン」ロームシアター京都

 3月22日(水),京都でオペラを観た。小澤征爾さんが2000年から続けている、音楽塾の公演があった。昨年、初めて「メリーウイドウ」を観て、贅沢な舞台に感銘を受けた。カルメンの舞台は2015年9月に、堺シティオペラで見たことがある。METライブビューイングでも見たことがある。

 三条京阪駅からタクシーに乗った。ロームシアター京都は初めてだが、複合の建物で立派である。交通の便がもう少し良いといいのだが。客席にかなりの傾斜があって、オペラの公演に適している。席は1階20列10番だった。

 小澤征爾さんが、交代で指揮をする 村上寿昭さんと登場すると、大きな拍手が起こった。軽快な序曲に続いて、舞台にドン・ホセが銃殺される場面が挿入された。最後のシーンと繋がっている。佐渡裕プロデュースの椿姫でも同じ演出があった。全体を回想のように見せる効果がある。

 第1幕は、舞台奧を大きな城壁のような石の壁が占めて、その上を人が歩ける。下手に工場入り口への階段があり、舞台奧は少し傾斜になっている。

 第2幕は壁はそのままに、酒場となり、フラメンコを踊る舞台が置かれている。壁の上から、闘牛士のエスカミリオが颯爽と現れる。ホセとカルメンが二人だけになって、部屋の壁を模した幕とベッドが現れる。

 第3幕は、山中の密輸仲間の野営地だが、城壁の壁を取り払って、巨大な岩場を配置した。第4幕は、暗転で、再び城壁を置くという舞台転換に驚かされた。闘牛士の入場の場面は、合唱団や子どもたちで、華やかである。そして、ドン・ホセとカルメンが二人きりになる時に、城壁のアーチが扉で閉じられて、密室のようになる。

 ドン・ホセがカルメンを刺した後で、兵士が登場して、ドン・ホセを銃殺にするということで、一番初めの場面に戻るということになる。

 オペラでは普通は、台詞が無いのに、説明的な所は台詞になっていた。ビゼーのオリジナルは台詞だが、レスタティーボにしているのが多いという。プログラムには、歌うよりも台詞を言う方が難しいと書かれていた。

 豪華な舞台と、力強い合唱団、歌手は超一流ではないが、これからが期待できる新進気鋭のメンバー、オケは若い人達だが、鍛えられている。何よりも豪華な舞台で、これぞオペラという醍醐味を味わうことができた。終わってから、地下鉄の東山駅まで歩いて、京阪電車で帰った。京橋で電車を降りようとしたら、ピアニストのTJMTさんに会った。

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by nori-126 | 2017-03-23 08:25 | オペラ・バレエ | Comments(0)

MET ライヴビューイング 2016-17 ルサルカ

 3月19日(日)、METライブビューイングを梅田ステーションシネマで見た。「ルサルカ」は前にMETで、ルネ.フレミングが演じたのが、WOWWOWで放送されたのを見たことがある。今回は、メアリー・ジマーマンによる新演出である。

METライブビューイング 第6作 「ルサルカ」新演出 チェコ語
指揮:マーク・エルダー 演出:メアリー・ジマーマン
出演:ルサルカ:クリスティーヌ・オポライス
王子:ブランドン・ジョヴァノヴィッチ
イェジババ:ジェイミー・バートン
外国の王女:カタリーナ・ダライマン
水の精 ヴォドニク・・・エリック・オーウェンズ
上映時間 3時間53分(休憩2回)[ MET上演日 2017年2月25日 ]

 人間の王子に恋した水の清ルサルカが、魔女に頼んで声を失うという条件で、人間の姿に変えてもらう。王子は彼女と結婚することになるが、外国の王女に心奪われる。失意のルサルカを王子は追っていく。 

 第一幕で歌われるアリア「月に寄せる歌」は、サラ・ブライトマンで聴いたことがある。オポライスの声は、よく響き、苦悩するルサルカの演技も素晴らしい。フレミングとは違う、妖艶な感じがある。ジェイミー・バートンは、「ナブッコ」で悪役の娘を演じたが、魔女の役の方が似合っているかもしれない。

 舞台は、ルサルカの住む湖は、暗くて陰湿な感じである。幕間にジマーマンが話したように、ルサルカが人間になった第2幕は、明るい舞台に黄色い花を散りばめている。 

 第2幕では、ルサルカは声を出せないので、当初は、歌わないというオペラには似つかわしくない設定だが、最後に方で歌う。王子にキスをして王子は死ぬということだろうが、ルサルカが静かに去っていくのはどういうことなのだろうか?

