感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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<   2013年 04月 ( 23 )   > この月の画像一覧

文楽四月公演 第1部 国立文楽劇場

 4月29日(月・祝)文楽の第1部に行った。今月は昼夜入れ替え無しなので、第1部は日曜日の都合がつかず、千秋楽になってやっと見ることができた。席は8列33番で床に近いところを選んだ。千秋楽で祝日だからか、9割くらいの入りだった。

伽羅先代萩 竹の間の段
松香大夫・津國大夫・南都大夫・始大夫・咲寿大夫・小住大夫・亘大夫/清友
文司(八汐)、勘彌(沖の井)、政岡(和生)

 3年前に一度みたことがあるが、床下の段ははじめてである。和生を遣う政岡は、若君を守るために決意を秘めた落ち着いた動きである。沖の井の南都大夫の女性の声に艶があった。

御殿の段
 津駒大夫/寛治 
 津駒大夫は体を揺らせての熱演。ひもじい思いをしながら、我慢する若君を思っての政岡の心情を語る。我が子に毒見をさせる強さとやさしさが同居する。

政岡忠義の段
 呂勢大夫/清治 文雀(栄御前)
 前回見た時は、御殿の段にこの段も含まれていたのだが、今回は別の段として名前がついている。
 呂勢大夫はしっかりとした太い声で語った。清治の三味線の力強さもよかった。我が子を殺されて、忠義のために平然と振舞う政岡の心の内を思うと涙がこぼれそうになる。残忍ななぶり殺しは、耐える政岡の無念さを表現するためといえ、少し違和感を覚える。

床下の段
 妖術使いのにらみ合いが、これからの物語の発展を示唆する。前の場面とは相入れない面もあるが。煙を使ったり、ガマや鼠がでてきたりという趣向は面白いが、無くてもいいかとも思う。

新版歌祭文 野崎村の段
 文字久大夫/清志郎 英大夫/藤蔵 住大夫/錦糸・寛太郎
 勘十郎(おみつ) 玉女(久作) 蓑二郎(久松) 蓑助(お染)

 文字久大夫は落ち着いた声であった。源大夫さんが休演で英大夫が代演した。しっとりとした声であるが、深みに少し物足りないものを感じる。咲大夫さんを聞くと、後に続く人達との差を感じる。住大夫さんは、いつ聞いても感動する。病気前の元気な声が戻ってきたようである。普通に語られるのが、心にしみるというのは不思議である。

 おみつを遣う勘十郎に、田舎娘の素朴さがあり、また同時に上品さがあった。やきもちを焼いて、鏡に映ったお染をつつくところが面白い。お染を遣う蓑助にお嬢様の品としおらしさが感じられた。人形遣い4人が舞台に勢揃いする場面が壮観だった。

 三味線は二人で掛け合いで弾く場面があり、力強いものだった。

釣女
 英大夫他
 狂言の「釣針」を元にしたもので、歌舞伎で1月に見たことがある。文楽で松羽目物というのは、めったに見ないが。歌舞伎と違って、太郎冠者が美女を盗んで逃げようとする。ここで狂言のお約束である「遣るまいぞ、遣るまいぞ」がでてくるのだが。

 4月の文楽公演は昨年より3割増しの入場者があったという。46公演で2万378人、1公演当たり443人、約60%の入りということになる。有名な心中天網島を上演した効果もあろうが、客足だけを気にして、有名な演目ばかり上演することになると、若手の勉強の機会がなくなる。文楽は、松竹がやっていた時からずっと赤字だった。大きく動員が望めない性格上、公共の支援は欠かせない。4月の筋書きにそのあたりの事情が詳しく書かれている。



 
by nori-126 | 2013-04-30 02:10 | 文楽 | Comments(0)

大阪城公園 ’13.4.29 ヨシガモ センダイムシクイ

 4月29日(月・祝)朝、大阪城公園で鳥がたくさん見られて、珍しい鳥もきているというので、久しぶりにでかけた。ブログによると40種類にもなるという。

d0097373_134272.jpg 水上バス乗り場近くの森に入ると、鳴き声が聞こえた。木々の間を飛び回るが、緑の葉に隠れて何という鳥なのかわかりにくい。「チイチヨビー」という鳴き声で、地味な感じの鳥は、センダイムシクイと同定できた。初めて見る鳥で110番目となる。ムシクイの類は、姿だけで区別することは難しく、鳴き声で判定することになる。キビタキがみられた。

