感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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noriさんのひまつぶ誌 2015年のまとめ

 「noriさんのひまつぶ誌」 2015年(平成27年)
 音楽との関わりは年々強くなる。身体を動かすことはどうしても少なくなる。昨年末からオペラを見るようになって、11回の公演を見た。ミュージカル関係も4回の公演を見た。一万人の第九は3年ぶりに参加できた。イタリア語検定5級に合格した。高野街道の内、東、中、下の3つを歩き終わり、、西高野街道と合わせて4つすべてを踏破した。 

1.一万人の第九 
 3年ぶりに8回目の参加ができた。第2希望の森ノ宮6に5回出席した。La fenice合唱団に参加しておられるアルトの二人、ブログを見ていただいていた同郷の女性にあった。何回も参加している男性とも話をした。久しぶりに合唱団として参加して、感動が得られた。
 2月から月に1回、仲間が居酒屋に集まる会を7月まで実施した。淀屋橋Bのレッスンに合わせて、レッスン後の飲み会にも参加した。
 東大阪の第九に昨年に続いて2回目の参加をした。同業のISZKさんも一緒に参加された。会場は上本町大阪国際交流センターだった。練習に4回出席した。知り合いのOKIさんの御仲間と懇意にしていただいた。
 来年1月に門真の第九が行われることになり、練習に参加した。   

2.クラシック音楽 
 新たに大阪フィルと兵庫芸文の定期会員になった。日本センチュリーと合わせて3つになるが、日程の関係で見に行けないこともある。知らない曲を聴ける機会が増えた。日本センチュリー響のコンサートの後の懇親会にでて、演奏者と話ができた。

1)1/10 大阪フィル 新春名曲コンサート フェスティバルホール
2)2/8 プラハ・フィルハーモニア管弦楽団 フェスティバルホール
3)2/22 城東区第9演奏会 大阪信愛女学院
4)4/11 日本センチュリー響 第200回定期演奏会 シンフォニーホール
5)4/22 大阪4大オーケストラの響宴 フェスティバルホール
6)5/16 大阪フィル第488回定期演奏会 フェスティバルホール
7)7/11 日本センチュリー響 四季コンサート いずみホール
8)7/20 ドイツ・レクイエム NHK大阪ホール
9)8/1 近畿フィルハーモニー管弦楽団 第30回記念定期演奏会 
10)8/29 日本センチュリー響 第202回定期演奏会 ザ・シンフォニーホール
11)9/9  大阪クラッシク 第4日 第43公演 三井住友銀行大阪本店ビル 
12)9/12 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第81回定演 
13)9/12 大阪クラシック 第88公演 中之島ダイビル
14)9/19 日本センチュリー響 第203回定演 ザ・シンフォニーホール  
15)9/21 チン イ 二胡教室 第2回発表会 堺市三国ヶ丘
16)9/27 奥幸代 ヴィオラリサイタル vol.5 堺サンスクエアホール
17)10/14 大阪フィル 第492回定期演奏会 フェスティバルホール
18)10/31 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第82回定演 
19)11/3 住之江の第九 相愛大学南港ホール
20)11/11 フランクフルト放送交響楽団演奏会 フェスティバルホール
21)11/14 日本センチュリー響 第205回定演 シンフォニーホール
22)11/25  ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団 フェスティバルホール
23)11/28 大阪フィル 第493回定演 フェスティバルホール
24)12/12 兵庫芸文 第83回定演 ベートーベン第9番 芸文センター
25)12/31 ジルベスターガラコンサート ザ・シンフォニーホール

3.オペラ
 11回の公演を見た。新国立劇場のバックステージツアーに当選したこと、出待ちをしてジョイス・デドナートに会えたことが特筆すべきことである。兵庫芸文のバックステージツァーにも参加した。
 METライブビューイングを映画館で9回見た。WOWWOWでの過去の放送を録画して見た。NHKBSでもオペラの放送をしている。