 ドボルザークの音楽は素晴らしく、劇的である。チェコ語なので、全く言葉がわからないのは落ち着かない。独・伊・仏語なら、わずかでも知った単語が聞こえてくるのだが。

by nori-126 | 2017-03-20 01:43 | オペラ・バレエ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラシネマ「イル・トロヴァトーレ」

 3月8日(水)、西宮ガーデンズのTOHOシネマでオペラを見た。「イル・トロヴァトーレ」は、METライブビューイング2015-16で、アンナ・ネトレプコで見たことがある。怨念や復讐が基調の残虐なストーリーであるが、音楽は美しい。

英国ロイヤル・オペラハウス・シネマ「イル・トロヴァトーレ」
演出:ディヴィッド・ベッシュ
指揮:リチャード・ファーンズ
出演:リアンナ・ハルトゥニアン(レオノーラ)
グレゴリー・クンデ(マンリーコ)
アニタ・ラチヴェリシュヴィリ(アズチェーナ)
ヴィタリー・ビリー(ルーナ伯爵)
2017年1月 英国ロイヤルオペラハウス

 時代設定を現代にしている。戦車やキャンピングカーがでてくる。現代なのに、火あぶりという言葉が出てくるのは違和感がある。舞台は暗い色彩で、シンプルである。野外ということで、背景はほとんど何もない。火を使った演出で、最後にはハート型の大きな枠組みに火が付く。

 アズチェーナを歌ったラチヴェリシュヴィリは、METでカルメンを歌った。カルメンの華やかさとは違った暗いキャラを演じた。最後に小さい声で消え入るように歌う声が素晴らしかった。レオノーラのハルトゥニアンは、ネトレプコに比べると、存在感がないように思われた。レオノーラの意志を通す強さが感じられなかった。

 

by nori-126 | 2017-03-13 17:40 | オペラ・バレエ | Comments(0)

MET ライヴビューイング 2016-17  ロミオとジュリエット

 2月26日(日)、METライブビューイングを見に行った。

第5作 グノー《ロメオとジュリエット》 新演出 
指揮:ジャナンドレア・ノセダ 演出:バートレット・シャー
出演:ディアナ・ダムラウ(ジュリエット)
ヴィットーリオ・グリゴーロ(ロメオ)
エリオット・マドール(マキューシオ)
ミハイル・ペトレンコ(ローラン神父)
MET上演日 2017年1月21日 上映時間:3時間15分(休憩1回)

 METで多くの演出を手掛けているシャーの新演出である。舞台は中世の暗い色調の建物の外壁を見せて、転換はないが、舞台の中央が、屋敷の中になったり、遺体安置所になる。外壁は、ロミオが2階のジュリエットに会おうと、よじ登る壁でもある。インタビューで、演劇の演出もするシャーは、舞台が変わらない演劇をイメージしたと話していた。

 タイトルロールの二人の存在が圧倒的である。ダムラウは、前半では元気で走り回る世間知らずの娘を演じて可愛いが、後半では、愛を貫く意志の強い大人の女を演じている。年齢のギャップを忘れてしまうほどである。

 グリゴーロも愛する女のために、意志を貫こうとする大人の男性を演じて、風格さえ感じさせる安定感があった。二人での二重唱が4曲あり、ダムラウの澄んだ声とグリゴーロのテノールが、二人の悲しい運命を歌い上げる。

 

by nori-126 | 2017-02-27 01:49 | オペラ・バレエ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラハウスシネマ バレエ「くるみ割り人形」

 2月12日(日)、英国ロイヤルオペラハウスシネマのバレエを見に行った。バレエの公演を見たことはなく、シネマとはいえ、初めてのバレエ鑑賞である。全くの初心者としては、くるみ割り人形は、最適のように思われる。楽しいおとぎ話であり、何よりも知っている曲が多い。