 市民の広場の方へ行くと、ここでも鳥の鳴き声が盛んにした。桜とメタセコイアの若葉が外堀に映って美しい。音楽堂上でもキビタキがいた。

 梅園近くの内堀にカモが4羽いたので、写真に撮ってみると1羽がヨシガモの雄だとわかった。今までにも、それらしき鳥を大阪城公園でみたことがあるが、遠すぎて確認できなかった。近づいたところを初めて撮れて、111種類目の鳥になった。

 天守閣配水池では、10人くらいがカメラを構えて鳥のでてくるのを待っていた。ノゴマがいるらしい。ここでオオルリをみかけたが、写真は撮れなかった。池の側にもカメラマンが集まっていて、ここではミゾゴイがみられるという。いずれもゆっくりと待っている時間がなくて、残念ながら場を去らなければなかった。

  ヨシガモ  ↓
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  メタセコイアと桜の並木  ↓
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by nori-126 | 2013-04-30 00:31 | 自然観察 花・鳥・昆虫 | Comments(0)

千里バッハ合唱団・オーケストラ演奏会

 4月28日(日)千里バッハ合唱団・オーケストラ演奏会に行った。毎年、演奏会を続けておられるが、今年は創立30周年記念と言うことで、兵庫県立芸術文化センター大ホールでの演奏会となった。

 例年のように、合唱団に参加しておられるOS先生からチケットをいただいた。席は自由席で、会場に着いたのが遅かったので、3階の席しか空いていなかった。

団創立30周年記念
第24回 千里バッハ合唱団・オーケストラ演奏会
2013年4月28日(日)
兵庫県立芸術文化センター大ホール


バッハ ロ短調ミサ曲
ソプラノ 松田真由美  テノール 井場謙一
アルト  上辻静子    バス   小玉 晃

 広い舞台に、70人くらいの合唱団とオーケストラが並んで、荘厳に演奏が始まった。ホールの響きがいいので、演奏がホールに充満した。合唱団の各パートの声がよく揃っていて、一人の人が歌っているかのようだった。

 テノールの井場さんは、毎年出演されているが、慣れた感じがする。バスの小玉さんは、前に堺のピアノによる第九の演奏会に出演されたが、ほれぼれするいい声である。1万人の第九でも合唱指導をされている。

 約2時間余りの心地よい演奏を楽しんだ。レベルの高さに改めて驚かされた。

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by nori-126 | 2013-04-28 22:03 | クラシック音楽 | Comments(0)

文楽四月公演 国立文楽劇場 第2部

 4月24日(水)、文楽の第2部を見に行った。今月は何かと予定があり、月の後半になってやっと行くことができた。席は8列28番だが、右の方の席に誰もいなかったので移動した。大夫さんが目の前に見えて、熱演を身近に感じることができた。観客の入りは70%くらいか。

 心中天網島は、平成21年11月にみたことがある。覚えていないところもあるが、2回目となると少し余裕を持って、細かいところをみることができる。歌舞伎では、時雨の炬燵、河庄として上演されている。

 1階の企画展示は「竹本義大夫と近松門左衛門」で、様々な資料が展示されていた。人形一人遣いの図があったが、3人遣いにしたことは革命的だった。一人遣いのままでは、今日の無形文化遺産指定はなかったと思われる。

心中天網島 北新地河庄の段
中 千歳大夫/清介 切 嶋大夫/冨助 
勘十郎(小春)、勘壽(太兵衛)玉也(善六)和生(孫右衛門)玉女(冶兵衛)

 千歳大夫の声は明るくて朗々と華やかである。嶋大夫は大きい声で、声を張り上げて感情を込める。演目によってはオーバーな感じを受けることがあるが、今回は気にならなかった。

 勘十郎の小春に品と落ち着きがあった。冶兵衛のことを心配する様はとても19歳には見えない。歌舞伎では、冶兵衛は頼りない男であるが、文楽でも少しそういう面をみせる。しかし、妻子がありながら、小春に熱を上げて、心中してしまうなんていうのは、身勝手な気もする。

