感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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カテゴリ:美術展( 122 )

台北國立故宮博物院 北宋汝窯青磁水仙盆 大阪市立東洋陶磁美術館

 3月15日(水)、昼から北宋汝窯の青磁を見に行った。台北国立故宮博物院の所蔵する4点が海外初公開、初来日というのが話題である。

台北 國立故宮博物院 北宋汝窯 青磁 水仙盆
2016.12.10ー3.26
大阪市立東洋陶磁美術館

 北宋時代(960-1127年)に宮廷用の青磁を作った汝窯は、淡い青色系の色を追及した。端正な形と合わせて、究極の美に到達している。台北の故宮博物院から、4点の水仙盆と清朝で作られた倣い1点が出品されている。また、東洋陶磁美術館所蔵の1点も出点されている。わずか6点の展示であるが、一つの部屋に収められたこれらの作品は、他に類のない、ひとつの世界を形づくっている。

 清朝の景徳鎮窯で作られた1品は、色が汝窯とは全く異なる。汝窯の青磁の色は再現することができなかったということであろう。紫檀の台座も同時に展示されている。乾隆帝が作らせたものである。水仙盆の底に、乾隆帝の書かせた詩があるが、これも見えるように、展示されている。

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by nori-126 | 2017-03-16 12:33 | 美術展 | Comments(0)

第63回日本伝統工芸展 京都展 京都高島屋

 10月12日(水)、メアリー・カサット展をみた後に、バスで四条河原町の高島屋に行った。日本伝統工芸展が全国を巡回して開催されている。NHK「日曜美術館」で、賞を授与された作品と出展者の紹介をしているのをみて、見てみたいと思った。

 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門に多くの作品が展示されている。重要無形文化財保持者、受賞作家、近畿在住の作家の作品など300点近い。テレビ番組でも紹介していた、面白い年輪の模様のある楓を使った曲面の飾箱、細かい金具の模様を重ねた七宝の鉢、紙貼の人形、計算された釉薬の流れが作る三菜の鉢などが印象に残った。仕切りの金具を残した七宝などは細かくてよく見えないくらいである。人の手でこんなものが作れるのかという驚きがあった。

 出展している作家さんが何人かおられて、学生らしき人達に作品の説明をしておられた。直に話を聴くことは貴重な機会であろう。道を究めようとしている人たちの熱意を見ることは、感動さえ覚える。

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by nori-126 | 2016-10-14 10:00 | 美術展 | Comments(0)

メアリー・カサット展 京都国立近代美術館

d0097373_02075355.jpg 10月12日(水)、京都に展覧会を見に行った。午後4時前と少し遅かったせいもあるのか、お客さんが少なくてゆっくりとみられた。

 メアリー・カサットの名前を聞いたことはあるが、今までにまとめて作品をみる機会はなかった。NHK日曜美術館で特集をしていたのを見た。

 メアリー・カサット(1844-1926)はアメリカ生まれで、パリで活躍した。ドガとの出会いから印象派展に参加した。母子を描いた作品で有名で、「母子像の画家」として知られる。

メアリー・カサット展
2016・9・27ー12・4
京都国立近代美術館

 「バルコニーにて」という絵や「桟敷席にて」という初期の絵は、写実的で緻密な描き方である。1980年以降は、母と子の姿を描いたものが多い。「浜辺で遊ぶ子どもたち」という絵は幼い女の子二人を描いていて、愛らしい。姉を亡くした後に描かれたと知ると、余計に愛おしい。

 母子を描いた作品は、子を見つめる母の眼差しが優しい。母子が同じものを見ているという構図もある。同時代の女性画家であるベルト・モリゾの絵や影響を受けたという歌麿、北斎の版画、ドガ、ピサロなどの作品も展示されている。カサットの版画なども多いので、油彩としての作品数は物足りないものがあるが、まとめて展示されることの少ない(日本では35年ぶりの回顧展とか)画家の作品をまとめて見られたということで満足できた。

 

by nori-126 | 2016-10-13 02:19 | 美術展 | Comments(0)

ルノワール展 国立新美術館

 5月28日(日)、東京へオペラを見に行くのに、早朝ののぞみで東京へ向かった。東京駅から乃木坂駅へ行き、出口を出たすぐに、国立新美術館がある。開館の30分ほど前で、70人くらいが並んでいた。

オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵
ルノワール展
2016.4.27-8.22
国立新美術館

 会館時間になると一定の人数ずつを入場させた。中に入ると入り口近くは人がいても、先の方へさっさと進むと人が少ない。まず、今回初めて来日をした「ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会」を見た。手前に座っている人は、ルノワールの知人がモデルになっている。少し後ろにダンスをしているカップルがあり、後方は雑多な感じで人が描かれている。モンマルトルにあったムーラン・ド・ギャレットについての説明があった。

