感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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特別展 濱田庄司 大阪市立東洋陶磁美術館

 1月28日(水)濱田庄司展に行った。堀尾幹雄というコレクターが東洋陶磁美術館に寄贈したもの約200点が展示されている。

 特別展 濱田庄司 堀尾幹雄コレクション
 1月10日~3月22日
 大阪市立東洋陶磁美術館


 濱田庄司は、1894年(明治27年)川崎市出身で、東京高等工業学校(現東京工業大学)窯業科で板谷波山に師事した。河井寛次郎と共に京都市立陶芸試験場にて主に釉薬の研究を行う。ここで、柳宗悦、富本憲吉やバーナード・リーチと知り合う。渡英後、沖縄・壷屋窯、益子にて作陶する。1955年第1回の人間国宝に認定され、1968年には文化勲章を受章した。1978年に亡くなった。

 展示されているものは、大きな皿や壷、茶碗や小皿などである。最初に、実際につかわれた陶芸の道具が展示されている。絵を描いた筆や釉薬をかけるのに用いたひしゃくなどである。

 大きな皿は50cm以上もあり、主に釉薬をひしゃくで線状に流した模様が施されている。単純な方法だが、やってみると難しいと思われる。こんな大きな皿が使われたのだろうかと疑問に思ったが、濱田家では大きな皿にいろいろと料理を盛って、お客さんに出したという説明だった。

 使われている釉薬は、それほど多くはない。また、使われている技法も限られている。中に白化粧があった。白い土を刷毛で塗って上から透明釉をかけたものである。最近、自分でも白化粧をしてみたので、興味深く見た。展示品の中に白化粧用の刷毛があり、濱田家の田から取った稲穂で作られたものという。かなりべたっと濃く塗られていた。一部に薄い赤い色をだしたものもあった。

 芸術作品ではあるが、実際に使うという視点で作られた数々の陶器は親しみが持てる。自分で作陶を3年以上続けてきて、どのように作られたのか、どんな釉薬が使われているのかという作る立場で鑑賞をした美術展であった。

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by nori-126 | 2009-01-31 01:16 | 美術展 | Comments(0)

初春大歌舞伎 夜の部 大阪松竹座 その2

 1月21日初春大歌舞伎夜の部の後半である。

中 幕 春寿松萬歳 
 通し狂言の間に踊りが入るという趣向である。せい惨な殺しの狂言なので、間に華やかな踊りが入るのは、ほっとする一面、少し違和感も感じる。舞台は、松羽目風だが、松竹梅が描かれており、正月らしい演目である。藤十郎の安定した踊りにほっとする。

四幕目 播州明石機屋の場
 3年たち、留守を守るお松は父の仏作介と共に源次郎を育てている。そこへ源之丞の母の貞林尼が訪ねてくる。源之丞とお松の祝言をあげるといって、源之丞の位牌をだして返り討ちになったことを告げる。さらにお松の兄の袖介に会わせる。貞林尼は、源次郎の歩けない病を治すために自害して、肝の血を飲ませる。

 秀太郎の貞林尼は、おもいやりがあり気品にあふれている。二役で演じた悪役のおりきとは、雰囲気ががらりと変わって、違いを楽しめる。仁左衛門や愛之助が似たような役の二役をしているのと対照的である。

 松之助が商人を演じているが、真面目な役もうまくこなせるのはさすがである。肝の血を飲んだ源之助が突然、立ち上がるので客席から笑いがもれたが、グロテスクさを緩和する笑いである。

五幕目 江州馬渕縄手の場
 舞台は、薄暗くて淋しい場所で中央にムシロでできた庵がある。水右衛門の父の藤田ト庵が庵の住人である袖介に、石井左内を討ったのは自分であるといって、自害する。袖介は水右衛門をおびき寄せようと自分がト庵を討ったと書いて残す。虚無僧に化けた水右衛門が父の死骸をみて、父の仇を追って行く。

 愛之助は、身を落としているにしては小ぎれいすぎる印象を受けた。我當の貫禄はさすがである。ただ、息子を思う気持ちを出せないストーリー展開なのが残念である。

大詰 勢州亀山祭敵討の場
 亀山城下では、お祭りの最中である。町並みの背景の幕が落とされると城内になる。大岸頼母に仕官を望む2人の侍は、実は袖介と水右衛門である。城主の駕籠の中からでてきた源次郎とお松が水右衛門を討って見事に本懐を遂げる。

