感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
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カテゴリ:美術展( 127 )

橋本関雪展 兵庫県立美術館

d0097373_15295754.jpg 10月2日(水)昼から橋本関雪展に行った。阪神の岩屋駅から兵庫県立美術館まで歩いた。1か月少しの会期だが、平日のせいもあるのか人は多くなかった。兵庫県立美術館は兵庫ゆかりの画家を取り上げることがあり、見る人が多くなくても企画は評価されるに値する。

 生誕130年 橋本関雪展
 豪腕画人 関雪登場 
 2013年9月14日(土)-10月20日(日)
 兵庫県立美術館

 橋本関雪は神戸市中央区に明治16年に生まれた。竹内栖鳳に入門して、文展で活躍した。やがて新南画とよばれる領域を開いた。昭和20年に61歳で亡くなった。

 第1章 誕生から文展入選まで
 第2章 文展での活躍
 第3章 南画と関雪
 第4章 動物画の世界
      「唐犬図」は前に見たことがある。
 第5章 戦争そして晩年

 画家の歴史をたどる美術展で、画風が変わっていくのを見ることができる。大きな屏風絵が多く展示されていて迫力がある。ただ、華やかではあるが、まとまり過ぎているような印象を受ける。日本画における関雪の評価はどうなのだろうか?「玄猿」という猿を描いた絵はいかにも日本画という繊細な絵である。
by nori-126 | 2013-10-06 15:18 | 美術展 | Comments(0)

谷文晁 サントリー美術館

 8月25日(日)、東京での委員会に出席する前に、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館に行った。日曜日で最終日なので、人が多かった。

 谷文晁は江戸時代後期の絵師であり、名前は聞いたことがあるが、ほとんど絵を見た記憶はない。「この絵師、何者!?」というコピーが、的を得ている。文晁は、狩野派、丸山四条派、土佐派、洋風画などの各画法の折衷に努めた巨匠である。

 展示されている墨絵や山水図などは、様々な様式を示しており、中には洋画と水墨画の手法が1枚の絵にみられるものもある。

 谷文晁 生誕250周年
 2013.7.3ー8.25
 サントリー美術館 六本木・東京ミッドタウン


 文晁は松平定信や大阪の木村兼葭堂などの文化人と交流があった。展示替えで見られなかったが、木村兼葭堂の肖像画も出品されていた。大阪市立中央図書館の南端に「木村兼葭堂宅跡」の碑が建っているのを見たことがある。江戸時代後期の物産学者で、貴重なコレクションを全国から訪ねる人があったとされる。

 文晁は「石山寺縁起絵巻」の詞だけで絵のなかった巻六、七を描いており、それが展示されていた。当時は大家として知られていたということだろう。芸術家というよりも、学者、文化人として活躍した人という印象である。

 特に、感銘を受けた絵はなかったが、谷文晁という画家のことを知ることができてよかった、すっきりしたという美術展だった。

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by nori-126 | 2013-08-25 23:46 | 美術展 | Comments(0)

貴婦人と一角獣展 国立国際美術館 大阪中之島

d0097373_13567.jpg 8月21日(水)夕方、国立国際美術館に「貴婦人と一角獣展」を見に行った。フランス国立クリュニー中世美術館が所蔵する、西暦1500年頃に作られたとされる6面の連作タピスリーである。フランス国外に出るのは2度目ということなので、奇跡の初来日というのもうなづける。

 4時前に入館して閉館の5時までいたが、人が少なく空いていた。若い女性が多くて、年配の人が少なかったのは、絵画の美術展とは違って、美術愛好家が注目していないからだろうか?

 美術館の入口のガラスには、タピスリーの図案が描かれていた。入場券販売所の横に、顔を出して写真を撮るためのパネルがあり、貸出用の一角獣の角が置いてあった。前に「真珠の首飾りの少女」でもみたことがある。

 フランス国立クリュニー中世美術館所蔵
 貴婦人と一角獣展
 2013.7.27-10.20
 国立国際美術館 大阪・中之島


 入って一番最初の部屋に、6面のタピスリーが並べられている。大きさは3.7m×3~4.7mあり、一面の壁に3枚、3面の壁に1枚ずつである。いずれも貴婦人が中央にいて、侍女がいるものもある。左右に獅子と一角獣がいて、紋章のついた旗を持っている。松などの木があって、背景はぎっしりと花が描かれており、いろいろな動物が描かれている。

