感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
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METライブビューイング「イオランタ」「青ひげ公の城」

 3月29日(日)、METライブビューイングを見に行った。童話を基にした二本立てだが、その内容は全く異なるもので、特に青ひげ公の城は、こういうオペラもあるのかという衝撃を受けた。

MET ライブビューイング
第8作 チャイコフスキー「イオランタ」 ロシア語
     バルトーク「青ひげ公の城」 ハンガリー語
指揮:ワレリー・ゲルギエフ(両作共通) 演出:マリウシュ・トレリンスキ(両作共通)
    MET上演日:2015年2月14日   上映時間:3時間39分(休憩1回)

「イオランタ」
出演:アンナ・ネトレプコ(イオランタ)、ピョートル・ベチャワ(ヴォデモン伯爵)
アレクセイ・マルコフ(ロベルト)、イルヒン・アズィゾフ(エブン=ハキヤ)
イリヤ・バーニク(レネ王)

 ネトレプコが目の見えないことを知らずに育った王女を演じる。アンデルセンの童話に基づいたオペラである。舞台の中央に箱の形で、イオランタの住む部屋がある。世間から隔絶したというイメージである。父の王は、イオランタを保護しようとして、結果として娘のためにならなかったのではと苦悩するという演出になっている。

「青ひげ公の城」
出演:ナディア・ミカエル(ユーディット)、ミハイル・ペトレンコ(青ひげ公)
 
 青ひげ公の城を訪ねたユーディットは、城の秘密の部屋を開けさせる。不気味な雰囲気で、エレベーターの映像を使ったり、水を使ったりしている。背景の大きな木が宙に浮いて、根が見えているというのが印象的である。後味の悪いオペラである。
by nori-126 | 2015-03-31 22:44 | オペラ・バレエ | Comments(0)

下高野街道 第1回 四天王寺~布忍

 3月28日(土)、下高野街道を歩いた。京大阪からの高野街道は4つある。東高野街道は八幡市から、中高野街道は守口から、西高野街道は堺から高野山に向かう道である。下高野街道は四天王寺から高野を目指して、大阪狭山で中高野街道と合流する。西高野街道は踏破、東高野街道は八幡市から八尾まで歩いている。

 下高野街道 第1回 四天王寺~布忍
 四天王寺(14:20)-竹本義太夫の墓-庚申堂(14:25)-大阪市立工芸高校(15:05)-桃ヶ池公園(15:20)-法楽寺(15:45)-下高野大橋(17:00)-布忍神社-長尾街道交差(17:40)-近鉄布忍駅

Walk Meter 記録

 四天王寺夕陽ヶ丘駅から少し歩くと、四天王寺がある。前に2回来たことがある。境内の桜は咲いているものもあって、いい天気に人出が多い。南大門からすぐ南に超願寺という寺があって、墓地に竹本義太夫の墓がある。最近、文楽関係者によって新しくされたものである。

 すぐ南に庚申堂がある。大きなお堂がある広い境内である。庚申堂の南門からでた角にお堂がある。少し東に歩いてから南へいく角にもお堂があった。真っ直ぐ行くと、JR天王寺駅のホームに突き当たり、地下道をくぐる。越えたところからホームの上の橋を渡る。最近、環状線は発車のチャイムを各駅で選んだが、あの鐘を鳴らすのはあなたが聞こえてきた。

 南に歩くと、市立工芸高の建物がある。国の近代化産業遺産に指定されている。横の細い道を歩いていくと、阪神高速松原線を越えて、桃ケ池公園にでた。ユキヤナギが満開で、暖かい日差しの中を人々が楽しんでいた。ここから道を間違えて、東の方へ行ってしまった。スマホで位置を確かめて、本来の道に戻った。

 法楽寺という寺は、五重塔と太い楠がある。田辺大根の碑もあった。この辺りは、細い道である。南田辺商店街を歩いて、南へ真直ぐに歩いていく。やがて、大和川に架かる下高野大橋にさしかかった。越えたところが天見神社である。

 細い道を歩いていくと、西除川にでた。大阪狭山池から流れ出る川である。かっては灌漑用水として広大な地域をカバーしていた。川を渡って、西側の遊歩道を歩いた。布忍神社という立派な神社があった。布忍橋の所で、前に歩いた長尾街道と交差する。今日はここまでとして、わずかに東に歩いた近鉄布忍駅から帰った。

