感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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高見山 奈良県東吉野村・三重県松阪市 

d0097373_13638.jpg 1月29日(日)霧氷を見に高見山に登った。近鉄榛原駅を登山姿の人の群れが降りる。駅前から、2年前に行った三峰山と高見山にいく臨時バス「霧氷号」がでている。



高見山 1248m 関西百名山 
高見山登山口(9:05)-小峠(10:25)-大峠11:00-高見山山頂(12:15-55)
-高見平野(14:45)

 高見山登山口でバスを下りて、民家の横の山道に取りついた。この道はかっての伊勢南街道(別名紀州街道)で、杉林のなかを歩いていく。石畳の道が途切れたところで、アイゼンをつけて、雪の積もった道を歩く。小峠にでて、ここからゆったりとした山道を歩くと、木に小さい霧氷がついて可愛らしい。

 大峠に着くと冷たい風が吹いて、遠くの山は霞んでみえない。ここからは急な登りになり、木々に霧氷が付いて美しい。山の全面が霧氷に覆われて、その中を歩く快適さを味わう。

 長い登りを登りきったところが高見山山頂で、風が吹きすさんでいた。360度のパノラマが楽しめる場所だが、霞んでいて何も見えなかった。頂上には高見神社の祠がある。避難小屋は人が一杯なので、神社の陰でお湯をわかし、カップヌードルを食べて、ドリップコーヒーを飲んだ。

 頂上から尾根を下りたすぐのところに、見事な樹氷があり、記念の写真を撮る人が多かった。この時、強い風が吹いて、突然青い空が広がった。陽も射すようになったので、写真を撮ったが、寒さで指先がしびれて痛くなった。あわてて、使い捨てカイロを手袋の中に入れた。

 尾根を下って行く途中は、陽射しに照らされた霧氷の通りを進んでいく。下は固まっていない雪道で、アイゼンがあっても、少しすべりながら下っていくことになる。高見平野まで下りて、たかすみ温泉に入った。木でできた浴槽は滑らかな肌触りである。

 バスで榛原駅まで戻り、駅の食堂で熱燗で一杯やり、おでんを食べた。冬の山歩きの楽しみは寒い中を歩いたあとの温泉と一杯飲むことにある。

 夏の奥穂以来、5か月ぶりの山歩きだったが、標高差800m近くを歩いて、足が痛くならなかったのはうれしかった。冬山を歩く時の反省としては、寒くないからと油断していると、突然風にさらされることがあるので、カイロとインナーグラブ、手袋で暖かくしておくべきだった。

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by nori-126 | 2012-01-30 00:03 | 山歩き | Comments(2)

上方落語をきく会 千秋楽第2部 シアター・ドラマシティ

 1月28日(土)上方落語をきく会の千秋楽第2部を聞きに行った。千秋楽はシアタードラマシティの900人はいるホールで、第1部と第2部が開催された。席は3列23番と前から3列目で右の方である。今回は2回とも前の方の席で、演者の表情が間近で見られたのは幸いだった。

 総合司会の三代澤康司アナが道上洋三さんと最初にあいさつをした。道上さんが、ABCアナウンサーを辞めてプロの落語家になったと言及したのは、今井音也さんのことで、私が聞いた第39回が桂音也としての初高座だったと思う。桂音也さんは若くして亡くなった。

 ABC創立60周年記念 ABCラジオ
 「上方落語をきく会」
 千秋楽第2部 平成二十四年一月二十八日(土)18時
 シアター・ドラマシティ
 
 
 「八五郎坊主」       桂文華
 「月に群雲」(小佐田定雄作)笑福亭三喬
 「つる」          桂米団冶
 「野崎参り」        桂春団冶
  中入り 
 「つぼ算」         桂塩鯛
 「妻の旅行」        桂三枝

 桂文華の「八五郎坊主」は聞いた覚えがある。文華は声が少ししわがれの感じで、上方の落語には適しているという。今後が楽しみである。三喬は、語り口がベテランの落語家のようである。声の質も好きである。枕が子どもの勉強の話で、場をしっかりとつかんだ。新作落語で初めて聴くが、上方落語の伝統を取り入れた話で、このまま古典といわれても納得してしまいそうである。

