感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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第111回 ABCラジオ「上方落語をきく会」夜の部 シアターBRAVA!

 1月26日(土)朝日放送主催の「上方落語をきく会」の夜の部を見に行った。朝日放送が昭和30年に始めた会で、40年ほど前に第39回(昭和45年)と第44回(昭和46年)を見に行ったことがある。そして昨年1月の第110回を久しぶりに見に行った。

 今年は一日だけで昼と夜に2公演行われた。会場のシアターBRAVAは大阪城ホールの川向かいにある。何度も通りがかっているが、入るのははじめてである。席はS列5番と後の方である。お客さんは満員だった。

 桂冶門     「つる」
 笑福亭たま   「憧れの人間国宝」
 桂吉弥     「かきわり盗人」
 笑福亭三喬  「まんじゅうこわい」
 桂春團冶    「子ほめ」
 桂米團冶    「かけとり」
 笑福亭松喬  「あみ船」

 2番太鼓という寄席囃子が陽気に始まりを告げる。桂冶門は「つる」というよく聞く噺をした。「白髪の老人が岩の上に立って、小手をかざして」というのを、「尺八吹いた老人が、岩海苔たべて、小手を振り回した」と聞き間違えるのは初めて聞いた。落ちは「だまって飛んできた」が有名で、前のお客さんがその落ちを寸前にささやいたが、冶門は「その日は飛んでこんかった」と締めた。よく聞く話は、演者がいろいろと工夫を加えているものである。

 司会の伊藤史隆と三代澤康司があいさつをした。会場が毎日放送の持ち物なのに、朝日放送が使わせていただいたと笑いを取った。

 笑福亭たまは、京大経済学部卒で、福笑門下の異色の落語家である。はじめにショートコントを枕の代わりにいくつか披露した。その中で「B29」の話をしますと言って、鉛筆で字を書くしぐさをする。「この鉛筆濃いなあ」という落ちが笑わせた。噺は文楽の人形遣いが、倒れて言葉がしゃべれなくなるというもので、奥さんの通訳で笑わせた。文楽の時事ネタもちゃんと織り込んだ。

 吉弥はさすがに落ち着いている。よく知っている噺だが楽しめた。落ちは「取る物がないので、相撲取って帰る」というのは、新しい工夫だろうか?三喬は前回も聞いたが、早口なのに全く噛まないで流れるように話す。慣れた感じがして、まだ若いがいかにも落語家という雰囲気をすでに持っている。いろいろな饅頭が出てくる中で、551の豚まんで笑わせた。

 春團冶は前回も聞いたが、かっての四天王でただ一人、今でも高座を聞けるのはうれしい。声は少し弱くても口調は昔のままである。米團冶の「かけとり」は、相手の趣味に合わせて、借金を断るというもので、中身を変えたら新作落語のようになる。クラシック好きの借金取りには、作曲家や音楽用語を使った音楽づくしを披露して、「キダタロー」まで出て来た。芝居好きに対しては、落語家づくしを披露した。團十郎のこもった声のまねをしたが、これはマニアック過ぎて、笑ったのは私だけだった。

 松喬さんは、昨年の会に出演が予定されていたのに、病気のために出演が中止になった。痩せておられるが、元気に長い噺をされた。「あみ船」は文献に残っている噺を小佐田さんが脚色し直したということで、もちろん初めて聞く話である。実力者が何人も出演するこういう会は貴重である。

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by nori-126 | 2013-01-27 21:39 | 古典芸能 | Comments(0)

一万人の第九 新年会 サロンバーNERO

 1月25日(金)一万人の第九の新年会があった。旧大阪Dクラスを中心に大阪Cクラス、大阪10クラスの30人近くが、Yさんの心斎橋の店に集まった。仕事の都合で少し遅れて参加したが、大きなスクリーンに一万人の第九のDVDが映しだされていた。第九をBGMにお酒を飲むのも悪くはない。

 やがて、第九は第4楽章に入り、バリトンソロが始まるところで皆が一斉に立ち上がって、大きな声で合唱した。同じ場所での二次会は、カラオケで盛り上がった。
by nori-126 | 2013-01-25 11:03 | 1万人の第九 | Comments(0)