 四天王寺南大門 ↓
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 庚申堂 ↓
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 庚申堂近くのお堂 ↓
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 大阪市立工芸高 ↓
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 桃ヶ池公園 ↓
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 法楽寺三重塔 ↓
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 法楽寺 クスノキ ↓
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 法楽寺本堂 ↓
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 下高野大橋 ↓
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 天見神社 ↓
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by nori-126 | 2015-03-29 01:00 | 街道を歩く | Comments(0)

バイオリンレッスン 第47回

 3月23日(月)、バイオリンのレッスンに行った。前々回と前回の課題である、ボルガの舟唄とシューベルトの子守唄はおまけで〇がついた。ボルガの舟唄では、弓を返す時に休符が入ることを指摘された。勝手にリズムを作ってしまうのではなく、楽譜に忠実にということである。付点四分音符のポルタートの長さは注意をしないとずれる。

 新しくブラームスの子守唄と古いフランスの歌が課題になった。音が下がる時に4指を使うのが難しい。4指を押さえてから3指を遅れて押さえてしまうのだが、これでは音程が不安定になる。3指で押さえてからすぐに4指を押さえるようにしなくてはならない。

 古いフランスの歌では、E弦のシのフラットがでてくるが、第3指に第4指をつける必要がある。ここで指が寝ていると押さえにくい。指を立てるようにしなくてはならない。

 7月の発表会の曲について、ポップス系を選ぶなら、「日曜日のバイオリン」という楽譜集がいいと先生から推薦された。梅田の楽譜専門店ササヤでみつけて買った。先生も言われた少年時代を弾いてみると、そう難しくないし、曲も映える。候補として考慮する。
by nori-126 | 2015-03-26 15:47 | バイオリンレッスン | Comments(0)

新国立劇場 バックステージツアー

 3月15日(日)、新国立劇場で「マノン・レスコー」を見た時に、バックステージツアーを行うという案内があった。どうせ当たらないだろうと思いながら申し込んだら、休憩時間に当選者が張り出されており、名前があった。

 終演後にホワイエに集合して、40人くらいの参加者が客席に座った。応募者が200人くらいあったということで、倍率は5倍くらいだったという。係りの人から、劇場についての説明があった。楽屋は、1階の客席を取り囲むように配置されていて、衣裳部屋や小道具の部屋もそこにある。廊下を隔てて2列になっているというので、かなり広い。

 舞台を傷つけぬように靴に布のカバーをかぶせて、上手から舞台に入った。楽屋の廊下を少し見ることができた。上手の舞台横の大きなスペースには、第3幕で使われていた橋と小舟が置かれていた。近くでみると大きい。これらはドイツから持ってきたとのことだった。

 舞台に入ると、客席がすべて見渡せる。オーケストラピットが良く見える。係りの人から、オケピのことや舞台上のプロンプターの説明があって、参加者から質問もでた。オケピの指揮者がいる所だけが明るくなっていて、指揮が見やすいようになっている。指揮者は一段と高いところにいるので、楽団員はそれぞれ台を置いて少し高くしている。

 舞台上はすべて撮影禁止だが、客席をバックに記念写真を係りの人に撮ってもらった。舞台の上は、かなりスペースがあって、舞台装置を上に隠すことができる。

 下手のスペースに行くと、照明などのコントロール装置があって、演出家がここにいることもあるという。第4幕で使われた岩が置いてあったが、紙でできていた。あまり凹凸がないように見えたが、照明が当たるとリアルな岩になる。

 舞台の後ろに、回り舞台が付いたもう一つの舞台がある。本来の舞台を下に下げて、後ろの舞台を前に出して使う。オペラの舞台は、同じ大きさのものが上下左右後と5つあるということになる。

 舞台上から客席を望む ↓
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by nori-126 | 2015-03-17 02:09 | オペラ・バレエ | Comments(0)

オペラ「マノン・レスコー」新国立劇場

 3月15日(日)、新国立劇場でオペラ「マノン・レスコー」を見た。早く着いたので、隣のオペラシティに初めて行ってみた。地下1階に多くのレストランが並んでいる。オペラやコンサートを見ると思われる人達でにぎわっていた。2階にもカフェやブランドショップがあり、3階にオペラシティコンサートホールとミュージアムがある。