 米団冶の枕は米朝をネタにしたものだった。「つる」は前座話と思うが、爆笑が取れる話ではない。それでも丁寧に話して、きちんとした形になっていた。中入り前の締めで、春団冶が登場した。入場はやや頼りなげだったが、座るとしゃきっとしたものである。有名な野崎参りが聞けて幸せだった。良く知っている話なのに生で聞くのはやはりちがう。

 塩鯛の「つぼ算」も何度も聞いているが、表情の面白さは生だからこそである。塩鯛はベテランの風格を備えている。聞いていて枝雀さんやざこばさんの口調を思い起こさせるところがあった。

 「上方落語をきく会」の大トリは落語協会会長の桂三枝である。枕で髪が薄くなったことを話して大爆笑を取って、新作の落語でも会場は爆笑の連続であった。落語というのは、皆がよく知っている話で笑いを取るのは大変だと思う。知っている話では、心から笑うということは少ない。じょうずなだなあと感心するよりも、素直に笑いたいものである。新作がもっと増えてもいいのではないだろうか?

 
by nori-126 | 2012-01-29 00:51 | 古典芸能 | Comments(0)

上方落語をきく会 第3日 ABCホール

 1月25日(水)朝日放送「上方落語をきく会」の3日目を見に行った。「上方落語をきく会」は昭和30年(1995年)に第1回が開催されて、平成20年(2008年)までに109回行われた。プログラムには第109回までの記録が載っている。

 第39回(昭和45年)と第44回(昭和46年)を聞いたことがある。第39回は小染、音也、春蝶、松之助、米朝、三枝、小米、仁鶴(春団冶、松鶴は聞けず)、第44回は、べかこ、光鶴、仁鶴、米朝、朝丸、小米、小文枝、松鶴と今から考えると豪華な出演陣であった。

 ABC創立60周年記念 ABCラジオ
 「上方落語をきく会」
 第三日 平成二十四年一月二十五日(水)18時30分
 ABCホール


 「看板の一」    林家笑丸
 東の旅 
 「発端~煮売屋」  桂吉弥
 「七度狐」     桂文三
 「尼買い」     笑福亭生喬
 「三十石夢の通路」 林家染丸

 林家笑丸の「看板の一」というサイコロばくちの話から始まった。それが終わると、司会の三代澤康司アナと桑原征平さんがでてきて、話をして、ここからラジオの生放送がはじまることを説明して拍手の練習をした。

 発端は、見台の上で扇子と拍子木でリズムを取りながら、東の旅の説明をする。前座話なので久しぶりという吉弥が、丁寧に演じた。鉢をかかえた格好で、吉弥が引っ込むと同じ格好で文三が入って来て、リレーの形になる。

 文三は、七度狐の聞いたことのある話に、いくつかの笑いを足して楽しませた。にこにことした顔が何ともいえず決まっているのに、尼さんの静かで真剣な顔が別人のようである。こういうのは生で聴かないと味わえない楽しみである。

 生喬の「尼買い」も聞いたことがあるが、筋としてはあまりおもしろい話ではなく、珍しいというのが売りというところである。当初は、松喬と染丸で、「三十石夢の通路」をリレーする予定だったらしいが、松喬が病気のために代演をした生喬としては、急なことで大変だったろう。

 染丸は長時間の大熱演で、三十石船船唄も歌って情緒ある風景を描写した。染丸の落語を一度聞いてみたいと思っていただけに満足できた。

 朝日放送のある場所は、かって阪大病院があったところである。30年ほど前に1年間働いたことがあるので、なつかしい。ABCホールの玄関から大川を眺めると、光に満ちて美しい風景が望める。

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by nori-126 | 2012-01-26 01:37 | 古典芸能 | Comments(0)