 広い壁面に2枚の大きな絵が並べられていて、「田舎のダンス」と「都会のダンス」である。45年ぶりに揃って来日したとのことである。

 「ピアノを弾く少女たち」は音楽の教科書の表紙に使われる有名な絵で、35年程前にパリで見たことがある。「ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル」も知られた名画である。

 「草原の坂道」、「ブランコ」などの有名な絵を含めて、肖像画や裸婦を描いたものなど、ルノワールの変遷する絵の様式を追いかけることができる。久しぶりに大満足の美術展だった。

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by nori-126 | 2016-05-30 01:12 | 美術展 | Comments(0)

生命大躍進 大阪市立自然史博物館

 4月26日(火)、昼に生命大躍進展を見に行った。昨年9月に東京上野の国立博物館で開催されたのを見に行ったが、家族連れなどで人が一杯で、ゆっくりとみられなかった。平日なら人が少ないと思って出かけた.

 行く前に地下鉄長居駅近くでハンバーグを食べた。店内に60年代の曲が流れていてなつかしかった。「恋のパームスプリング」なんて曲は涙がでそうなくらい懐かしい。

 特別展 脊椎動物のたどった道
 生命大躍進
 2016.4.16-6.19
 大阪市立自然史博物館

 長居公園はいい天気で、人が散歩などしていた。会場は人がほとんどいないくらいでゆっくりとみられた。細かい標本は近くで見られた。ただ、東京では実物だったウミサソリ、ジュラマイア、イーダは大阪では複製標本だった。アノマロカリスとピカイアは実物化石だった。

 改めて生命進化の不思議を思う。一つは何十億年も前に発生した生命が、連綿として続いている不思議である。祖先が途中で子孫を残さずに死んでしまうと今の生命は存在していないことになる。

 もう一つは、人類という高度な生命に進化してきた不思議である。生命の大量絶滅という自然現象や、様々な機能の進化で人類が誕生したのは、奇跡としか思えない。同じことが他の星で起こり得るとは思えないくらいである。

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 アノマロカリス ↓
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by nori-126 | 2016-04-27 13:00 | 美術展 | Comments(0)

モネ展 京都市美術館

 4月20日(水)、ルノワール展と同時に開催されているモネ展に行った。入口が別で、入場料が二重に要る。ほとんどの人が両方とも見るだろうが、内容からいうと金を返して欲しいという心境である。目玉でポスターにもなっている「印象、日の出」が3月21日までの限定展示で見られなかったので、余計にがっかりである。

 マルモッタン・モネ美術館所蔵
 モネ展
 2016.3.1~5.8
 京都市美術館

 家族の肖像
  モネの描いた家族の肖像やルノワールの描いたモネやモネ夫人の肖像画が展示されている。
 若き日のモネ
  鉛筆で紙に書いたデッサンがほとんどである。
 収集家としてのモネ
  ドラクロワ、ブーダン、ピサロ、ルノワール、シニャックらの水彩画、彫刻などが展示されている。
 モチーフの狩人
  風景画が展示されている。
 睡蓮と花ージヴェルニーの庭
  有名なシリーズである睡蓮の絵が展示されているが、風景よりも水面を描いたものが多い。
 最晩年の作品
  76歳からのしだれ柳や睡蓮の絵は、抽象画のように様々な絵具の色が踊っている。形が何かということもわかりにくい。今までに展示されることの少ない作品だと思う。
 
by nori-126 | 2016-04-21 10:35 | 美術展 | Comments(0)

ルノワール展 京都市美術館

 4月20日(水)、京都市美術館のルノワール展に行った。各地でルノワール展が行われているが、日本ではルノワールは人気がある。ルノワールと銘打てば人が入るというのもあるのだろう。

光紡ぐ肌の ルノワール展
2016.3.19~6.5
京都市美術館

 女性やこどもの肖像画が多い。浴女や裸婦の絵もかなりあって、ルノワール特有の肌の色を満喫することはできる。それが光紡ぐ肌というタイトルにもなっている。

 初来日である「昼食後」という絵が目玉ということになる。モデルとなる人達の説明がされたいた。

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by nori-126 | 2016-04-21 10:32 | 美術展 | Comments(0)

ボッティチェリ展 東京都美術館

 3月21日(月・祝)、歌舞伎座昼の部が終わって、上野の東京都美術館のボッティチェリ展に行った。35年前にフィレンチェのウフィツィ美術館で有名な「春」と「ヴィーナス誕生」を見たことがある。この時はいろいろな美術館で、印象派などの絵を見ていたので、あまり感動しなかった。

 それ以外にボッティチェリの絵を見る機会はなかった。今回、20点もの作品が展示されるのは、貴重な企画である。書物の聖母と言われる聖母子像は、初来日である。同時代のラファエロやダ・ビンチとの比較をすると、もっと楽しめる画家なのかもしれない。