1)1/25 オペラ「さまよえるオランダ人」 新国立劇場 
2)2/1 座オペラin南座 オペラ「蝶々夫人」 
3)3/8  オペラ「オテロ」 びわ湖ホール大ホール
4)3/15 オペラ「マノン・レスコー」新国立劇場
5)6/13 ハンガリー国立歌劇場 セビリアの理髪師 愛知県芸術劇場
6)6/28 ハンガリー国立歌劇場 「フィガロの結婚」 フェスティバルホール
7)7/15 椿姫 兵庫県立芸術文化センター大ホール
8)9/6 堺シティオペラ 「カルメン」 SAYAKAホール
9)9/23 英国ロイヤルオペラ「ドン・ジョバンニ」兵庫芸術文化センター
10)10/16 ブルガリア国立劇場「イーゴリ公」愛知芸術劇場
11)11/1 プラハ国立歌劇場公演 椿姫 フェスティバルホール

4.バイオリンレッスン
 月に2回の練習を続けている。7月に発表会があり、今年はプロの先生のピアノ伴奏で、「少年時代」を演奏した。9月に新しいバイオリンを買った。10月に教本の第2巻に入った。
 
5.歌舞伎 
1月松竹座 昼・夜 鴈治郎襲名披露
1月歌舞伎座 夜
3月歌舞伎座 夜
6月歌舞伎座 昼・夜
7月大阪松竹座 昼・夜
8月近鉄アート館 晴の会
9月歌舞伎座 昼・夜 秀山祭
10月大阪松竹座 阿弖流為 
10月歌舞伎座 昼・夜

6.文楽
1月 1部、2部
4月 1部、2部 二代目吉田玉男襲名披露公演
7月 2部、3部
11月 2部

7.古典芸能 
1月 上方落語を聞く会 夜の部

8.ポピュラー音楽 
 コルム・ウイルキンソンのコンサート、TOP HAT,Chicago,プリンス・オブ・ブロードウェイを見た。出待ちでラミン・カリムルーを間近で見られた。

9.美術展 
1)東山魁夷と日本の四季 山種美術館 
2)高野山の名宝 あべのハルカス美術館
3)ルーブル美術館展 国立新美術館
4)円空・木喰展 名古屋松坂屋美術館
5)白鳳 花ひらく仏教美術 奈良国立博物館
6)国宝 曜変天目茶碗と日本の美 サントリー美術館
7)琳派 京(みやこ)を彩る 京都国立博物館
8)フェルメールとレンブラント 京都市美術館

10.街道を歩く
高野街道3つを踏破して、西高野街道と合わせて4つを踏破した。 
1)東高野街道 第5回~第8回(最終回) 
2)下高野街道 第1回~第2回(最終回)
3)中高野街道 第1回~第4回(最終回)
4)京街道   第1回 
5)竜田越奈良街道 第1回 

11.西国三十三所 今年は全くお参りできなかった。昨年までに23か所にお参りできた。

12.山歩き
生駒山系縦走 第2回、第3回(最終回)。

13.自然観察 新しく観察できたのは、大阪城公園でのコサメビタキだけで、118種類目となる。

14.イタリア語
 オペラにイタリア語が多いので、1月から勉強を始めた。
 実用イタリア語検定 10月4日 5級合格 リスニング 14問/20問 筆記 33問/36問 
                            合計 47問/56問(84%正解)
by nori-126 | 2016-01-01 03:00 | Comments(0)

METライブビューイング2015-16 第3作「タンホイザー」

 12月2日(水)、METライブビューイングをナンバパークスシネマで見た。

METライブビューイング 2015-16 第3作
ワグナー「タンホイザー」
指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:オットー・シェンク
出演:ヨハン・ボータ(タンホイザー)ペーター・マッテイ(ヴォルフラム)
エヴァ=マリア・ヴェストブルック(エリーザベト)ミシェル・デ・ヤング(女神ヴェーヌス)
ギュンター・グロイスベック(領主ヘルマン)

上映時間:4時間32分(休憩2回)[ MET上演日 2015年10月31日 ].言語:ドイツ語

 ワグナーは長いという印象があるが、序曲から長い。長いが好きな曲なので飽きさせはしない。オーケストラピットをずっと映しているので、普通のコンサートでないかと思うほどである。幕が開くとヴェーヌスベルクの暗い森の中である。というより光や緑のない地中のような場所である。薄い衣装をまとった男女が妖艶な踊りを踊っている。タンホイザーが女神ヴェーヌスと目覚める。