野鳥観察 芦ヶ池~ニサンザイ~御廟山~イタスケ オジロビタキ

d0097373_1112572.jpg 1月25日(水)午後から久しぶりに野鳥観察に行った。最近は運動不足であり、山歩きの準備のためのウオーキングでもある。

 昨年4月に自転車で巡った古墳を歩いて回った。最後にオジロビタキがでたというスポットに行ってみると、3人がカメラを構えていて、すぐにはじめてみるオジロビタキが現われた。尾が白いが、尾を上げることなく飛び去った。私の持っている300種を載せた図鑑にはオジロビタキは載っていない。それだけ珍しい鳥ということだろう。今年はじめてのライファーである。

 南海百舌鳥八幡駅のすぐ北にある芦ヶ池は、小さな池だが、ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモがたくさんいて、しかも人を恐がらないのですぐ近くまで寄ってくる。かなりきれいな写真が撮れた。マガモが頭を水の中に突っ込んで、逆立ちをしている姿が滑稽だった。

 百舌鳥八幡神社を通って、ニサンザイ古墳に行った。遠くにミコアイサが泳いでいた。オスが2羽に雌が10羽くらいいた。ミコアイサをはじめてみたのは、ニサンザイ古墳だった。カイツブリやカワウが少しいた。

 ニサンザイ古墳から御陵山古墳に行くと周囲の歩道に近いところに、マガモ、ハシビロガモ、カルガモがいた。また、歩道の側にアオサギがいて、1mくらいのところで見られた。

 イタスケ古墳には、カルガモの集団がいて、皆で頭を水に突っ込んで、逆立ちし餌を探していた。このあとオジロビタキのスポットに行った。

 オジロビタキのスポットには、1月11日にも行ったが、この時は会うことができなかった。その時は、マユミの花にメジロが飛んできて、すぐ近くにはここを根城にするジョウビタキの雌がいた。

  ジョウビタキの雌(12.01.11撮影)  ↓
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  ヒドリガモ(芦ヶ池)  ↓
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  ハシビロガモ(芦ヶ池)  ↓
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  マガモ(御陵山古墳)  ↓
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by nori-126 | 2012-01-26 01:14 | 自然観察 花・鳥・昆虫 | Comments(0)

文楽 新春公演 第2部 国立文楽劇場

 1月18日(水)文楽の第2部を見に行った。3日に見たのと演目は入れ替えになっている。お客さんの入りは半分くらいである。席は2列26番と、前の方の左端に近く、大夫さんが間近に見られて、三味線の音もよく響いてくる。

七福神宝の入船
 お目出たい演目で、お正月にぴったりである。4年前の新春公演で一度みたことがある。紅白の幕が上がると、舞台の下から船の舳先の龍の頭が現われて、ぐるりと回って、七福神を乗せた宝船が姿を現す。背景に寶と書かれた帆が前にでてくる。

 七福神が一人ずつ芸を披露することになり、寿老人が三味線で琴の音をひき、布袋が腹鼓をみせて、大黒点が胡弓を、弁財天が琵琶を演奏する。福禄寿が長い頭に獅子頭を載せて角兵衛獅子を真似る。恵比寿が釣竿で鯛を釣り、毘沙門が三味線を披露する。一人が芸を披露する間も他の人形が細かい動きをするのに気が付いた。胡弓を短い音で早く弾くのに観客の拍手がおきた。

菅原伝授手習鑑
 有名な演題である。歌舞伎では「加茂堤」「筆法伝授」「車引」「寺子屋」を見たことがあるが、文楽でははじめてみる。今回上演される段は、歌舞伎でもみたことがない。
 
 茶筅酒の段
 松香大夫/団七 人形 和生(親白大夫)
 梅王丸、松王丸、桜丸の三つ子の兄弟の親である白大夫の誕生日に祝いに、兄弟の女房達が御馳走を作る。

 喧嘩の段
 文字久大夫/清志郎 人形 玉輝(松王丸) 幸助(梅王丸)
 松王丸と梅王丸が来て、喧嘩となる。これは「車引」の段の意趣遺恨が元になっている。もみあう内に、庭先の桜を折ってしまう。