 貴婦人が一角獣の角に触れているのが「触覚」、鳥が菓子をついばんでいるのが「味覚」、猿が花の匂いを嗅いでいるのが「嗅覚」、オルガンを弾いているのが「聴覚」、一角獣が鏡を覗いているのが「視覚」を現しているとされる。残る1枚は、天幕に「我が唯一の望み」と描かれていて、何を現しているか謎である。

 次の部屋では、これらの図案を比較した映像が流れていて、少しずつ異なる描写が面白い。次の部屋には、描かれている木、花、動物が並べられている。これらを見て、もう一度、タピスリーの部屋に戻って見直してみた。織物でどうして可能なのかと思うくらい緻密である。まるで絵に描いたようである。かなり近づいて見られるが、どうなっているのか不思議である。

 展示は他に、宝石箱や関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなど、タピスリーの理解に参考になるものが出品されている。
  
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  国立国際美術j館   ↓
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by nori-126 | 2013-08-22 02:54 | 美術展 | Comments(0)

フェルメール光の王国展 阪急うめだ本店

 7月10日(水)阪急うめだ本店で開催されている美術展に行った。

 フェルメール光の王国展 
 2013.6.26-7.15
 阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
 

 フェルメールの全37点のり・クリエイト作品を展示したもので、当時の色彩に近づけて、原寸大で複製したものである。所蔵美術館と同じ額装がされている。

 ずらりと並んだ絵は、実物をみたものもあるし、写真でみたものもある。全く見たことのない絵は、フェルメールの絵として数えられていないものが入っているのかも知れない。真贋のわからないものもあって、何点残されているかは明らかではない。

 見たことのある絵でも、こんなに小さかったのかと驚いたものもある。現物を見る時は、大きく見えていたのだろう。一度にこうしてみてしまうと有難味が少ないこともあって、拍子抜けをした。絵の価値よりもめったに見られないものが見られたという感動で、フェルメール人気があるのかもしれない

 一角にフェルメールの絵の舞台を再現していて、壁の前にテーブルがあり、窓から光が射し込んでいる。絵と同じような角度から写真を撮ると、フェルメールの絵のように窓から照らされる人の写真になるという趣向である。複製画なので、写真撮影は許可されていて、携帯で写真を撮る人が多かった。

 パネルに絵に描かれた水指しや楽譜などの道徳的な意味が説明されていた。配置されているものは、必然があって描かれているのである。
by nori-126 | 2013-07-14 01:18 | 美術展 | Comments(0)

ルノワールとフランス絵画の傑作 兵庫県立美術館

 d0097373_1083478.jpg 7月10日(水)、昼から兵庫県立美術館に行った。印象派のコレクションで知られる米国マサチューセッツ州のクラーク美術館が、改修を機会に、世界巡回展を行っている。ルノワールが22点展示されるの他、19世紀フランス絵画73点が紹介されている。

 改修の担当をしている安藤忠雄さんが設計した兵庫県立美術館で開催されるのは、偶然ではないのだろう。安藤忠雄さんの記念講演会が6日に開催された。

 平日の午後で人が多くなくて、ゆっくりとみられた。中年の女性ふたりが、絵の前でずっと話をしていたのが気になった。雑談風な内容もあり、美術館は注意するべきではないだろうか?

 奇跡のクラーク・コレクション
 ルノワールとフランス絵画の傑作
 2013.6.8-9.1
 兵庫県立美術館


 73点が画家別に分類されずに並べられているのは珍しい。コローの絵が5点、「ボッロメーオ諸島の浴女たち」は中央に大きな木があって面白い構図である。ミレーが2点、風景ではなく、人々の暮らしを描いたものである。

 モネが6点あった。「エトルタの断崖」が光りの当たり具合が面白く、モネらしい作品である。シスレーが4点あった。ピサロが6点あって、作風の違いがみられた。点描と晩年の都市の風景は、以前に「ピサロ展」で勉強したことがある。

 メアリー・カサット、マネ、ラトゥ-ル、ロートレックなど聞いたことのある画家の作品が1-2点ずつあった。ドガが4点、「稽古場の踊り子たち」がドガの代表的な絵である。ジャン・レオン・ジェロームという名は聞いたことがないが、「奴隷市場」「蛇使い」はオリエント趣味の鮮やかな絵で印象的だった。