初春大歌舞伎 夜の部 新橋演舞場

 1月20日(日)東京での会議の後に、新橋演舞場に歌舞伎を見に行った。前日の夕方に新幹線で上京したが、途中でタイミングよく夕焼けの富士山をみることができた。銀座では、4月に杮落公演が始まる新しい歌舞伎座がその姿を現していた。先代とほぼ同じような形である。

 新橋演舞場のロビーに、昨年亡くなった四世中村雀右衛門の写真と舞台写真が並べられていた。昼の「傾城反魂香」と夜の「祇園一力茶屋」が一周年忌追善狂言となっている。この2狂言に御子息の友右衛門と芝雀が出演している。席は1階8列22番だった。

一、 ひらかな盛衰記 逆櫓

 はじめてみる狂言で、あらかじめ筋を知らないとわかりにくい。今月の文楽でも上演されたが、見ることができなかった。

 船頭の権四郎(錦吾)の家で、娘のおよし(高麗蔵)の前夫との子である槌松が、旅先で他の子と取り違えられたことが語られる。お筆(福助)が現われて、槌松が死んだことを告げて、取り違えられた若君を戻して欲しいという。およしの夫の松右衛門(幸四郎)が、若君を抱いて現われて、実は木曽義仲の家臣の樋口次郎と素性を明かす。樋口を召し捕ろうと、梶原景時の命を受けた船頭らが、樋口と立ち回りを行う。

 前日の寝不足で少しうつらうつらしたので、余計に筋がわかりにくかった。幸四郎が船頭として登場するが、障子が開けられると若君を伴った武士のさっそうとした姿になる。渡海屋の知盛の変身に似ている。大きな碇に太い綱がついたものが、立ち回りに使われるが、これも知盛の自害に使う碇を思わせる。

 櫓を使った立ち回りが美しい。23人もの捕り手が綱を持って、舞台から花道まで並ぶのも壮観である。今回は初めて見るので、細かい登場人物の想いを理解するには至らなかった。何度かみるとさらに楽しめるような気がする。

   四世中村雀右衛門一周忌追善狂言
二、 仮名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場

  大星由良之助  幸四郎      お軽        芝 雀
  赤垣源蔵     友右衛門    富森助右衛門  廣太郎
  大星力弥     廣 松      鷺坂伴内  男女蔵
  矢間重太郎   秀 調       斧九太夫  家 橘
  寺岡平右衛門  吉右衛門

 七段目をはじめて見たのは、吉右衛門、仁左衛門、玉三郎だった。2回目は藤十郎、翫雀、孝太郎であった。3回目は1回目と同じ組み合わせであった。当初予定された團十郎が病気休演のために、幸四郎が由良之助を代演した。

 見どころの多い狂言で、特に由良之助、お軽、平右衛門の3人が主役と言ってよく、それぞれに胸に秘めた思いをどう表現するかが、役者に求められている。繰り返し見ることで、より理解が深まり、また感動も深まるようである。

 幸四郎の由良之助は、遊興に興じていても、あまり羽目をはずすことなく、自制が効いている。わざとらしさがなくて良い。吉右衛門は、足軽にしては貫禄があり過ぎるが、仇討に参加したい気持ち、妹のお軽を思う気持ちがよく伝わってきた。父親と勘平の死を告げるところでは、涙がでそうになった。芝雀のお軽は、出だしでは遊女らしい色気があり、平右衛門とのやりとりでは娘らしい可愛らしさがよく出ていた。

三、 釣女
   太郎冠者  又五郎   大名某  橋之助
   上﨟     七之助   醜女  三津五郎

 初めてみる演目である。西宮の恵比寿神社によい女性に会えるようにとお祈りした大名と従者が、釣竿で女性を釣るという、狂言を元にした松羽目ものである。

 橋之助と又五郎が滑稽な役で、上手な踊りを見せる。大名に釣られてでてきた七之助が、被り物を取った時の美しさに場内からため息が漏れた。立ち居振る舞いに、優美さが感じられた。三津五郎の醜女は、笑わせた。

  富士山夕照  ↓
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  新橋演舞場  ↓
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  歌舞伎座  ↓
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by nori-126 | 2013-01-22 01:51 | 歌舞伎 | Comments(2)