 席は1階3列19番と舞台に近くて、中央のやや左寄りだった。近いのはいいが、左右の字幕を見ようとすると、顔を向けなくてはならない。

プッチーニ マノン・レスコー
全4幕 イタリア語上演
2015.3.15
新国立劇場

指揮 ピエール・ジョルジュ・モランディ 
演出 ジルベール・デフロ
管弦楽 東京交響楽団
合唱 新国立劇場合唱団

マノン・レスコー スヴェトラ・ヴァッシレヴァ
デ・グリュー   グスターヴォ・ポルタ
レスコー     ダリボール・イェ二ス
ジェロント    妻屋 秀和
エドモント    望月 哲也
旅籠屋の主人 鹿野 由之
舞踏教師    羽山 晃生
音楽家      井坂 恵
軍曹       大塚 博章

 幕が開くと、旅籠屋の中庭で、デ・グリューや友人のエドモント、学生や娘らが騒いでいる。仕切りの壁があり、テーブルが並んでいるだけのシンプルな舞台である。そこにマノン・レスコーの一行が入ってくる。父親の意向で、修道院に入ることになっているという。一目ぼれしたデ・グリュ-が声をかけて、二人で駆け落ちをする。

 休憩なしで、幕を閉じての舞台転換があり、第2幕になる。マノンは金持ちのジェロントの世話で贅沢な生活をしている。天井までのカーテンを伴ったベッドが中央にあり、大きな鏡が置かれている。デ・グリューが現われて、マノンと逃げようとして、ジェロントにつかまってしまう。

 休憩後の第3幕では、囚人としてアメリカに送られることになったマノンを、デ・グリュ-が救おうとするが失敗する。デ・グリュ-はマノンと一緒にアメリカに渡る決心をする。舞台の上の方に橋が渡されている。舞台の壁は下の方が黒くて、上は明るい色である。小舟がでてきて、女の囚人達が乗せられる。

 幕を閉じたままの舞台転換で、第4幕はアメリカの荒野である。柱が2本立っており、岩が置かれているというシンプルな装置である。ライトの色を変えて、時の過ぎるのを表している。マノンは衰弱して、息絶える。

 シンプルな舞台だが、衣装はロココ風で、華やかである。色も明るい色で、衣装が目立つ。元のストーリーを知らないと、省略されているところがあって、登場人物の性格はわかりにくい。マノンはかわいいけれど、自分勝手で、自由奔放に生きており、同情しにくい面がある。スヴェトラ・ヴァッシレヴァは、気品がありながら、小悪魔的な要素もあって、ぴったりだった。

 旅籠での合唱や港での合唱が充実していて、楽しめた。

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by nori-126 | 2015-03-16 02:30 | オペラ・バレエ | Comments(0)

ルーブル美術館展 国立新美術館

d0097373_3124057.jpg 3月15日(日)、銀座のホテルに泊まった翌日の朝、国立新美術館に行った。

 フェルメールの天文学者が初来日しているというのが話題である。フェルメールは今まで機会があれば見ているので、行ってみることにした。

 乃木坂駅から直結で美術館に行ける。待ち時間はなかったが、館内は人が一杯で、小さい絵が多いので、近くで見ることが難しかった。

 ルーブル美術館展
 日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
 2015.2.21-6.1
 国立新美術館

 風俗画をテーマにしているので、宗教画がほとんどないのがいい。ただし、風俗画と言っても必ずしも生活をそのまま描いているとは限らない。一見して家族の肖像を描いているようでも、そこに道徳的な教訓が隠されていることがある。

 有名な画家の絵はそう多くなくて、聞いたことがあるのは、レンブラント、ミレー、デ・ホーホ、ルーベンス、ムリーリョ、ヤン・ステーン、コロー、ブーシェ、ドラクロワくらいだろうか?