 タンホイザーは、女神の世界を去って、元の世界に戻ろうとする。女神の止めるのを振り切ってでていく。中央の道を残して、暗転で峠道になっている。タンホイザーが戻ってきたのを領主らが許す。

 第2幕は、領主の広間でエリザ-ベトがタンホイザーとの再会を喜ぶ。歌合戦にタンホイザーも参加することになるが、愛の歌に反発して、ヴェーヌスベルクに行ったことを漏らしてしまう。皆から責められるのをエリザ-ベトが擁護して、ローマへの巡礼に参加して贖罪を得ることになる。

 第3幕は、再び峠の場面である。タンホイザーの帰りを待つエリザ-ベトは、タンホイザーがいないことに絶望する。遅れて帰ってきたタンホイザーは法王から許しを得られなかったと告白する。やけになってヴェーヌスベルクに戻ろうとする時に、エリザベートの命をかけた祈りが届いて、タンホイザーは救われる。

 舞台装置が見事である。初めの暗い森の中のような世界と明るい広間の世界の違いが際立っている。暗い森の中と峠の道との転換が早くて飽きさせない。

 タンホイザー役のヨハン・ボ-タは、昨年、マイスタージンガーでも主役を演じたが、太い声がよく通る。ペーター・マッティのバリトンもいい。合唱の迫力も感動的である。序曲で演奏されるメロディが劇中でもでてくるので、知っているメロディが多い。一流のワグナー歌手が集結した印象に残る舞台だった。
by nori-126 | 2015-12-03 11:36 | オペラ | Comments(0)

METライブビューイング「オテロ」

 11月14日(土)、METライブビューイング「オテロ」をみた。シェークスピアの悲劇をオペラにしたもので、ストーリはよく知られている。昨年3月に琵琶湖ホールで見たことがある。

 オテロがムーア人で、釣り合わない結婚ということが伏線になっているが、それは強調されていなかった。歌詞にはムーア人という言葉がでてくるが、容姿は白人である。人種の問題は取り上げないという演出が、嫉妬はあまりにも愛しすぎたからということを強調しているようである。

METライブビューイング2015-16 第2作
ヴェルディ「オテロ」新演出 イタリア語
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン 演出:バートレット・シャー
オテロ・・・・アレクサンドルス・アントネンコ
デスデーモナ・・・ ソニア・ヨンチェーヴァ
イアーゴ・・・ ジェリコ・ルチッチ、
カッシオ・・・ ディミトリー・ピタス
ギュンター・グロイスベック
上映時間:3時間12分(休憩1回) MET上演日 2015年10月17日

 冒頭の嵐の場面は、舞台前方の半透明のスクリーンに荒れる波が映像で映される。船はでてこない。スクリーンが上がるとオテロのアリアで始まるが、ここでも船はでてこないし、港の風景がない。嵐を乗り切って船から降りてくるというほうが自然な感じがするが。

 半透明のプラスチックで作られた大きな幅のあるブロックがいくつも移動して建物になる。歌手がブロックの向こうに行ったり、中に入ったりとして動くのがアクセントになっている。劇中でブロックが頻繁に移動することが、スムースな場面転換を可能にしている。

 デスデーモナ役のヨンチェーヴァは熱演である。オテロを愛しているのに、誤解されている悲しみ、大勢に前で侮辱される悔しさ、そして最後に死を覚悟して、運命を受け入れようとする姿が涙を誘う。
 
 オテロが妻の不貞を疑いだしてからは、出来事が展開するのではなく、心理劇を見るように、二人の心の動きが描写される。筋としては単純だが、そこで演奏されたり、歌われるヴェルディの音楽が素晴らしい。そして最後にベッドの上で、祈りを奉げるデスデーモナの静かな場面へと進んで行く。

 終わってからナンバパークスのイルミネーション、光旅を少しみたが、雨が降っていた。昨年とはまた違うデザインのイルミネーションが始まったばかりである。

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by nori-126 | 2015-11-15 03:16 | オペラ | Comments(0)