シネマ歌舞伎「大江戸リビングデッド」

 1月16日(水)シネマ歌舞伎の「中村勘三郎 追悼上映」の「大江戸リビングデッド」を見に行った。12月5日に亡くなった勘三郎さんを追悼して企画されたものである。大阪ステーションシネマの会場の入り口には、遺影として使われた写真が掲示されていた。人懐っこい感じの笑い顔を見ると、改めて寂しさが込み上げてくる。

 「大江戸リビングデッド」は宮藤官九郎の作・演出によるもので、平成21年12月の歌舞伎座さよなら公演の昼の部で初演されたものである。この月の夜の部を見に行ったが、夜の部では「野田版鼠小僧」を見ることができた。

 ネタばれ注意

 新島で、くさや商いの新吉(勘三郎)が殺されて、女房のお葉(七之助)は江戸にでて、くさやを売っていた。新島で同業だった半助(染五郎)は、お葉に新しい商売を持ちかける。江戸では、「らくだ衆」と呼ばれる「ぞんび」が出没していた。女郎のお染(扇雀)や浪人の四十郎(三津五郎)は、噛まれてぞんびになる。

 半助は、くさや汁をかけると身を守ることができるといい、ぞんびに「はけん」として仕事をさせることを、根岸肥前守(彌十郎)に申し出る。

 主演は染五郎で、はじめから最後まで大活躍である。声もよく通るし、シネマではその表情もよく見える。勘三郎は出番は少ないが、重要な役である。七之助の庶民の娘役というのは、みるのははじめてと思うが、その美しさ、慣れたやり取りに感銘を受けた。

 三津五郎は、いかにも昔の時代劇にでてくるような浪人を演じて笑わせた。女郎役の福助は、こういうコミカルな役がぴったりである。勘三郎の新しい歌舞伎には欠かせない役者である。大工の辰役の勘太郎は、動きもリズミカルで、特にマイケルジャクソンばりの踊りは見事だった。

 回り舞台をうまく使って、転換がスムーズに行われた。中にパロディで、ETや「らくだ」の場面がでてくる。いろいろと楽しい試みがなされている。「研辰の討たれ」や「鼠小僧」は勘三郎がいなくなって、代わりに誰が演じられるだろうかと思うが、この演目なら、勘三郎の代わりの役者を立てることで、染五郎が今後演じて見せてくれることになるだろう。

 最後に、どんでん返しがあって、殺されてぞんびになったと思った人が生きていて、生き残ったと思っていた人が実は死んでぞんびになっていた。どこかで聞いたような気がしたが、映画「黄泉がえり」の最後にも似た筋があったことを思い出した。

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by nori-126 | 2013-01-17 02:43 | 歌舞伎 | Comments(0)

横山幸雄ドラマティック4大コンチェルト2013 ザ・シンフォニーホール

 1月14日(月・祝)横山幸雄のピアノコンチェルトを聞きに行った。ロマン派の協奏曲を4曲弾くという試みである。ピアノ協奏曲といえば、どうしてもベートーベン、チャイコフスキー、ラフマニノフなどを交響曲との組み合わせで聞くことが多い。ショパン、シューマン、リストはCDでは聞いているが、山本貴志のショパンの1番以外はコンサートで聞くのは初めてである。

 横山幸雄はショパンのピアノ独奏曲をまとめて弾くという試みをしてきており、ピアノ協奏曲でも2012年に一度に4曲弾くコンサートを行い、今回が2回目である。席は1階R列36番で、会場にはわずかに空席があった。

横山幸雄 ドラマティック 4大コンチェルト 2013
2013.1.14(月・祝)2時 
飯森範親指揮 日本センチュリー交響楽団
ザ・シンフォニーホール

ショパン  :ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 
       :ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
リスト   :ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 

 ショパンとシューマンが1810年生まれで、リストが1811年生まれと、同時代に活躍した3人のピアノ協奏曲を一度に聞くというのは面白い試みである。

 ショパンのピアノ協奏曲は、ピアノの流れるような響きが楽しめるように作られているように思われる。特に2番は(1番より先に作られたらしいが)、メロディが特徴的でないので余計にそう思う。しかし、ピアノの音を純粋に楽しむには、2番の方がいいかもしれない。それは協奏曲としての楽しみとはまた異なるのかも知れない。