 フェルメールの天文学者は、ルーブル美術館が所有する2枚のフェルメールの1枚である。地球儀をみる学者に窓から陽が当たっている。地球儀や本がその時代を表している。地理学者という絵と対になっているようで、モデルも同じだとされている。あまり大きな絵ではない。近くから見たい人は立ち止まらないで歩き、ゆっくり見たい人は少し離れたところから見るようになっていた。これでフェルメールは13点みたことになる。

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by nori-126 | 2015-03-16 02:23 | 美術展 | Comments(0)

3月大歌舞伎「通し狂言 菅原伝授手習鑑」夜の部 歌舞伎座 

 3月14日(土)、歌舞伎座の夜の部を見た。今月は「菅原伝授手習鑑」の通し狂言で、歌舞伎座では、13年ぶりの通しになる。これで新開場なった歌舞伎座での3大狂言の通しが揃った。ただ、昼の仁左衛門以外は、花形で占められており、10年後には、このような配役になるのかと思われた。

 2010年3月、前の歌舞伎座のさよなら公演で、今回の昼の部での3幕が上演された。この時は加茂堤と筆法伝授を見た。

 昼の部は、仁左衛門の筆法伝授と道明寺があるが、15日(日)はオペラをみることにしているので、残念ながら見ることができない。道明寺は見たことがないので、見たかったのだが。幕間に同業のHRNさんから声をかけられた。久しぶりにお会いした。席は15列26番だった。

通し狂言 菅原伝授手習鑑
四幕目 車引

梅王丸     愛之助   松王丸   染五郎
桜丸      菊之助    杉王丸   萬太郎
藤原時平公  彌十郎

 花道から菊之助、上手から愛之助が深い編み笠を被った格好で登場する。笠を被ったままでは、声がこもるのは仕方がない。しばらくして、編み笠を取った所で大きな拍手が起きる。

 藤原時平が参詣するというので、二人は襲撃しようとするが、松王丸が立ちはだかる。3人三様の隈取り、衣装の違いが面白い。3人がからんで見得を切る。3人の組み合わせは珍しいようだが、これからの歌舞伎界を背負っていく若手である。

 時平役の彌十郎が体格が大きくて、声もはっきりとしている。怪しげな力を持つ悪役ぶりが秀逸だった。

五幕目 賀の祝

桜丸    菊之助    松王丸   染五郎
梅王丸   愛之助   春      新 悟
八重     梅 枝   千代     孝太郎
白太夫   左團次

 文楽で見たことはあるが、歌舞伎で見るのは初めてである。左團次が人の良さそうな感じで、言われないと誰かわからないくらいである。桜丸の自害を納得して、手伝う決断力もある。桜丸の運命が悲愴である。

 松王丸と梅王丸は、お互いの立場の違いから、いがみあっている。もみあって桜の枝を折ってしまう。これが、桜丸の自害の予告となっている。この幕は次の寺子屋の伏線となっていて、通しでみると、寺子屋での松王丸の想いが理解しやすい。

 嫁の3人がそれぞれ、年齢の差がある衣装で興味深かった。

六幕目 寺子屋  寺入りよりいろは送りまで

松王丸   染五郎     武部源蔵    松 緑
戸浪     壱太郎    涎くり与太郎   廣太郎
菅秀才   左 近     下男三助     錦 吾
春藤玄蕃  亀 鶴     園生の前     高麗蔵
千代     孝太郎

 寺子屋は、今までに何度か見ている。吉右衛門や仁左衛門の松王丸は、いうまでもなく確立された美しさがある。松緑でも見たことがあるが、今回は、染五郎の松王丸に松緑の源蔵である。

 千代が小太郎を連れてくる寺入りが付いているので、筋が判りやすい。染五郎の松王丸に大きさがあってよかった。ただ、咳込んでむせぶところが、少し軽すぎる気がした。こういう発声は、へたをすると喉を傷めるので難しそうである。

 憎たらしい悪役から、一転して改心して登場するが、余り落差を感じなかったのは見慣れてしまったからだろうか?初めの悪役ぶりが弱いのかも知れない。染五郎は期待した以上だったので、今後が楽しみである。

 松緑の源蔵は、重大な決断をしなくてはならない苦悩がよくでていた。緊張した場面はよく似合うが、静かな場面での内面の表現がやや物足りなかった。花道を思案しながら入ってくるという姿からにじみ出るものは、年齢の積み重ねが必要なのだろうか?以前みた梅玉と、思わず比べてしまう。今後、経験を積むにつれてみがきがかかるものと期待する。

 亀鶴の玄蕃が今までに見たものと違ってあれ!という感じだった。顔は赤く塗っているものの、悪役という感じがしない。人の良さというものがどうしてもでてしまうのだろう。松王丸の悪役ぶりが物足りないのは、このせいもあったのかもしれない。