プラハ国立歌劇場公演 椿姫 フェスティバルホール

 11月1日(日)、オペラ「椿姫」を見た。7月に兵庫芸文で見たので2回目である。席は8列19番で、オケピがあるので、前から3列目といういい席だった。

プラハ国立歌劇場
ヴェルディ「椿姫」
2015.11.1(日)3時開演
フェスティバルホール
プラハ国立歌劇場管弦楽団

 舞台は、緩やかに曲線を描いた白い壁が背景となっている。中央に白いやはり緩やかに曲がった長いソファが置かれている。序曲の途中で幕が開くと、ヴィオレッタと客の男性が金の受け渡しをしており、ヴィオレッタが娼婦であるということを強調した形になっている。兵庫芸文では、ここに最後の場面を持ってきたのが工夫だった。

 そのままヴィオレッタ主催のパーティとなるが、お客の男女は黒の正装で、ヴィオレッタだけが白いドレスを着ている。舞台は白と黒だけの世界で、家具や小道具はほとんどない。

 ヴィオレッタ役のデジレ・ランカトーレは、世間ずれしているが、清純さを秘めた感じがした。いろいろなタイプの歌を歌わないといけないので、過酷な役だが、うまくコントロールされていた。

 フローラのパーティで、ヴィオレッタはアルフレードから侮辱されるのだが、それに耐えるところは観客の涙を誘う。パーティーの参加者の冷たい目が不気味である。

 最後の場面で、ベッドがなくて少し大きめの椅子が置いてあるのが、違和感があった。ただ、舞台の中央の何もない所で、息絶えるということから、そういう演出になっているのだろう。

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by nori-126 | 2015-11-02 00:50 | オペラ | Comments(0)

METライブビューイング 2015-16 「イル・トロヴァトーレ」

 10月31日(土)、METライブビューイングをナンバパークスシネマで見た。メトロポリタンオペラを映画館でみられるMETライブビューイングの2015-16シーズンが今日初日を迎えた。10作が上演される。昨シーズンの第2作から見始めて、8作品を見た。また、過去の作品をWOWWOWで放映している。

METライブビューイング2015-16 第1作
ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」
指揮:マルコ・アルミリアート 演出:デイヴィッド・マクヴィカー
出演:
アンナ・ネトレプコ(レオノーラ)
ディミトリ・ホヴォロストフスキー(ルーナ伯爵)
ヨンフン・リー(マンリーコ)
ドローラ・ザジック(アズチェーナ)
ステファン・コツァン(フェルランド)
上映時間:3時間6分(休憩1回) MET上演日 2015年10月3日 言語:イタリア語

 METのスター、アンナ・ネトレプコで始まった今シーズンは、脳腫瘍であることを公表したディミトリ・ホヴォロストフスキーが出演したことも話題だった。オペラで歌手が登場した時に拍手はほとんどないが、彼が登場した時は大きな拍手があった。歌い終わった時に、長い拍手があり、ホヴォロストフスキーが少しニコッとして素顔を見せた。カーテンコールの最後に、オケピから花が何本も舞台に投げられた。

 舞台は、巨大な壁が背景にあって、回り舞台で回転させて、異なる風景を見せた。舞台の下手に吊るされた人形が見えるのが不気味な雰囲気を出している。

 ネトレプコの存在感は圧倒的である。しぐさや表情にしっかりとした演技を感じさせる。ホヴォロストフスキ-の声が深みがあってよかった。ヨンフン・リーも素晴らしいテノールである。

 幕間にネトレプコのMETライブビューイング10年間の出演場面を見せた。ネトレプコのインタービューに息子が登場していた。8歳くらいだろうか?
by nori-126 | 2015-11-01 23:58 | オペラ | Comments(2)

ブルガリア国立劇場「イーゴリ公」愛知芸術劇場

 10月16日(土)、愛知芸術劇場で「イーゴリ公」をみた。席はいい席が残っていなかったので、1階バルコニーL列7番にしたが、舞台の奥の方がほとんど見えない。チケットを買う時にはわからなかった。

 オペラ「イーゴリ公」は、未完成のまま、ボロディンが亡くなったので、リムスキー・コルサコフらが完成させた。使われる曲が選択されたり、並びかえられたりして、演出により内容が変わる。METライブビューイングで見たものと、今回では結末が全く違う。