 2番の第3楽章で、聞き慣れない音がしたので、携帯でも鳴ったのかと思ったら、バイオリンの弦を弓でたたく音だった。 コル・レーニョ(col legno)奏法と言って、弓の毛ではなく棒の部分で弾く(叩く)やり方らしい。ベルリオーズの「幻想交響曲」の第5楽章にも使われていて、こちらの方がCDでもよくわかる。

 休憩の後に演奏されたシューマンもショパンと同じような印象を受けた。ただ、ブラスのソロとピアノの掛け合いがあって、ショパンよりも協奏曲らしいと感じた。

 リストは、前の3曲と違って、オーケストラとピアノが格闘しているような激しさがあった。前の3曲を淡々と弾いていた横山さんが、全身で力強く弾く姿に感銘した。4つの楽章からなるが、ほぼ連続して演奏される。スタンディングで拍手をするお客さんもあった。アンコールはなかったが、これ以上アンコールとして何を期待するのかという気持ちだった。

 
by nori-126 | 2013-01-15 00:44 | クラシック音楽 | Comments(0)

初春大歌舞伎 夜の部 松竹座 猿翁、猿之助、中車襲名披露

 1月4日(金)毎年恒例の同業者の歌舞伎貸し切り公演を見に行った。歌舞伎をよくみるようになったのは、貸し切り公演に行ったのがきっかけだった。市川猿翁、猿之助、中車の襲名披露は、昨年6月の新橋演舞場での夜の部を見た。席は右桟敷だった。

 同業者の貸し切り公演なので、何人かの知り合いに会えるのが楽しみである。昨年同窓会の幹事を一緒にしたKMさんを向かいの桟敷席にみつけて話をした。前の職場で御一緒した方、3人に会った。Aさんとは10年ぶりに、Oさんとは25年ぶりに会ってあいさつをした。

一、操り三番叟
 2008年8月に故郷である出石町の永楽館杮落大歌舞伎で愛之助で見たことがある。 松羽目もので、はじめに翁(藤十郎)が登場する。相変わらずの若々しい姿に感銘する。千歳役の吉太朗は我當の部屋子で芸達者である。三番叟の翫雀が人形振りで踊り、後見の薪車が糸で操る仕草をする。翫雀はあまり操り人形らしい動きが見られなかった。人形のようにみせるにはかなりの体力を必要とする。若い人がやるべき役と思う。

二、小栗栖の長兵衛
 岡本綺堂の新歌舞伎で初めてみた。そして何よりも中車が長兵衛を演じることが話題である。無法者で嫌われ者の長兵衛が、明智光秀を討ったことがわかり、褒美をもらうことになり、周りの人々が英雄扱いするという単純な筋だが、そこに人の心理を映しだそうとするものである。

 テレビや映画で活躍している中車が歌舞伎俳優として、どのような演技をするかに興味があった。昨年6月の「ヤマトタケル」では、あまり動きのない役だったが、今回は主役として登場した。コミカルな役であり、中車のイメージとは異なるが、無難にこなしたというところだろうか?発声は、歌舞伎俳優のそれとは違って、やや軽い印象を受けた。

 脇を固める猿之助一座の人達が熱演した。猿弥の僧法善は威厳があった。巫女の春猿は美しかった。右近が、少し滑稽な役で、最初は猿弥が演じているのかと勘違いした。翫雀は逆に真面目な役だった。配役が違ったら、どうだったのだろうと思わせた。

三、襲名披露口上
 昨年6月の襲名披露公演では、夜の部では、猿之助と中車が劇中であいさつをしただけなので、はじめてみる口上である。藤十郎のあいさつのあと、翫雀、扇雀、門之助、竹三郎、秀太郎、右近、猿弥、春猿、寿猿、笑三郎、笑也、そして中車と猿之助が口上を述べた。猿翁は休演中である。