 終わってから、築地の寿司屋で熱燗で、寿司を食べて、近くのホテルに泊まった。

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by nori-126 | 2015-03-16 01:50 | 歌舞伎 | Comments(0)

METライブビューイング「ホフマン物語」

 3月11日(水)、METライブビューイングの「ホフマン物語」を見に行った。多くのオペレッタを作曲したオッフェンバックが、本格的なオペラを作ろうとしたが、病に倒れて未完に終わったものである。定型というものがないので、様々な形で上演されるという。

第7作 オッフェンバック《ホフマン物語》 フランス語                 
指揮:イーヴ・アベル 演出:バートレット・シャー
出演:ヴィットーリオ・グリゴーロ(ホフマン)、ヒブラ・ゲルツマーヴァ (ステラ/アントニア)
ケイト・リンジー(ニクラウス/ミューズ)、トーマス・ハンプソン(4人の悪役)
エリン・モーリー(オランピア)、クリスティン・ライス(ジュリエッタ)
MET上演日:2015年1月31日 上映時間:3時間40分(休憩2回)

 歌劇場の近くの酒場で、詩人のホフマンが歌手のステラを待っている。親友のニクラウスと酒を飲みながら、過去の恋愛の話を語る。ニクラウスは実は芸術の精でホフマンをやさしく見守っている。

第1幕 一人目の恋人は科学者の娘オランピア。実は機械仕掛けの人形で、面白い動きをする。高音を歌うソプラノが素晴らしい。 

第2幕 二人目は病弱な歌手で、歌う事を禁じられていた。悪い医師が歌うことを勧めて、命を落としてしまう。ピアノが置かれたシンプルな舞台だが、背後に薄いベールを配して、歌手が登場するのが神秘的な感じがする。

第3幕 三人目は高級娼婦ジュリエッタ。魔術師ダペルトゥットが邪魔をして、ホフマンは捨てられる。
 
 舞台は元の酒場で、歌手ステラも上院議員に連れ去られてしまう。親友ニクラウス(実は芸術の精)はホフマンに詩人として生きるように語りかける。

 異なる4つの舞台を堪能できる。ヒロインも性格が異なり、4つの恋物語になっている。ホフマン役のヴィットーリオ・グリゴーロが、素晴らしい。歌だけでなく、演技が主人公にぴったりである。4月初めに、初来日して東京でリサイタルをするという。

 ニクラウス役のケイト・リンジーは、女性らしい衣装に、上から背広を着ると、男装のきりっとした姿になる。やさしくホフマンを見守る。悪役は、トーマス・ハンプソンが一人で演じる。別々の人がするやり方もあるらしいが。完全に悪役という表情ではないが、バリトンの声がいい。

 恋人役は、もともと、ヒブラ・ゲルツマーヴァが、4人とも演じると予告されていたが、二人だけに変更になった。全く違う性格の4人を一人で演じるというのは、どんな感じだろう。歌手としても負担が多いと思う。人形のオランピアを演じるエリン・モーリーは、可愛らしい。高い声が要求される。

 舞台が幕ごとに変化がある。人形のでてくる場面では、目の模様の傘を並べるなど、フェリーニの映画の影響があるという。有名なホフマンの舟歌が3幕の初めに流れる。小学校の時に校内放送で流れていたことを思い出す。
by nori-126 | 2015-03-12 01:25 | オペラ・バレエ | Comments(0)

バイオリンレッスン 第46回

 3月9日(月)、バイオリンのレッスンに行った。前からの課題であるハ長調音階を弾いてみるが、やはり難しい。かたつむりの変奏は△だったのが〇になった。

 へ調長音階は、スラーとスラーでない音との組み合わせが難しい。引き続き練習する。「さくら」はOKがでた。前回の課題であるボルガの舟唄は、付点四分音符のポルタートの長さがうまく行かない。クレッシェンドとデクレッシェンドの弾き方を教えてもらった。使う弓の長さとスピードを変えて強弱をつける。弦を駒に近い所で弾くと音が強くなる。弓の返しをスムースにするようにいわれた。

 新しい課題として、「子守唄」が追加されたが、付点八分音符、16分音符の弾き方が難しい。八分音符と16分音符二つのリズムをきちんと取るように言われた。
by nori-126 | 2015-03-09 17:02 | バイオリンレッスン | Comments(0)