 訴訟の段
 千歳大夫/清友
 白大夫に、梅王丸は菅丞相に仕えたいといい、松王丸は勘当を受けたいというが、白大夫は松王丸の願いだけ聞き届ける。

 桜丸切腹の段
 住大夫/錦糸
 桜丸が現われて、丞相の失脚の原因を作った責任を取って切腹するという。白大夫は刀を与えて桜丸は切腹する。
 住大夫が低く静かに語りはじめると、その場がひきしまる。どんな場面でも、住大夫の世界に引き込まれてしまう。目の前でその語りを聞けるのは何という幸せなことだろう。

三十三間堂棟由来 
 平太郎住家より木遣り音頭の段
 睦大夫/喜一朗 津駒大夫/寛治 文雀(女房お柳)平太郎(玉也)
 柳の精のお柳が梛(なぎ)の木の生まれ変わりである平太郎と夫婦になり、こどもをもうける。ところが、柳が切り倒されることになり、お柳は別れなくてはならないと、夫や子どもとの別れを惜しむ。「葛の葉」の狐と同じような話である。お柳の人形の変化が趣向だが、今ひとつ別れの哀しさにのめり込めなかった。

 
by nori-126 | 2012-01-18 23:33 | 古典芸能 | Comments(0)

伊藤清永展 兵庫県立美術館

d0097373_152723.jpg 1月7日(土)兵庫県立美術館で開催中の伊藤清永展を見に行った。

 伊藤清永(1911~2001)は、私の故郷兵庫県出石町のお寺の出身で、文化勲章を受章した洋画家である。私のでた小学校の大先輩になる。

 地元に伊藤清永美術館ができて、文化勲章を受章されてから、はじめて名前を知った。作品をみたことがなかったので、一度みてみようと思った。

 生誕100年 伊藤清永展
 2011年12月10日~1月22日
 兵庫県立美術館




 阪神岩屋駅から海の方へ歩いていくと、美術館の屋上に派手な蛙の造形が乗っていた。昨年9月末に設置され、愛称は「美(み)かえる」とつけられた。空気で膨らませるようになっており、帰る時には片づけられていた。

 兵庫県立美術館はコンクリートの打ちっぱなしで、節電のために照明が暗く、人がほとんどいなかったので淋しい感じだった。こんなに人のいない美術展をみたのは初めてかもしれない。大きな部屋に一人だけということもあった。

 最初に中学生の時に描いたという出石の風景が展示されていた。1926年に描かれた太鼓楼(現在も残る時計台)や宗鏡寺(沢庵和尚ゆかりの寺)がなつかしい。

 三重県安乗で海女を描いた群像で脚光を浴びた。他には裸婦の絵が多い。戦後に渡欧して描いたという裸婦は、細い線を重ねて立体感をだす技法を使っている。これを発展させた絵は、ルノワールのようなふっくらした感じである。背景の鮮やかな色彩にモデルが浮き出るようである。ただ、晩年の作品は背景との境界が薄れて、裸婦が背景と一体になっているような印象を受けた。

 愛知学院大学の講堂のために描かれた釈尊伝四部作が大きな部屋に展示されていた。1枚が縦4m横3mという大作である。「降誕」は生まれた釈尊を囲む大勢の女性を描いており、「降魔成道」は誘惑しようとする悪を追い払う図、「初転法輪」は初めての説教、「涅槃」は横たわる釈尊を悼む群像を描いている。

 「初転法輪」は深い緑の木々を背景に、釈尊と説教を聞く人々が明るい色で浮き上がるように描かれている。人々の目が近くでみるとぼんやりと描かれているのに、離れてみるとはっきりとした表情になるのが不思議である。釈尊を見る目が何かを求める眼差しになっている。この絵をみていると、何ともいえない至福の気分になった。

 関連商品を売るショップにも誰もいなくて、がらんとしていた。太鼓櫓と釈尊伝四部作の絵ハガキを買って帰った。

   兵庫県立美術館屋上の「美かえる」 ↓
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by nori-126 | 2012-01-08 00:17 | 美術展 | Comments(0)