四、義経千本桜川連法眼館の場
  市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候

 猿之助が忠信と源九郎狐を演じて、最後に宙乗りをみせる。佐藤忠信としては、武士らしい落ち着きはやや物足りないが、源九郎狐としては、親を思うけなげな気持ちが伝わってきた。トリッキーな動きにも活力があった。猿之助として期待される大きさというものが、これから備わってくることを期待したい。

 扇雀の義経がよかった。男役はめったに見ないが、発声も女方の時とは全く変えて、存在感のある義経だった。ここでも右近は、顔を赤く塗った亀井六郎を演じており、右近らしさがでていないような印象だった。段四郎が休演で、寿猿が川連法眼を代演したが、義経をかくまう法眼には、きっぱりとした強さが欲しい。

 秀太郎の静御前は、にせの忠信の正体を見破ろうという気迫があった。ここでは、単に可愛いお姫様ではない。どんな役でもその場の雰囲気に合わせられる秀太郎は安心してみていられる。竹三郎も同じである。

 川連法眼館は歌舞伎でみるのは2回目だが、いろいろな趣向があり楽しめた。

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by nori-126 | 2013-01-07 01:23 | 歌舞伎 | Comments(0)

文楽初春公演 第1部 国立文楽劇場

 1月3日(木)文楽初春公演の初日の第1部を観た。初日の第1部は昨年までも行きたいと思いながら、チケットが取れなかった。開幕の20分前に行くと、前の通りで、人形による鏡開きが終わったところで、枡酒を待つ人の列があった。

 ロビーには例年のごとく、にらみ鯛と大きな鏡餅が並べられて、舞台の上には大神神社宮司の巳の書と鯛の造詣が並んでいる。正月らしい雰囲気である。

 昨年、病気で7月公演を休演された住大夫さんが復帰される初日である。

 寿式三番叟 
 住大夫 文字久大夫 咲甫大夫 睦大夫 他/錦糸 燕三 清志郎 他 
 人形 勘彌(千歳)和生(翁)幸助、一輔(三番叟)

 幕が開く前に床に三味線が7人並び、その奥に大夫が並んだが、幕の隙間から住大夫さんの元気そうな顔が見えた。やがて幕が開くと、住大夫さんの元気な声が聞こえて来た。「住大夫」の声もかかり、満員のお客さんが住大夫さんの復帰を歓迎した。

 能楽の「翁」を義太夫節に移したもので、めでたい場で演じられる。千歳と翁が拡張高く踊った後、三番叟二人が躍動的に踊る。鈴を持ってにぎやかに踊るが、途中で疲れた様子を見せて笑わせる。実際に遣う人も疲れるものと思われる。

 義経千本桜 すしやの段
 源大夫/藤蔵 津駒大夫/寛治 文字久大夫/宗助
 紋壽(お里) 玉女(弥助) 勘十郎(権太) 玉輝(弥左衛門) 蓑二郎(女房) 亀次(景時)

 以前に観たことがあるが、この前の幕もあって筋がわかりやすかった。身替りの首が手に入る経緯がないとわかりにくい。しかし、よくできた筋である。権太が突然、善人になるというのは少し無理があるが。

 源大夫さんの声が弱々しくて、三味線に負けて聞こえないほどだった。体調がよくないらしい。津駒大夫は子どもの幼い声と梶原の太い声をうまく語り分けた。文字久大夫も力強い声だった。

 権太を遣った勘十郎は、荒々しい態度と、親に取り入るところでのしおらしさが対照的だった。身替りになる妻子を見やるところ、刺されてからの告白と様々な心情をみせて見事だった。

 増補大江山 戻り橋の段
 呂勢大夫 三輪大夫 津國大夫 南都大夫/清介 喜一朗 清馗 清?? 寛太郎
 文司(渡辺綱) 清十郎(若菜)

 源頼光の家来渡辺綱が鬼を退治する物語である。暗い舞台に渡辺綱が登場する。そこへやってきた若い女が通りがかり、綱が送っていくことになる。若い女は正体を現すと、鬼の形相になる。若い女の首で、角を出す場面があり、舞台装置を使って、鬼女の首になる。舞台の変換や最後に鬼女が舞台を宙に舞うという演出が楽しめる。

   鏡開き  ↓
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by nori-126 | 2013-01-04 13:11 | 文楽 | Comments(0)