 ルノワールが22点展示されており、「劇場の桟敷席」の二人の女性、「うちわを持つ少女」「鳥と少女」がいかにもルノワールという柔らかさを表現している。見るたびに全体の雰囲気がいいなと思えるようになってくる。これだけの作品を一度にみられる機会はめったにない。

 表題に印象派とついてないので、あまり人気がないのかもしれないが、見に行ってよかったと思えた美術展だった。
by nori-126 | 2013-07-14 01:12 | 美術展 | Comments(0)

国宝 燕子花図屏風 琳派の競演 根津美術館

d0097373_18825.jpg 4月21日(日)上野公園で「ラファエル展」と「大神社展」をみて、尾形光琳の燕子花(かきつばた)図屏風をみようと、根津美術館に行った。表参道駅から少し歩くと、落ち着いた建物がある。

国宝 燕子花図屏風 琳派の競演
2013年4月20日~5月19日
根津美術館 港区南青山


 根津美術館が所蔵する琳派の作品や琳派の影響を受けた作品などを展示している。作品数は25と多くない。俵屋宗達の工房による「四季草花図屏風」は、多くの種類の花を描いている。尾形光琳による白楽天図屏風は画面を横切る船の構図が新鮮である。

 「燕子花図屏風」は写真でみたことのある有名な絵であるが、全体のバランスが絶妙で、しばし見とれた。これをみるだけで値打ちがある。

 鈴木基一「夏秋渓流図屏風」は琳派の画家の代表作で、鮮やかな色にリアルな感じの檜の林が印象的だった。他に尾形乾山の絵や皿などが展示されていた。

 同時開催として、仏教彫刻の魅力(6世紀中国の石像など)、古代中国の青銅器(紀元前12世紀頃の中国殷時代の青銅の器など)、仁清と乾山(野々村仁清と尾形乾山の水差や角皿などを多数展示)などの展示があった。

 根津美術館を初めて訪れたが、庭園入口があったので、庭にでてみるとずいぶんと広い。こんなに広い緑の庭園が、都会の中にあることがうそのようである。歩道の側には、古い仏像などが多数並べられている。イチョウの木もかなりの古木である。道標があって、「かうや」や春日大社の字がみえたのは、かって奈良にあったものだろう。

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by nori-126 | 2013-04-25 03:12 | 美術展 | Comments(0)

国宝大神社展 東京国立博物館平成館

 4月21日(日)上野公園の西洋博物館でラファエル展を見たあとに、ふと置いてあった「大神社展」のパンフレットをみると、奈良石上神社の国宝「七支刀」が展示されているのを知った。前から見たいと思っていたので、同じ上野公園にある国立博物館まで行った。

 全国各地の神社から全面協力を得て、多くの国宝や重要文化財が展示されている。会期は前期と後期に別れているが、5月6日までの前期だと、国宝が約60点になる。といっても、国宝のリストでは、各神社の古神宝類はひとまとめに記載されているが。

国宝大神社展
平成25年4月9日ー6月2日
東京国立博物館 平成館


第1章 古神宝
 春日大社の所蔵する太刀、剣、鏡台、鏑矢などが10点展示されている。後期には厳島神社からの神宝が展示される。これらはほとんど国宝である。熊野速玉神社から織物や蒔絵手箱などが出品されている。南北朝時代の作品である。神社で何年かごとに遷宮が行われるが、この時に装具なども新品になる。そうすることで、使い古される前に保存されることになるのだろう。

第2章 祀りのはじまり
 福岡・宗像大社所蔵の沖ノ島から出土した古墳時代の勾玉、三角神獣鏡などが展示されている。大阪金剛寺の国宝「延喜式」は、全国の神社のリストである。

第3章 神社の風景
 曼荼羅や神社の境内図などが展示されていた。

第4章 祭りのにぎわい
 祭礼を描いた屏風図、能楽面などが金剛峯寺、厳島神社などから出品されていた。

第5章 伝世の名品
 海獣葡萄鏡、壺鐙、刀などが展示される中に、奈良石上神社の「七支刀」がある。4世紀に百済王から倭王に贈られたとされるもので、両面に金で字が描かれている。3mくらいの長い直刀があった。他に鎧があって、鎌倉時代の白糸威鎧は、細工が見事である。平家が厳島神社に奉納した平家納経は、平清盛の願文が添えられている。