 頼母役の団四郎は存在感があって場がひきしまる。仇討ちの場面で背景に祭りの華やかな振り物が並ぶのは、「夏祭浪花鑑」を思い起こさせる。愛之助と仁左衛門のかけあいがあるが、愛之助も負けていないなあと感心した。

 最後に、斬られて横たわっていた仁左衛門が起き上がって、他のメンバーと一緒に、「本日はこれきり」とあいさつをした。洗練された筋書きではないが、通し狂言のおもしろさを堪能できた。舞台にいろいろと工夫があるのが楽しかった。仁左衛門が全編で大活躍というのもファンとしては満足であった。

               
by nori-126 | 2009-01-26 01:42 | 歌舞伎 | Comments(0)

初春大歌舞伎 夜の部 大阪松竹座 その1

d0097373_039345.jpg 1月21日(水)初春大歌舞伎の夜の部に行った。大阪ではめずらしく通し狂言である。元禄時代に実際におきた仇討ち事件をもとに、鶴屋南北が書いた「霊験亀山鉾」は,昭和7年以来上演されることがなかった。それが、平成元年に57年ぶりに国立劇場で上演され、平成14年に再演された。そして今回関西で上演されることになった。

 様々な人間関係が複雑にからみあい、しかも二役が多いので筋がわかりにくい。劇の中でその説明があるので少しくどくなるという欠点もある。しかし、二役の間での早変わりが楽しめるし、同じ雰囲気の中で通してみられるという利点は捨てがたい。その中で飽きさせないように様々な舞台の工夫がされていた。
 初春大歌舞伎 夜の部 大阪松竹座
 平成21年1月3日~27日
 通し狂言 霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)
 亀山の仇討
  

藤田水右衛門/隠亡の八郎兵衛  仁左衛門 
丹波屋おりき/貞林尼      秀太郎
掛塚官兵衛           翫 雀  
石井兵介            進之介
源之丞女房お松         孝太郎   
石井源之丞/石井下部袖介    愛之助
轟金六/大岸主税        薪 車   
六之進妻おなみ         吉 弥
芸者おつま           扇 雀   
大岸頼母/仏作介        段四郎
藤田ト庵            我 當

序幕 第一場 甲州石和宿棒鼻の場 
 石井兵介が兄右内の仇である藤田水右衛門と果し合いをすることになる。水右衛門の手下の下部伴介(名題昇進披露の仁三郎)が僧了善(松之助)に毒薬が準備してあると告げる。回り舞台で次の場になる。

   第二場 石和河原仇討の場
 官兵衛の立会いで、水右衛門と兵介が果し合いをする。互いに盃の水を飲むが、兵介には毒薬が仕込まれており、水右衛門にとどめをさされる。仁左衛門は、浪人風ですごみはないが、そういう演出だと思われる。進之助はよく声が通っていた。悪役の立会い武士である翫雀は貫禄十分であった。瓦版売りが瓦版を観客に配った。

   第三場 播州明石網町機屋の場
 右内の養子の源之丞とお松の間には、難病のため歩けない源次郎という子がある。兄嫁おなみが訪ねて、姑からの金子を届ける。仇をさがすために旅立たなければならない源之丞に兵介が返り討ちになったことが告げられる。

 お松の孝太郎がいい感じである。お姫様役より、おかみさん役が似合うように思う。吉弥の女形がふくよかで品のある感じでよかった。

二幕目 第一場 駿州弥勒町丹波屋の場
 揚屋の丹波屋で、官兵衛が芸者のおつまに心を寄せるが、おつまは源之丞と深い仲になって彼の子ををみごもっている。女将のおりきは水右衛門をかくまっている。ここへ八郎兵衛がおつまを身請けしようとやってくる。にせの手紙で源之丞は、安倍川におびきよせられる。

 八郎兵衛と水右衛門の早代わりが楽しめる。

    第二場 安倍川返り討の場
 安部川におびきよせられた源之丞は水右衛門に殺される。そこに源之丞の義理の弟の袖助が通りがかる。さらに水右衛門、おりき、おつま、大岸頼母が加わって「だんまり」になる。暗闇で刀の奪いあいをするあとに、ぱっと舞台全体が明るくなって、5人が形を決めて幕になる。

 源之丞が殺されて横たわるところへ、花道から駆け寄る袖助が編み笠を取ると、源之丞を演じていた愛之助である。茂みの中に一度逃げて、引き戻された時に入れ替わっていたのである。二役が多いので筋がわかりにくいが、早代わりのおもしろさもを楽しめる。