 METでは、逃亡したイーゴリ公が民衆から熱狂的に迎えられるが、多くの兵士を失った後悔から、半狂乱になって終わる。今回は演出家のプラーメン・カルターロフ版と銘打っている。イーゴリ公の息子とコンチャク汗の娘が結婚することになり、イーゴリ公夫妻が招待されるというハッピエンドである。

 舞台の奥に四角いスクリーンを置いて、一定の映像を映している。舞台に斜めになった台を置いて、他にはソファや草むらなどの配置がされる。

名古屋クラシックフェスティバル
ブルガリア国立歌劇場
ボロディン「イーゴリ公」
2015.10.17 17時開演
指揮 グリゴール・パリカロワ
演出 プラーメン・カルターロフ
ブルガリア国立歌劇場管弦楽団/合唱団/バレエ団

イーゴリ公:スタニスラフ・トリフォノフ
ヤロスラーヴナ:ガブリエラ・ゲオルギエヴァ
ウラディミール・イーゴリヴィチ:フリシミール・ダミャノフ
ガリツキー:アレクサンダル・ノスィコフ
コンチャク汗:アンゲル・フリストフ
コンチャコーヴナ:ツヴェタ・サランベリエヴァ
 
 第1幕のプロローグは、イーゴリ公らを讃える歌で始まる。イーゴリ公がポロヴェツ人を討つために、遠征にでようとするところへ日食が起こる。続く第1場では、留守を守るガリツキ―公が酒と色に溺れて、勝手な振る舞いをする。ガリツキー公にあまり威厳がなくてただの酔っ払いのように見えた。

 第2場はイーゴリ公の妻のヤロスラーヴナの館で、夫や息子を案じている。ガリツキー公の横暴を断固として糾弾する。ゲオルギエヴァのソプラノが素晴らしかった。貴族の妻としての気品と強さがあった。

 第2幕の第1場はポロヴェツ人の野営地で、イーゴリ公と息子が捕虜になっている。コンチャク汗はイーゴリ公を客人としてもてなす。第2場では、脱走したイーゴリ公がヤロスラーヴナに会う。

 第3場では愛し合うイーゴリ公の息子とコンチャク汗の娘の結婚を汗が認めて、イーゴリ公夫妻を招いて、婚礼の宴が開かれる。ここで、ダンサーの華やかな踊りが披露される。

 あっと驚くハッピーエンドは、オペラらしくなくて、筋としても無理がある。戦争をした異民族がそう簡単に和解するとは思えない。しかし、後味は悪くない。何よりも最後に華やかなダンスを持ってきたことで、盛り上がった。

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by nori-126 | 2015-10-19 02:09 | オペラ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラ「ドン・ジョバンニ」兵庫芸術文化センター

d0097373_22252261.jpg 9月23日(水・祝)、兵庫芸術文化センター「ドン・ジョバンニ」を見に行った。5年ぶりの来日である英国ロイヤルオペラが、マクベスを東京で、ドン・ジョバンニを東京と西ノ宮で公演する。

 METライブビューイングでも活躍している世紀のメゾ・ソプラノといわれるジョイス・デドナートが出演するのが楽しみだった。

 NHKBSでも放送された、昨年のザルツブルグ音楽祭で、ジョバンニ役をしたダルカンジェロが同じ役をするのが話題で、他のメンバーも含めて、超一流の歌手を集めた引っ越し公演である。席はX20と後の方だった。

兵庫県立芸術文化センター開館10周年記念
英国ロイヤル・オペラ
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
全2幕/イタリア語上演/日本語字幕付

演出:カスパー・ホルテン
ドン・ジョヴァンニ:イルデブランド・ダルカンジェロ(バリトン)
レポレロ:アレックス・エスポージト(バス・バリトン)
ドン・オッターヴィオ:ローランド・ヴィラゾン(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ:ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
ドンナ・アンナ:アルビナ・シャギムラトヴァ(ソプラノ)
騎士長(ドンナ・アンナの父):ライモンド・アチェト(バス)
ツェルリーナ:ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)
マゼット(ツェルリーナの夫):マシュー・ローズ(バリトン)
ドンナ・エルヴィーラの侍女:チャーリー・ブラックウッド(黙役)
ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団(合唱指揮:レナート・バルサドンナ)
管弦楽:ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
指揮・チェンバロ:アントニオ・パッパーノ