第6章 神々の姿
 神像が40体並べられている。仏像はよくみるが、神はもともと見える形にしないことが多く、神像を見る機会はめったにない。仏像と違って、頭髪があったりするが、仏像の影響を受けているものもある。

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by nori-126 | 2013-04-25 03:09 | 美術展 | Comments(0)

ラファエロ展 国立西洋美術展

d0097373_225951.jpg 4月21日(日)朝、ホテルのパソコンで、東京の美術館の情報を調べて、mamiさんのブログの内容も参考に、「ラファエル」展、琳派、そして時間があれば山種美術館に行くことにした。結果は大神社展に行ったので、山種美術館は行けなかったが。

 上野公園の国立西洋美術館に9時半の開館直後に行った。すでに多くのお客さんが入っていて、絵の前は人だかりで近くでは見られない。少し離れてみることにした。

 学生時代にラファエロの絵が気にいって、分冊の全集のラファエロだけを買ったことがある。聖母子の絵がたくさんあったことを覚えている。独特のやさしい聖母の絵である。30年前にヨーロッパを一人で旅行した時に、バチカン市国のシスチナ礼拝堂で、ラファエロの壁画をみることができた。また、フィレンツェのウフィツィ美術館でもラファエロの絵に出合うことができた。

 ラファエロ
 2013年3月2日~6月2日
 国立西洋美術館


 最初に自画像が展示されている。
 Ⅰ.画家への一歩
 影響を受けたジョヴァンニ・サンティや師のペルジーノの絵が展示されている。20歳前後の初期の作品が6点ある。

 Ⅱ.フィレンツェのラファエローレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとの出会い
 「大公の聖母」が本展の目玉である。ラファエロの描く聖母子に共通する特徴のある聖母の眼差しがやさしい。背景は風景が描かれていたのに、後世に黒く塗りつぶされたことが、説明されている。絵の前で、しばらくたたずんで眺めていた。「聖家族と仔羊」も小さいが聖母を描いている。

 Ⅲ.ローマのラファエロー教皇をとりこにした美
 30歳から晩年(37歳で亡くなった)の作品が展示されている。ラファエロの工房を引き継いだ作品もある。

 Ⅳ.ラファエロの継承者たち
 ラファエロの影響を受けた後世の画家の作品が展示されている。ラファエロの絵を皿に描いて売られていた。ラファエロの描いた壁画は一般の人には触れることがなかった。そこで、絵を版画にしたり、皿に描くというような形で世間の人は知ることができたのである。私たちがシスティナ礼拝堂で、教皇の部屋の壁画を見学するというのは、当時の人にはできなかったことなのである。

 世界各地の美術館から集められた作品は、ラファエロ展としては日本初のものである。「大公の聖母」がみられただけで幸せである。

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by nori-126 | 2013-04-24 02:44 | 美術展 | Comments(2)

「狩野山楽・山雪」 京都国立博物館

 4月17日(水)昼から京都へ行った。京阪七条駅を下りて、京都国立博物館まで歩いた。途中にあるココイチでカレーを食べて、お店の人と話をした。

 平日の午後で入場者は多くなくて、並ばずに入られたし、大きな屏風などはゆったりとみられた。小さい絵や絵巻では、人が並んでいたが、久しぶりに余裕を持ってみられたという感じがした。館内は作品保護のために照明が落としてある。会期が短いのもそのためかもしれない。

d0097373_14178.jpg 狩野山楽・山雪
 2013年3月30日~5月12日 
 京都国立博物館


 第1章 京狩野の祖、山楽
 狩野永徳からの狩野の流れは、江戸と京に分かれた。先日見た「ボストン美術館日本美術の至宝」では、狩野派の流れが解説されていた。

 大覚寺の「紅梅図襖」は、梅の花がふっくらと立体感がある。八重の桜のような感じである。

 第2章 山楽から山雪へ
 山楽と山雪が共同で描いたという「朝顔図襖」直線で描かれた竹垣の大胆な構図に、曲線の朝顔の蔓が這うというコントラストが印象的である。
 
 第3章 山雪の造詣実験Ⅰ~花鳥と走獣
 
 第4章 山雪、海外からの里帰り作品と関連作
 かって、表裏の妙心寺天祥院の襖絵だったミネアポリス美術館の「群仙図」とメトロポリタン美術館の「老梅図襖」が50年ぶりに表裏で展示されている。「老梅図襖」の梅の枝は、直線的に曲がっているのが目を引く。現実にあろうはずもないが、画家の感性で描かれたものである。