三幕目 第一場 駿州中島村入口の場
 おりきが棺桶に水右衛門を隠してやってくる。同じような棺桶が運ばれてきて、狼がでて大騒ぎとなり、棺桶が取り違えられる。愛嬌のある狼が走り回るのがおもしろい。

    第二場 駿州中島村焼場の場
 焼場で、おつまが悲しんでいると、棺桶から八郎兵衛がでてくる。八郎兵衛は水右衛門の一味で、おつまを殺そうとして逆に斬られて、井戸に落ちる。早代わりで早桶に潜んでいた水右衛門が姿を現し、おつまを手に掛ける。

 突然舞台の前面に端から端まで、上から水が流れ落ちて、舞台横からライトで稲光が光る。水の音がはげしくする中でせい惨な殺しの場面は迫力が十分だった。本水を使うとは聞いていたが、予想もしていなかったことで驚いた。前の方の客はビニールを渡されていたとか。最後に仁左衛門が大きな声で笑うのがなんとも不気味であった。

by nori-126 | 2009-01-23 00:50 | 歌舞伎 | Comments(1)

初春大歌舞伎 昼の部 大阪松竹座

 1月18日(日)松竹座での初春大歌舞伎の昼の部に行った。松竹座の玄関は、華やかで正月の雰囲気を出している。席は11列11番でほぼ中央である。

一、義経千本桜 鳥居前
 浅葱色の幕が落とされると、伏見稲荷を背景に義経(愛之助)とその家臣らが鮮やかに登場する。兄頼朝に追われて西国に逃げようとするのを、静御前(孝太郎)が追ってくる。武蔵坊弁慶(薪車)が登場して、静御前に都にかえるようにと鼓を託して、一行は去る。逸見藤太(松之助)らが静を捕らえようとするのを、佐藤忠信(翫雀)が助ける。

 新車や翫雀は、隈取で誰とわからないくらいの扮装である。翫雀の声が大きくしっかりと出ていたのに感心した。愛之助は、若武者ぶりがよかったが、別れの悲しみを形だけでなく、心情としてだすのは難しいところだろう。孝太郎はけなげな感じがよくでていた。松之助はひょうきんな役どころで、こういう役ができる貴重な役者である。わざとらしい感じが全くなかった。

二、良弁杉由来 二月堂
 二月堂の舞台セットが素晴らしい。立体的に作られていて、ぐっとせまってくるようである。中央には大きな杉が立っている。順円(吉弥)と法善(薪車)を伴って良弁大僧正(我當)が登場する。杉の木に貼られていた書き物に大鷲にさらわれた子を探していると書かれていた。良弁は、それを書いたという渚の方(秀太郎)に会い、母であることを知る。

 我當は、高僧の気品をたたえて見事である。秀太郎も老女であるが、美しく上品である。やはりこの二人が登場すると、舞台がひきしまる。舞台には、多くの僧や従者がいるが、その中で二人が浮かび上がる構成になっている。

三、廓文章 吉田屋
 勘当されて落ちぶれた藤屋伊左衛門(扇雀)が花道から登場する。吉田屋喜左衛門(段四郎)に会い、中に入れてもらう。女房おきさ(竹三郎)が迎える。伊左衛門は夕霧(藤十郎)が恋しいのだが、心変わりしただろうとすねる。そこに夕霧が登場して痴話げんかのようなやり取りがある。最後は勘当が解けて千両箱が届き、夕霧と晴れて夫婦になるという正月にふさわしい目出度い演目である。

 伊左衛門役は、藤十郎が得意にしている役だが、上方の少し頼りない若旦那というのは、難しい役どころである。扇雀はその味をだそうとしているが、自然に演じられるようになるには、まだ時間がかかりそうな印象であった。

四、お祭り
 神田明神の祭りに鳶頭(仁左衛門)がやってきてほろ酔い加減である。そこへなじみの芸者(孝太郎)がやってきて二人で踊る。若い衆がでてきて、鳶頭に打ちかかるのを軽くあしらう。仁左衛門は昼の部はこれだけの出演で、少し物足りないが、夜の部で大活躍なので仕方がない。

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by nori-126 | 2009-01-19 01:33 | 歌舞伎 | Comments(0)

人形浄瑠璃 文楽 第2部 国立文楽劇場

d0097373_0212712.jpg 1月12日(月・祝)文楽を見に行った。正月公演なので、入ったところに「にらみ鯛」として、大きな鯛(実はレプリカとのこと)が二匹向かいあって置かれていた。舞台上には張子の鯛が同じように二匹掲げられ、中央に今宮戎神社宮司の手になる丑の色紙が置かれている。