 二本差しが恐いと田楽屋の前を通れないというギャグは、先日の「白波五人男」でも同じようなものがあった。

天満紙屋内より大和屋の段
口 咲甫大夫/喜一朗 咲大夫/燕三

 咲甫大夫はつやのある少し高い声で、あまり声を張り上げることはない。こどもや女の声に艶があった。咲大夫さんは熱演だった。天満紙屋内から大和屋まで続けて語られたが、かなりの長時間である。しっとりと低音を聞かせる一方で、大きい声も十分でていた。人間国宝の2人に迫る実力があることを改めて感じた。

【追記】 6月30日にNHKEテレで公演の放映があった。解説で、紙屋内から大和屋を続けて語るのは、オリジナルだが、40年ぶりとか。続けて語る方が、冶兵衛の心情が一貫するという利点あるが、大夫は大変である。

 冶兵衛をかばおうとする妻のおさんがいじらしい。子どものあどけなさが哀しい。紙屋内の舞台が後方に下がって、大和屋の玄関になる。ここでは緊迫した状況が演じられる。

道行名残りの橋づくし
文字久大夫(小春)睦大夫(冶兵衛)他

 大坂の地名がでてきて親近感がある。場面を転換して、道行を表現する。

 よくできたストーリーである。実際の心中を元にこれだけの筋を創造できるという才能に感心する。妻のおさんや兄の孫右衛門、舅の心遣いに心が痛む。これだけ周囲が心配しているのに、冶兵衛はわかっているのだろうか?もう少し理性的に行動したらという考えは、愛や恋やというものと縁遠くなってしまった打算的なおじさんの発想なのだろうが。


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by nori-126 | 2013-04-28 00:49 | 文楽 | Comments(0)

歌舞伎座 杮葺落四月大歌舞伎 第2部 

 4月21日(日)歌舞伎座杮葺落公演の第2部を見た。席は13列35番で、第3部とほぼ同じ場所、花道に近いところのチケットは取れなかった。

一、弁天娘女男白浪
  浜松屋見世先の場より 滑川土橋の場まで

  弁天小僧菊之助   菊五郎   南郷力丸    左團次
  赤星十三郎     時 蔵   忠信利平    三津五郎
  岩渕三次      錦之助   浜松屋宗之助  菊之助
  関戸吾助      松 江   狼の悪次郎   市 蔵
  木下川八郎     團 蔵   伊皿子七郎   友右衛門
  浜松屋幸兵衛    彦三郎   青砥左衛門藤  梅 玉
  鳶頭清次      幸四郎   日本駄右衛門  吉右衛門

 歌舞伎座さよなら公演で初めて見て以来、菊之助の弁天小僧で一度見て以外は、菊五郎で3回目になる。左團次の南郷力丸も2回目だが、憎めない悪役という感じがいい。

 時蔵、三津五郎と豪華な配役で、團十郎の代役の吉右衛門が、やはり貫禄がある。「稲瀬川」での台詞、「山門」での石川五右衛門を思わせる装束といい、主役を食うような存在感がある。4月公演では、3部すべてに出演の大活躍だが、無理をしないようにしてほしいとも願う。

 鳶頭の幸四郎は、杮落公演ならではの配役である。幸四郎が演じると、鳶頭が弁天小僧に対等に渡り合えるような大物に見えてくるから不思議である。本来なら、威張っていても弁天小僧に遣りこまれる小物という立場だと思うが。

 菊五郎が駄右衛門に「男だ」といわれて、正体を現すところで、「待ってました」「たっぷりと」と声がかかった。ここのためが面白い。わかっていても緊張する瞬間である。

 屋根の上での立ち回りは、斜めの屋根の上なので不安定である。菊五郎の立ち回りは、やや体力的には厳しいものがあるが、熱演であった。とんぼを切る若手の活躍は賞賛に値する。

 梅玉の青砥左衛門は、武将らしい貫禄がある。豪華な配役の「弁天娘女男白浪」を堪能したが、花道から少し遠いのがどこまでも心残りである。

二、忍夜恋曲者 将門

   傾城如月実は滝夜叉姫  玉三郎
   大宅太郎光圀        松 緑

 初めてみる演目である。真っ暗な舞台で、花道のすっぽんから玉三郎が蝋燭の明かりだけで浮かびあがる。傾城としても品位がある。正体を現して滝夜叉姫となってからは、動きが男性のようで、凛々しい顔の美しさは玉三郎にしか演じられないものである。