初春大歌舞伎 夜の部 大阪松竹座

 1月4日(水)初春大歌舞伎の夜の部を見に行った。毎年、同業者の貸し切り公演に行くのが慣例となっている。以前勤めていた職場の知り合いを10年ぶりにみかけて声をかけた。席は14列26番とやや後ろの右端の方だった。

 今年の1月は東京では、新橋演舞場(吉右衛門)、浅草公会堂(亀治郎他若手)、平成中村座(勘三郎)、ル テアトル銀座(玉三郎)、国立劇場(幸四郎)で歌舞伎興行があり、松竹座を入れると6か所になる。歌舞伎の勢いを感じる。

 はじめに海老蔵が、舞台中央であいさつをして、演じる5役のパネルを示しながら、簡単な筋を説明する。「まだか」という声が花道奥から聞こえて(これも演出)海老蔵がお家芸の「にらみ」をみせる。海老蔵の襲名披露の口上でみたことがある。

通し狂言
雷神不動北山櫻
 
 市川海老蔵五役相勤め申し候

発端 深草山山中の場
 早雲王子(海老蔵)は帝位につけないのを恨んでいる。大鎌を手にした王子が朝廷の家来を切り倒していく。黒く光った大きな鎌が不気味である。

序幕 大内の場
 鳴神上人が竜神を閉じ込めて、干ばつになる。百姓たちが、小野春道(翫雀)、文屋豊秀(右近)に窮状を訴える。小野春風(宗之助)は安倍清行(海老蔵)に干ばつの原因を占うようにいうが、気がのらない。頼りない清行を演じて、海老蔵が他の役とのコントラストをみせた。

 小野家の腰元小磯が訪ねて来たのを、清行が口説く。小磯が逃げたところを、早雲王子が手に掛ける。ここで、海老蔵が清行から早雲王子に、代役を使って早変わりする。

二幕目 小野春道館の場 
 「毛抜」として単独で上演されることが多い。5年前に同じ海老蔵でみたことがある。小野春道の館に粂寺弾正(海老蔵)がやってくる。小野家の息女錦の前は髪が逆立つという奇病である。これを弾正が磁石による仕掛けと見破る。弾正は、若衆秀太郎(吉弥)や腰元巻絹(笑也)にちょっかいを出す。海老蔵のひょうきんな仕草がおもしろい。ただ、こういう役になると声がこもるのが気になる。
  
三幕目第一場 木の島明神境内の場
 安倍清行の家臣定義が豊秀と一緒に清行を探して、観客席に下りてくる。お客さんは大喜びである。豊秀役の右近は、大阪ではめったにみられないが存在感がある。もっと重要な役で見てみたかった。
 
第二場 北山岩屋の場
 「鳴神」という演目で単独で上演されることが多い。前に、愛之助が海老蔵の代役で演じたのをみたことがある。竜神を閉じ込めて干ばつを起こしている鳴神上人のところへ、雲の絶間姫(扇雀)がやって来て、色香で誘う。酒を飲ませてしめ縄を切ると竜神が解放されて雨が降り出す。
 
 扇雀は華やかさを押さえて、清楚な感じをだしていた。上人が飲めない酒を飲んで酔ったり、エロティックな場面があって変化に富んだ構成となっている。解き放たれた竜神が滝を登っていくのもおもしろい。

大詰 第一場 大内塀外の場
 
第二場 朱雀門王子最期の場
 真っ赤な朱雀門の前で早雲王子と捕手との立ち回りがある。大きな梯子を花道に立てて、捕手がてっぺんで舞う。早雲王子が朱雀門にあがったところで、不動明王に成敗される。後向きに倒れ込む形は、「大物浦」の知盛と同じ型である。
     
第三場 不動明王降臨の場
 幕の向こうで煙が満ち満ちて、幕が開くと不動明王(海老蔵)が姿を現す。中空に登っていくところで幕になる。吊り下げるワイヤーが見えなかったが他の方法によるものなのか?