 観客は7-8割の入りだった。和服の女性が多く見られた。席は10列の30番で少し左よりだが、大夫や三味線がまじかに見えて悪くない。

 人形浄瑠璃 文楽 第2部 
 平成21年1月3日~25日
 国立文楽劇場


 新版歌祭文(しんばんうたざいもん) 
 お染久松の心中事件を題材にしたものだが、歌舞伎では野崎村だけを上演することが多い。野崎村は歌舞伎で3度みたことがある。座摩社は一度だけみたことがあるが、油屋はみたことがない。
 
 座摩社の段
 油屋の手代小助が悪い仲間と組んで、久松の財布をすり替えて金を取り上げてしまう。悪人たちの企みが手が込んでいておもしろい。小助を遣う勘十郎がひょうきんな感じを出している。お染の人形(清十郎)は品があってけなげな感じである。久松(玉女)は真面目な好青年である。大夫は9人が並んでそれぞれ役を分担する。座摩神社は、南御堂の西にあって現在では小さいが、かってはにぎわった由緒ある神社だった。

 野崎村の段 
 野崎村の久作(和生)のところに戻された久松と追っかけてきたお染を一緒にさせようと、久作の娘のおみつが久松をあきらめて出家する。病床の母親もからんで、悲しい場面である。

 大夫ははじめに英大夫で、昨年3月に御霊神社で素浄瑠璃を聞いたが、若々しい声である。次に竹本綱大夫、最後に住大夫と二人の人間国宝が続く。住大夫さんの情緒たっぷりの語りに場面の悲しさもあって、涙ぐみそうになった。

 最後に、屋敷の舞台が後退して風景となり、道と川の場面が作られる。ここを別々に行くお染と久松を送るのは、春団治の出囃子に使われている華やかな曲である。悲しい場面とはそぐわないが、それがかえって悲しみを増強する。

 油屋の段
 小助が久松が、金を盗んだと濡れ衣を着せようと策略するが、油屋女房のお勝と小助の仲間の勘六の改心に助けられる。世話物といっても、冒険小説を読んでいるようなおもしろさがある。

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by nori-126 | 2009-01-12 23:53 | 古典芸能 | Comments(0)

シネマ歌舞伎 「連獅子」 「らくだ」

d0097373_1212040.jpg 1月10日(土)、シネマ歌舞伎を見に行った。シネマ歌舞伎は、舞台公演を高性能カメラで撮影したもので、舞台の臨場感を再現しようという試みである。前に「研辰の討たれ」を見て以来、2回目のシネマ歌舞伎である。

 上映された「なんばパークスシネマ」のシアター9は、席がゆったりとしていて隣との間も離れている。映画館の席でこんなにゆったりできるのははじめてだが、眠くなるという心配もある。

 眠駱駝物語 らくだ
 古典落語が題材で、6代目松福亭松鶴の「らくだ」が印象に残っている。松鶴のしわがれた感じのものいいや、酔っぱらった屑屋の開き直るところが、他の人ではまねのできな風情があった。シネマ歌舞伎は、2008年8月の歌舞伎座公演を記録したものである。

 ならずものの馬太郎、通称らくだ(亀蔵)がふぐにあたって死んだところに、兄貴分の半次(三津五郎)がやってくる。そこへ通りがかかった紙屑買いの久六(勘三郎)に声をかけるが、売れるものはない。家主(市蔵)に通夜の酒肴を出させようとするが断られる。久六にらくだを背負わせて大家の家でかんかん踊りをさせて、酒肴を出させる。

 勘三郎が、慣れた調子で笑わせた。死人のかんかん踊りという気味悪い場面もあるが、笑いが絶えなかった。酒を飲むにつれて徐々に大胆になり、偉そうな物言いになるところをうまくみせた。三津五郎は、やくざものにしてはすごみが足りないが、全くの悪役というわけでもないので、おもしろい面もみせてさすがである。

 市蔵と女房を演じた弥十郎の狼狽ぶりがおおげさでおもしろかった。弥十郎の大柄な女形は、みるだけで少し笑いをさそう。半次の妹役の松也は、男役でもきりっとした顔立ちだが、女形でも存在感があった。

 死人を背負って運ばないといけない勘三郎や死人を踊らせる三津五郎は、体力の要る難しい役である。死人が突然一人で踊りだしたり、逆に三津五郎を踊らせるという笑いで、気味の悪い話を緩和していた。