 松緑は、大抜擢だと思うが、踊りがしっかりしていて、声もよく通る。最後に建物が上から押しつぶされて、廃墟のような屋根に玉三郎が見得を切る。壁が落ちる大きな音がして、迫力十分である。「屋体崩し」というらしいが初めて見た。




 
by nori-126 | 2013-04-25 03:14 | 歌舞伎 | Comments(0)

国宝 燕子花図屏風 琳派の競演 根津美術館

d0097373_18825.jpg 4月21日(日)上野公園で「ラファエル展」と「大神社展」をみて、尾形光琳の燕子花(かきつばた)図屏風をみようと、根津美術館に行った。表参道駅から少し歩くと、落ち着いた建物がある。

国宝 燕子花図屏風 琳派の競演
2013年4月20日~5月19日
根津美術館 港区南青山


 根津美術館が所蔵する琳派の作品や琳派の影響を受けた作品などを展示している。作品数は25と多くない。俵屋宗達の工房による「四季草花図屏風」は、多くの種類の花を描いている。尾形光琳による白楽天図屏風は画面を横切る船の構図が新鮮である。

 「燕子花図屏風」は写真でみたことのある有名な絵であるが、全体のバランスが絶妙で、しばし見とれた。これをみるだけで値打ちがある。

 鈴木基一「夏秋渓流図屏風」は琳派の画家の代表作で、鮮やかな色にリアルな感じの檜の林が印象的だった。他に尾形乾山の絵や皿などが展示されていた。

 同時開催として、仏教彫刻の魅力(6世紀中国の石像など)、古代中国の青銅器(紀元前12世紀頃の中国殷時代の青銅の器など)、仁清と乾山(野々村仁清と尾形乾山の水差や角皿などを多数展示)などの展示があった。

 根津美術館を初めて訪れたが、庭園入口があったので、庭にでてみるとずいぶんと広い。こんなに広い緑の庭園が、都会の中にあることがうそのようである。歩道の側には、古い仏像などが多数並べられている。イチョウの木もかなりの古木である。道標があって、「かうや」や春日大社の字がみえたのは、かって奈良にあったものだろう。

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by nori-126 | 2013-04-25 03:12 | 美術展 | Comments(0)

国宝大神社展 東京国立博物館平成館

 4月21日(日)上野公園の西洋博物館でラファエル展を見たあとに、ふと置いてあった「大神社展」のパンフレットをみると、奈良石上神社の国宝「七支刀」が展示されているのを知った。前から見たいと思っていたので、同じ上野公園にある国立博物館まで行った。

 全国各地の神社から全面協力を得て、多くの国宝や重要文化財が展示されている。会期は前期と後期に別れているが、5月6日までの前期だと、国宝が約60点になる。といっても、国宝のリストでは、各神社の古神宝類はひとまとめに記載されているが。

国宝大神社展
平成25年4月9日ー6月2日
東京国立博物館 平成館


第1章 古神宝
 春日大社の所蔵する太刀、剣、鏡台、鏑矢などが10点展示されている。後期には厳島神社からの神宝が展示される。これらはほとんど国宝である。熊野速玉神社から織物や蒔絵手箱などが出品されている。南北朝時代の作品である。神社で何年かごとに遷宮が行われるが、この時に装具なども新品になる。そうすることで、使い古される前に保存されることになるのだろう。

第2章 祀りのはじまり
 福岡・宗像大社所蔵の沖ノ島から出土した古墳時代の勾玉、三角神獣鏡などが展示されている。大阪金剛寺の国宝「延喜式」は、全国の神社のリストである。

第3章 神社の風景
 曼荼羅や神社の境内図などが展示されていた。

第4章 祭りのにぎわい
 祭礼を描いた屏風図、能楽面などが金剛峯寺、厳島神社などから出品されていた。

第5章 伝世の名品
 海獣葡萄鏡、壺鐙、刀などが展示される中に、奈良石上神社の「七支刀」がある。4世紀に百済王から倭王に贈られたとされるもので、両面に金で字が描かれている。3mくらいの長い直刀があった。他に鎧があって、鎌倉時代の白糸威鎧は、細工が見事である。平家が厳島神社に奉納した平家納経は、平清盛の願文が添えられている。

第6章 神々の姿
 神像が40体並べられている。仏像はよくみるが、神はもともと見える形にしないことが多く、神像を見る機会はめったにない。仏像と違って、頭髪があったりするが、仏像の影響を受けているものもある。