日伊国交樹立150周年記念
ボッティチェリ展
2016年1月16日(土)~4月3日(日)
東京都美術館

 ボッティチェリの絵の他に、彼の師であるフィリッポ・リッピとその子のフィリッピ―ノ。リッピの絵が多く展示されていた。

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by nori-126 | 2016-03-22 01:34 | 美術展 | Comments(0)

カラヴァッジョ展 国立西洋美術館

d0097373_22205795.jpg 3月21日(月・祝)、銀座で泊まった次の朝に、上野の国立西洋美術館でカラバッジョ展を見た。開館少し前に行くと、50人くらいが並んでいた。それほど待たないで入れた。

 西洋美術を見るようになって、カラヴァッジョという画家の名を知った。少しリアルな感じで、他の宗教画とは異なる魅力があった。殺人を犯して逃亡したというのも印象に残っている。ただ、まとまった形で絵を見る機会はなかった。

 ミケランジェロ・カラヴァッジョ(1571-1610)は、バロックの原動力となり、ルーベンスやレンブラントに影響を与えたとされる。現存する絵は60点強と言われており、移動できないものも多い。その内、11点が展示されている。

 「女占い師」は、手相を見るふりをして指輪を抜き取る様子が描かれている。
 「トカゲに噛まれる少年」痛みを表す表情がリアルである
 「ナルキッソス」水面をのぞき込むナルシス
 「果物籠を持つ少年」人物画と静物画が一つになっている
 「バッカス」
 「マッフェオ・バルベリーニの肖像」
 「エマオの晩餐」食卓の人に横から光が当てられている
 「メドウーサ」
 「洗礼者聖ヨハネ」
 「法悦のマグダラのマリア」
 「エッケ・ホモ」3人の画家に競作させたとされる1枚 チゴリの作品も展示

 カラヴァッジョの影響を受けた画家をカラヴァジェスキと呼ぶ。若手画家が芸術運動を起こして、各地に波及させた。ド・ラ・トゥール、ブルッヘンらの絵が展示されている。

 史料として、刀剣の不法所持、裁判記録などが展示されているのが、カラヴァッジョならである。
by nori-126 | 2016-03-22 01:29 | 美術展 | Comments(0)

フェルメールとレンブラント 京都市美術館

d0097373_238727.jpg 12月16日(水)、京都市美術館に行った。メトロポリタン美術館所蔵のフェルメールの「水差しを持つ女」が初来日しているが、あまり話題になっていない。平日午後ではあるが、お客さんは多くなかった。

フェルメールとレンブラント
17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち
世界劇場の女性
2015.10.24-2016.1.5
京都市美術館

 1600年から約1世紀のオランダ美術の黄金時代の作品を、時代別に展示して流れを解説してある。今までに見たことのあるような絵が、テーマ別に展示されていて、わかりやすい。

 Ⅰ ハーレム、ユトレヒト、アムステルダムーオランダ黄金時代の幕開け
 
 Ⅱ オランダ黄金時代
 Ⅱ-1 風景画家たち
 オランダの風景を描いた画家たちの絵が展示されている。名前を聞いたことがあるのはファン・ライスダールくらいだろうか。

 Ⅱ-2 イタリア的風景画家たち
 異国の風景が求められるようになり、イタリアの風景が描かれるようになった。

 Ⅱ-3 建築画家たち
 前に見たことのある教会の内部などを描いた絵が並べられている。

 Ⅱ-4 海洋画家たち
 
 Ⅱ-5 静物画家たち
 テーブルの上の果物などを精密に描いたもので、前に同じようなのを見たことがある。それにしてもブドウや  の質感をどうして描いているのかと感心させられる。

 Ⅱ-6 肖像画家たち
 肖像画は西洋美術では、よくみるが、あまり変化のない同じようなものばかりで、いかにも貴族から頼まれて画家が描いたという感じである。

 Ⅱ-7 風俗画家たち
 フェルメールの「水差しを持つ女」が展示されている。40cm四方の小さい絵である。窓から入る光は、フェルメールにしてはあまり強い感じがしない。女性の顔がぼんやりした感じであるが、テーブルや置かれている物はしっかりと描かれている。フェルメールの展示で、人がほとんど並ばないのを見るのは初めてかも知れない。

 他にヤン・ステーンの寓意画、デ・ホーホの「女性と召使いのいる中庭」(日本初公開)が展示されていた。

 Ⅲ レンブラントとレンブラント派
 レンブラントの肖像画「ベローナ」が展示されている。メトロポリタン美術館所蔵で日本初公開である。鎧をまとった女性の精緻な絵である。これがレンブラントらしいのかどうかよくわからない。

 Ⅳ オランダ黄金時代の終焉
 
 
by nori-126 | 2015-12-19 02:43 | 美術展 | Comments(0)