 海老蔵が昼夜の全演目にでる活躍ぶりで、みるのは1年3か月ぶりだが、やはり華がある。ひょうきんな軽い役も豪壮な役もこなせるのが強みである。見る前は余り期待していなかったのだが、十分に楽しめた。

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by nori-126 | 2012-01-06 22:26 | 歌舞伎 | Comments(0)

文楽 新春公演 第2部 国立文楽劇場

 1月3日(火)文楽の初春公演の初日の第2部に行った。新春イベントとして、ロビーににらみ鯛が供えられて、舞台の上にもにらみ鯛の張り子が並んでいる。公演の幕間に舞台から手ぬぐいまきが行われる。席は8列4番で、左端の方だった。正月の初日だけにお客さんは一杯である。

 義経千本桜
 道行、河連法眼館共に、文楽でも歌舞伎でもみたことがある。

 道行初音旅 
 静御前 豊竹呂勢大夫 狐忠信 竹本文字久大夫 人形 清十郎(静御前)勘十郎(忠信) 
 紅白の幕が落とされると、桜の花が満開の吉野の風景である。華やかな感じが、正月の演目にふさわしい。静御前は白拍子だが、人形は清楚でお姫様のような華やかさがある。大夫の見台が左右に割れて中から、狐を操る勘十郎が飛び出す。狭いところで動きにくいようだったが、この趣向には驚かされた。

 静御前と佐藤忠信の踊りが美しい。静御前が後ろ向きになげる扇を忠信が受け取るのがみどころである。

 河連法眼館の段 
 咲甫大夫/宗助 咲大夫/燕三

 忠信に化けた源九郎狐が、正体を現わす。狐の人形と忠信の人形を勘十郎が、瞬時に入れ替えて操る。その動きのよさが見ものである。最後は、吊り下げられて天高く登っていくというスケールの大きい終幕となる。

 壺坂観音霊験記
 西国三十三所の六番札所であり、お参りしたことのある壺坂寺を舞台にした有名な話である。聞いたことのある名セリフが登場する。「そりゃ聞こえぬ聞こえぬ、聞こえませぬわいな。」「三つ違いの兄さんと」などはどこで聞いたのだろうか?

 土佐町松原の段
 希大夫/寛太郎

 沢市内の段
 源大夫/藤蔵  人形 紋壽(お里)沢市(玉女)
 沢市はお里が明け方にそっと家をでるのを他に男がいるのかと邪推するが、お里は壺坂寺に夫の目が見えるように祈願していたと打ち明ける。

 静かな夫婦のやり取りを、しっとりと源大夫が聞かせる。源大夫の語るのを聞くのは、1年前の初春公演以来である。声を張り上げることはないが、じっくりと聞かせる。

 山の段
 嶋大夫/冨助
 お里沢市は壺坂寺に参るが、お里がいない間に沢市は谷から身を投げてしまう。それを知ったお里も後を追う。信心に答えて観音が二人を助けて、沢市の目がみえるようになった。

 嶋大夫の語りはすこしおおげさなところがあるが、それがこの場面では合っているような感じを受けた。
 
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  舞台上のにらみ鯛  ↓
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by nori-126 | 2012-01-04 00:10 | 古典芸能 | Comments(0)

新年あけましておめでとうございます。

 激動の2011年が終わって、2011年(平成24年)を迎えました。本年が良い年でありますようにとお祈りいたします。

 昨年も「noriさんのひまつぶ誌」は様々なひまつぶしを報告できましたが、時にはのんびりしていた時期もありました。もともと飽き性で、熱しやすく冷めやすいという性格なので、新しく興味の持てることを探していく必要があります。昨年は山行きで体力の衰えを感じました。タイムコースとかなり差がでて、膝の痛みという今までにない経験をしました。やはり常日頃から体を鍛えておかなくてはなりません。

 ブログでいろいろと情報を提供していただいている皆様や「1万人の第九」でお知り合いになった皆様、本年もどうかよろしくお願いします。また新しい出会いがあることを楽しみにしています。

  年末に植え替えた職場の花壇   ↓
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by nori-126 | 2012-01-01 20:28 | Comments(8)