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by nori-126 | 2013-04-25 03:09 | 美術展 | Comments(0)

ラファエロ展 国立西洋美術展

d0097373_225951.jpg 4月21日(日)朝、ホテルのパソコンで、東京の美術館の情報を調べて、mamiさんのブログの内容も参考に、「ラファエル」展、琳派、そして時間があれば山種美術館に行くことにした。結果は大神社展に行ったので、山種美術館は行けなかったが。

 上野公園の国立西洋美術館に9時半の開館直後に行った。すでに多くのお客さんが入っていて、絵の前は人だかりで近くでは見られない。少し離れてみることにした。

 学生時代にラファエロの絵が気にいって、分冊の全集のラファエロだけを買ったことがある。聖母子の絵がたくさんあったことを覚えている。独特のやさしい聖母の絵である。30年前にヨーロッパを一人で旅行した時に、バチカン市国のシスチナ礼拝堂で、ラファエロの壁画をみることができた。また、フィレンツェのウフィツィ美術館でもラファエロの絵に出合うことができた。

 ラファエロ
 2013年3月2日~6月2日
 国立西洋美術館


 最初に自画像が展示されている。
 Ⅰ.画家への一歩
 影響を受けたジョヴァンニ・サンティや師のペルジーノの絵が展示されている。20歳前後の初期の作品が6点ある。

 Ⅱ.フィレンツェのラファエローレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとの出会い
 「大公の聖母」が本展の目玉である。ラファエロの描く聖母子に共通する特徴のある聖母の眼差しがやさしい。背景は風景が描かれていたのに、後世に黒く塗りつぶされたことが、説明されている。絵の前で、しばらくたたずんで眺めていた。「聖家族と仔羊」も小さいが聖母を描いている。

 Ⅲ.ローマのラファエロー教皇をとりこにした美
 30歳から晩年(37歳で亡くなった)の作品が展示されている。ラファエロの工房を引き継いだ作品もある。

 Ⅳ.ラファエロの継承者たち
 ラファエロの影響を受けた後世の画家の作品が展示されている。ラファエロの絵を皿に描いて売られていた。ラファエロの描いた壁画は一般の人には触れることがなかった。そこで、絵を版画にしたり、皿に描くというような形で世間の人は知ることができたのである。私たちがシスティナ礼拝堂で、教皇の部屋の壁画を見学するというのは、当時の人にはできなかったことなのである。

 世界各地の美術館から集められた作品は、ラファエロ展としては日本初のものである。「大公の聖母」がみられただけで幸せである。

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by nori-126 | 2013-04-24 02:44 | 美術展 | Comments(2)

「鮨 江戸時代」 東京都中央区築地

 4月20日(土)歌舞伎座杮葺落四月大歌舞伎第3部を見終わって、遅い夕食を取った。ホテルは歌舞伎座の東にあるヴィアイン東銀座にした。この辺りは築地で、大きな寿司屋がいくつかある。

 松竹歌舞伎会の機関誌「ほうおう」3月号にホテル近くの「鮨 江戸時代」が紹介されていた。値段もそう高くなさそうで、こういう案内があると入りやすい。中に入ると檜の大きなカウンターと、テーブルの席がある。カウンターに座って、セットの握りを頼んだ。

 一貫ずつ、握りがでてくるが、シャリがこぶりで食べやすい。小さい茶碗蒸しがついている。生牡蠣が置いてあって、ひとつだけ食べてみた。雨が降って寒い天候で、熱燗を楽しんだ。

 近くに座っていた中年の男性が、大阪から来たという話をしておられたので、板前さんとの話で、堺でこんな仕事をしていますというと、そのお客さんが同業で、富田林から来たといわれた。共通の知人もあって、仕事の話だけでなく、歌舞伎や山登りの話で盛り上がった。

 私の故郷の出石の永楽館の歌舞伎興行にも何度か行っているということで、杮落とし公演の時は、私と同じ日に永楽館に行かれたとのことだった。昨年秋に、涸沢に紅葉を見に行ったということで、デジカメの写真を見せてもらった。私のカメラに入っている涸沢の写真もみせて、同じ山が写っていると、大いに盛り上がった。

 一人で淋しく飲んでいたのが、思いがけなく楽しい時間を過ごすことができた。
by nori-126 | 2013-04-24 02:43 | 美味探訪 | Comments(0)