 連獅子 
 山田洋次監督によるもので、シネマ歌舞伎史上はじめて、舞台にカメラをあげて撮影しており、獅子の毛振りを間近で見られる。2007年10月新橋演舞場での撮影である。

 連獅子は、よく上演される舞踊で先代の勘三郎と勘九郎が親子で踊る慣わしを作ったという。昭和51年12月の南座顔見世でこの組み合わせで見たことがある。その後、團十郎と新之助(現海老蔵)、海老蔵と尾上右近の組み合わせでみた。

 勘三郎と息子二人(勘太郎、七之助)による連獅子は、平成12年から何回も行われているが、3人での踊りは2人とは違った迫力がある。舞台に板を敷いて、激しく踏み鳴らす音が心地良い。最後に頭を振り回して長い毛を振る様は、大変な運動量である。親獅子よりも、子獅子のほうが勢いが良くて笑いをさそうことがあるが、勘三郎は体力でまだまだ息子たちに負けていなかった。
by nori-126 | 2009-01-11 00:05 | 歌舞伎 | Comments(0)

NHK「名曲探偵アマデウス」ベートーベン第九 

 1月4日(日)NHK衛星第2の「名曲探偵アマデウス」という番組で、「第九」を取り上げていた。この番組は、依頼者のクラシック音楽についての疑問に、探偵と助手が答えるのをドラマ仕立てに構成している。

 今回は同じ町内の八百屋のおばさんが、町内で合唱をすることになったということで相談に来る。探偵が第九の名曲たる仕掛けを次のように解説する。

 第九は合唱が始まるまでに時間がかかる。第4楽章は不協和音ではじまる。ついでチェロとコントラバスによる中低音の旋律がでてくる。ここにレチタティーヴォ(ナレーションを入れるような歌い方)という声楽の記号がついている。元は「いやこれは我々の絶望を思い起こさせる」と書かれていた。レチタティーヴォは、冒頭の不協和音を否定している。もっとここちよい調べを奏でようという意味である。

 このあと、第1から第3楽章の主題がでてきてその度にレチタティーヴォがそれを否定していく。そしてついにチェロとコントラバスが喜びの歌の旋律を静かに奏でる。そして高らかに合唱が始まる。

 喜びの歌は誰でも歌いやすいし覚えやすいのはどうしてか?それは5度の範囲内でメロディが作られているからである。リズムも四分音符がほとんどで音が飛ばないので歌いやすい。楽譜が読めない人でも歌えることをめざしたのではないか?

 第九の合唱がなぜ喜びの歌と呼ばれているのか?ベートーベンは歌詞の内容を伝えるために、この壮大な交響曲を作ったのである。シラーの詩は、フランス革命前夜に作られて、「汝のやさしき翼の覆うところすべての者は兄弟となる」という言葉は若者の支持を得た。ベートーベンは身分的な格差に悩まされていた。それでシラーの詩の自由で平等な思想に共感した。冒頭の「喜びよ」に期待を込めて、喜びがすべての人類をひとつにするというメッセージを伝えようとしている。

 クライマックスのフーガでは、二つのメロディ、すなわち喜びの歌と口づけの主題(Seid um schlungen)を4つの声部が次々と歌うことで、喜びの感動を高めている。

 第4楽章のはじめに、第1から第3楽章の主題を否定している構造については、「一万人の第九」大阪8クラスで富岡先生が説明されて初めて知ったことである。番組でまた新たに第九の魅力を知ることができた。

 
 
by nori-126 | 2009-01-06 01:00 | 1万人の第九 | Comments(0)

2009年 あけましておめでとうございます

 2009年 明けましておめでとうございます。

 「noriさんのひまつぶ誌」は開設以来2年が過ぎました。年末に記録をまとめてみると改めて、いろいろなことをしたなあと実感しました。昨年のはじめに、体を動かすことを増やしたいと書きましたが、ハイキングや山歩きが増えました。体を動かすことで体調がよくなったように思います。この夏は高い山に行ってみたいと計画をたてています。

 西国三十三所巡りを年末に始めました。今までに何か所かは訪れたことがありますが、朱印を集めるという形での参拝は今回がはじめてです。何年かかるかわかりませんが、少しずつ無理をしないで続けられたらと思います。

 このブログをはじめるきっかけになった「一万人の第九」はさらに進展をみせて、多くの知り合いができました。今年も多くの知り合いができることが楽しみです。

 本年もどうかよろしくお願いします。
by nori-126 | 2009-01-01 17:58 | Comments(4)