オペラ「オテロ」 びわ湖ホール大ホール

 3月8日(日)、びわ湖ホールでオペラ「オテロ」を見た。西日本唯一のオペラ専用劇場である、びわ湖ホールに行くのは初めてである。京阪石場駅からすぐのところ、琵琶湖のそばに、大ホールと中ホールの建物が並んでいる。

 湖畔に行くと、カモがたくさん泳いでいた。遊覧船が浮かび、遠くに雪を残す比良山が望める。ロビーのレストランで窓際から琵琶湖を見ながら、ケーキセットを楽しんだ。ロビーは広々としている。大ホールに入ると、ホワイエは全面がガラス張りで、琵琶湖全体が望める。席は1階R30番で右端に近い。

 びわ湖ホール プロデュースオペラ
 ヴェルディ作曲 オテロ 
 全4幕 イタリア語上演
 2015.3.8(日) 2時
 びわ湖ホール 大ホール
 演出 粟國 淳 
 指揮 沼尻竜典 京都市交響楽団
 合唱 びわ湖ホール声楽アンサンブル 二期会合唱団
 児童合唱 大津児童合唱団
 キャスト 
  オテロ アントネッロ・パロンピ
  デズデモナ 安藤赴美子
  イアーゴ 堀内康雄
  エミーリア 池田香織
  カッシオ 大槻孝志
  ロデリーゴ 与儀 巧
  ロドヴィーゴ デニス・ビシュニャ
  モンターノ 青山 貴
  伝令     的場正剛

 序曲なしですぐに幕が開くと、舞台全体に大きな布が波打っていて、暴風雨の場面である。小さい船が波に翻弄されている。無事に乗り越えて、オテロの軍隊が上陸する。船のタラップが大きくて重厚である。オテロのバロンビのテノールのアリアがいい。

 勝利を祝う人々の宴の蔭で、オテロの旗手のイアーゴが、副官に昇進したカッシオに嫉妬し、オテロを陥れる策略をめぐらす。イアーゴは酒に弱いカッシオを酔わせる。カッシオは喧嘩をして相手を負傷させる。怒ったオテロはカッシオの任務を解く。

 第2幕 オテロがデズデモナへの嫉妬の思いを起こすように、イアーゴが策略をめぐらす。カッシオがデズデモナにオテロへの口利きを頼む。イアーゴは、デズデモナとカッシオが不倫関係にあるかのように、オテロに吹き込んでいく。

 第3幕 イアーゴのさらなる企みが重なるが、デズデモナは、訳もわからずオテロの怒りをかっていることを嘆く。共和国使節が到着して、オテロの本国帰任とカッシオの後任を告げる。イアーゴはカッシオ暗殺を謀る。登場人物がそれぞれの思惑を同時に歌いあげるという、オペラ特有の盛り上がる場面である。

 第4幕 舞台はデズデモナの寝室で壁には、天使の像が描かれている。デズデモナが、不安な気持ちで侍女に後を託して、祈りを捧げる。デズデモナが寝入った後に、オテロが入ってきて、弁明も聞かずに、彼女を殺してしまう。直後に、イアーゴの企みが明らかになり、だまされたことを知ったオテロは自らの命を絶つ。

 オテロ役のパロンピのテノールがいい声だった。イアーゴ役の堀内康雄との2重唱も楽しめる。デズデモナ役の安藤赴美子さんは、従順で清楚な感じがしてよかったが、演技としては難しい役だと思う。合唱団や児童合唱団の人数が多くて華やかな感じがした。合唱も十分楽しめる。

 舞台装置は、建物がスケールが大きかったが、各場面で同じような舞台装置が使われており、変化に乏しい感じがした。2日間の公演で制限はあると思うが。

 上演時間は3時間35分だが、休憩が各幕ごとに20分づつ3回ある。少し、集中しにくい面がある。少し長くなるとしても3,4幕を続けて上演するというのもいいのではないか?

 演出の粟國さんは、12月にいずみホールでみた「フィガロの結婚」の演出家でもあった。演出の善し悪しや特徴というのを理解できる程の経験がない。この公演はダブルキャストで、前日は福井敬さんのオテロだった。福井さんのオテロはどんなだったろうかという興味はある。

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 ホワイエから琵琶湖を望む ↓
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by nori-126 | 2015-03-09 00:17 | オペラ・バレエ | Comments(0)