歌舞伎座 杮葺落四月大歌舞伎 第3部

 4月20日(土)新開場の歌舞伎座の杮葺落公演3部を見た。杮葺落公演は、三部制となっている。松竹歌舞伎会員として、先行で何とかチケットが取れたが、12列37番という右側の席で花道から遠い。

 客席に入って舞台をみると、先代の歌舞伎座と同じ広い舞台である。先代の歌舞伎座にタイムスリップしてしまったのか、もしくは歌舞伎座は建て替えられたのではなく、ずっとそのまま存在していたのかという気にさえなった。

一、近江源氏先陣館 盛綱陣屋
 
 初めてみる演目で、予めあらすじを読まないで舞台を見たので少し判りにくいところもあった。兄弟、親子が敵味方に別れて戦うという非情さの中での、人間模様が描かれていて、よくできた物語である。

佐々木盛綱    仁左衛門     篝火       時 蔵
早瀬       芝 雀     伊吹藤太      翫 雀
信楽太郎     橋之助     竹下孫八      進之介
四天王      男女蔵      同        亀三郎
同        亀 寿      同        宗之助
高綱一子小四郎  金太郎      盛綱一子小三郎  藤間大河
古郡新左衛門   錦 吾      微妙       東 蔵
北條時政     我 當      和田兵衛秀盛   吉右衛門

 幕が開くと奥から仁左衛門が現われる。花道から吉右衛門が赤ら顔の勇壮な武将として登場して、舞台で仁左衛門と渡り合う。にらみあいがあり、柝が入る。新しい歌舞伎座ではじめてみる舞台が、ひいきの2人であるというはうれしい。

 仁左衛門は、兄弟ながら敵となった弟とその子小四郎への人情と忠義との板挟みの苦悩をにじませながら、毅然とした盛綱を演じた。首実験での所作が美しい。芝雀は、気品のある武家の妻であり、よく似合う。時蔵は、女性ながら男装のようないでたちである。

 戦いの注進をする橋之助は荒武者で太刀を持って勇壮な踊りをみせる。対照的に、翫雀は滑稽な踊りで早見籐太に似た扮装。こういう役は翫雀の真骨頂である。東蔵は大抜擢である。息子のために孫を殺そうとするという難しい役どころを悲哀と決意をみせて好演だった。

 我當は、足元がやや心もとないが、動きの少ない役なのでそれほど気にならなかった。大将としての貫禄はさすがである。小四郎役の金太郎が大活躍である。台詞も多いし、子どもっぽさと武家に生まれたものの使命の両方を演じなくてはならない。

 物語の筋は現代では理解できないものだが、みどころが多くあって、初めて見る演目ながら十分楽しめた。

二、勧進帳
 何度もみている演目ながら、菊五郎の富樫に興味があった。期待にたがわず、弁慶に負けないで渡り合うことのできる富樫だった。出の自己紹介、勧進帳を覗こうとするところ、義経を捕まえようとするところなどに迫力があった。           

 武蔵坊弁慶  幸四郎    源義経  梅 玉
 亀井六郎  染五郎     片岡八郎  松 緑
 駿河次郎  勘九郎     太刀持音若  玉太郎
 常陸坊海尊  左團次    富樫左衛門  菊五郎

 幸四郎の弁慶はいうことがない。團十郎よりも人間的な弁慶である。豪壮さよりも人情が感じられる。團十郎亡きあと、当代随一の弁慶として活躍して欲しい。

 梅玉の義経は若さと品があった。義経と言う役はあまり若い人がしても追われる悲哀というものが感じられない。じっとしていることの多い役だが、存在感があった。

 こんなに豪華な四天王はあっただろうか?将来を背負う花形役者が3人と、左團次というぜいたくさは、杮落とし公演ならではある。

 最後の弁慶の引っ込み、飛び六方は花道が遠いせいもあって、あまり迫力が感じられなかった。かって團十郎が元気な時に、花道近くにいて、自分の方に向かって飛んでくるのに身震いしたことを懐かしく思い出した。

 新開場の杮葺落公演の二つは、豪華な配役で充実した時間を体験できた。新しい歌舞伎座で、これからも歌舞伎の新しい歴史が刻まれていくのが証言できることを喜びたい。

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by nori-126 | 2013-04-23 03:44 | 歌舞伎 | Comments(0)