英国ロイヤルオペラシネマ バレエ「くるみ割り人形」
振付 ピーター・ライト/レフ・イワノフ
指揮 ボリス・グルージン
出演 フランチェスカ・ヘイワード(クララ)
   ローレン・カスバートソン(こんぺいとうの妖精)
   ギャリー・エイヴィス(ドロッセルマイヤー)
   フェデリコ・ボネッリ(王子)
   アレクサンダー・キャンベル(ハンス・ペーター/くるみ割り人形)
   平野亮一(アラビアン・ダンサー)
【上演時間】2時間39分(休憩時間:約12分)

 ネズミの王の呪いでくるみ割り人形にされた、魔術師ドロッセルマイヤーの甥ハンス・ペーターを救うために、クララは冒険にでる。ネズミの王を倒した褒美にクララとハンスはお菓子の国へと招待される。

 舞台の転換が見事で、ドロッセルマイヤーの部屋、クリスマスパーティの屋敷、お菓子の国の幻想的なお城などが、スクリーンを使って、休みなく舞台転換される。

 ドッセルマイヤーは、手品を披露する。クリスマスツリーが大きくなるのが壮大である。踊りは、アラビアンダンス、中国のダンス、コザックダンスなど変化に富んでいる。金平糖の踊りは24人の群舞で壮観である。一人で踊る崔由姫さんは、北九州の出身で、愛らしい表情で、高度な技術を見せてくれる。

 ローレン・カスバートソンの踊りが素晴らしい。膝を少し曲げて、片足を平行に上げた時の形(アティテュードというらしい)、真上に挙げて一直線になった時の形(パンシェ)が優雅である。極限までに体を鍛えて、体力の限界まで駆使しながら、それを優雅にみせる。王子とのパ・ドゥ・デュー(男女の踊り)では、グラン・パ・ドゥ・デューといって、決まった形式で踊られる。入場ー二人の緩やかな踊りー女性の踊りー男性の踊りー二人の動きのある踊りで構成される。

 あまりに感動したので、15日に西宮ガーデンズのTOHOシネマで2回目を見た。1回目の第1幕で少し寝てしまったが、2回目はしっかりとみた。

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by nori-126 | 2017-02-13 01:56 | オペラ・バレエ | Comments(0)

MET ライヴビューイング 2016-17 ナブッコ

 2月8日(水)、METライブビューイングのナブッコを見に行った。有名な合唱曲「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」がナブッコの中の曲であることを最近知って、それを聴くのが楽しみだった。「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」でも紹介していた。作曲に消極的だったヴェルディが、この詩を見て、作曲する気になったという。それが、3作目にして、初めての大ヒットとなった。

METライブビューイング 2016-17 第4作
ヴェルディ「ナブッコ」
指揮:ジェームス・レヴァイン 演出:エライジャ・モシンスキー
出演:プラシド・ドミンゴ(ナブッコ)
   リュドミラ・モナスティルスカ(アビガイッレ)
   ジェイミー・バートン(フェネーナ)
   ラッセル・トーマス(イズマエーレ)
   ディミトリ・ベロセルスキー(ザッカ―リア)
上映時間 3時間3分(休憩1回)MET上演日 2017年1月7日

 幕間に、METの総裁、P.ゲルプがプラシド・ドミンゴと指揮者のレヴァインに話を聞いた。二人の話は奥の深いものである。舞台は、廻り舞台を使って、一面は、バビロニアの神殿、もう一面は、ヘブライ人の砦などに使われる。ヘブライ人が、大きな石組みの舞台で、故郷を思って歌う「行けわが想いよ、黄金の翼に乗って」は、圧巻である。楽譜を取り寄せてみると、初めの方は斉唱であるが、複雑な音符からなる難しい曲である。

 ドミンゴは76歳というが、バリトンの声は迫力がある。他の歌手の声もそれぞれ、役にぴったりの声がでていた。ストーリーもよくできていて、複雑な親子や姉妹の関係や敵同士の恋愛などが織り込まれている。ヴェルデイの曲のよさは、、初めて聴いてもよくわかる。



by nori-126 | 2017-02-09 00:00 | オペラ・バレエ | Comments(0)