 「長恨歌図巻」は中国の玄宗皇帝と楊貴妃の物語の絵巻だが、精細きわめる描写で、鮮やかな色が残っている。

 第5章 山雪の造詣実験Ⅱー山水・名所・人物
 
 第6章 山雪と儒教・仏教
 
 第7章 山雪の造詣実験Ⅲー飾りと人の営み
 
 第8章 極みの山雪ワールド
 「蘭亭曲水図屏風」は14mを越える屏風絵で、曲水の宴の川の流れ、41人の描写、風景の雄大さにほれぼれとする。「雲汀水禽図屏風」は多くの鳥を描くが、飛ぶ鳥が群れではなく、連続写真の組み合わせのようにみえるのがおもしろい。「寒山拾得図」はこっけいな二人を描くが、写真でみたことがある。

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by nori-126 | 2013-04-18 07:03 | 美術展 | Comments(0)

ゴッホ展 空白のパリを追う 京都市美術館

d0097373_6433520.jpg 4月10日(水)リヒテンシュタイン展の開催されている京都市美術館で、同時にゴッホ展も開催されている。入場券を両方買うと(もしくは一方の半券を見せると)、100円割引になる。

ゴッホ展 空白のパリを追う
2013.4.2~5.19
京都市美術館


 ゴッホだけの作品を集めた美術展は珍しいと思うが、ポスターに使われているのが自画像なので、有名な絵は期待できないなと思ったらその通りだった。副題の「空白のパリを追う」からもわかるように、アルルに行く前に住んでいたパリで描かれた絵を、ファン・ゴッホ美術館所蔵品を中心に並べている。

 パネルにテーマが書かれていて解説がついている。どこの風景を描いたのかとか、どんな絵の具を使ったのかとか、どんなキャンパスを使ったのかということについて実際の絵と、写真を使って説明している。いろいろと勉強ができるという企画は、目玉となる有名な絵がほとんどない場合に使われる。

写実主義からモダニズムへ
 ゴッホの絵は、当初は暗いものが多かったという。弟のテオは、売れるためには明るい絵を描くようにとアドバイスしていた。最初に展示されている「農婦の頭部」という絵は本当に暗い。明るくなったとされる静物画でもまだ暗い。

 印象派の影響を受けた絵を描くことがあって、スーラの点描を思わせる絵があった。絵の具を薄く塗った絵は、よく知られたゴッホの絵とは全く違う。

クローズアップ「ファン・ゴッホ」
 自画像が並べて展示されているが、テーマは「弟テオを描かなかったのか」である。答えは、実は自画像とされた絵のひとつがテオの肖像画だということで、兄弟の耳の形などを比較して、そのことを実証している。

 デッサンを勉強するようにいわれて描いた石膏トルソなどが展示されている。お金がなかったので、変色しやすい安い絵の具を買っていたとか、同じキャンバスを再利用していたとかということが、当時の画材商の商品リストの写真などを展示して説明されている。

 出口をでたところにあるショップに並べてある「ひまわり」や「糸杉」の複製画を見て、多くの人が、有名な絵は全く来ていないということを実感することになる。でもゴッホのことを少し知ることができたという満足は得られるだろう。

 最近は音声ガイドを借りることはめったにないが、MBSアナウンサーの高井美紀さん、西靖さんがナレーションをしているというので、借りてみた。高井さんは、以前に「1万人の第九」の司会をしていた。西さんは、ヴァラエティでの話し方と違っていて、いかにもナレーションという感じだった。

 今回、二つの特別展が併催されているのは、ゴッホ展の地味さが理由と思われる。わざわざ京都まで行って、ゴッホ展だけを見たら、物足りなさに不満を覚えるだろう。


 
by nori-126 | 2013-04-14 09:51 | 美術展 | Comments(0)