  序曲の演奏が始まり、途中から幕が開くと、舞台には2階建のドアの並んだ部屋のセットがあり、まるでマンションの部屋が並んでいるかのようである。プロジェクション・マッピングで、次々と字が書かれていく。これは、ドン・ジョバンニが関係した女性のリストで、レポレロが歌うカタログの歌に繋がって行く。

 中央に回転する立方体の家を置いて、回転することでドアの並んだ景色は、部屋の中が見えるような景色に変わる。中央に階段を置いて、人の動きも立体感を出している。回転する家にプロジェクション・マッピングの映像がぴったりとはまっている。両側の装置と合わせると舞台前方で全面をスクリーンにして映像を見せることができる。

 芸文に回り舞台がないのは、バックステージツアーで確認済みなので、回転する装置を持ち込んだものであろうし、だからこそ、家が回転する時に、映像が見事にシンクロしているのであろう。

 ドン・ジョバンニ役のダルカンジェロは存在感があって、声もいい。歌わない時にも頻繁に舞台に登場して、女性との関係などを暗示する。単なるプレイボーイではない重みが感じられた。

 レポレロは、あまり品のよくない要領のいい男のような印象である。ドンを非難しながら、おこぼれをもらおうという魂胆があって、丁度いいのかもしれない。ドンナ・エルヴィーラ役のジョイス・ディドナートはスペイン風のメイクで、歌声が素晴らしい。難しそうに思える所も軽々と歌う。ドンを罵りながら、どこかで未練があるという複雑な心境がよくでていた。

 ドン・オッターヴィオのローランド・ヴィラゾンは、声がいいが喉の調子が万全でなかったらしい。アンナを助けてアンナの父の騎士長の仇をとろうと献身的な態度である。アンナ、チェルリーナ役の二人のソプラノの声もよかった。

 最後の場面で、ドンジョバンニが単に倒れるだけで、地獄に落ちるという設定でないのは、珍しい演出らしいが、悪人は罰せられるという単純な勧善懲悪を避けたものかもしれない。本場のオペラを一流の歌手でみることができたという満足感が得られた。

 終わってから、楽屋口に行ってみると、15人くらいが並んでいた。隣にいた若い女性と話をしたら、ロンドンやイタリアにオペラを見に行くということだった。前の年配の女性は、METを見に行ったことがあるという。

d0097373_2226137.jpg 1時間くらい経った頃に、ダルカンジェロがでて来たが、さっと待っていたタクシーで帰ってしまった。指揮者のパッパーノやソプラノの 2人がでてきて、サインをしたり、写真撮影に応じていた。

 2時間近く経って、皆のお目当てのデドナートが登場した。黒いガウンのようなものを着て、愛想よく写真撮影やサインに応じてくれた。笑顔が本当に素晴らしい。長く待たされたが満足して家路に着いた。
by nori-126 | 2015-09-24 03:05 | オペラ | Comments(0)

堺シティオペラ 「カルメン」 SAYAKAホール

 9月6日(日)、堺シティオペラの公演があった。堺市市民会館が建て替え中なので、大阪狭山市のSAYAKAホールでの公演だった。はじめて行ったが、大きくて立派なホールである。駅からも近い。

 堺シティオペラは、2008年にガラコンサートを聴いたことがある。今年はダブルキャストでの2回公演で、前日の公演には、1万人の第九のレッスンの講師の木村孝夫先生が出演されていた。休憩中に清原浩斗先生をみつけて挨拶をした。息子さんが出演されている。
 
 カルメンはMETライブビューイングで見たことがあるが、カルメン組曲で聴いた曲が多いので、親しみやすい。

堺シティオペラ 第30回記念定期公演
カルメン 仏語公演
2015年9月6日(日)2時開演
SAYAKAホール 大阪狭山市

指揮 柴田真郁
演出 粟國 淳
ザ・カレッジオペラハウス管弦楽団
堺シティオペラ記念合唱団
法村友井バレエ団

カルメン    水野 智絵   ドン・ホセ 馬場 清孝
エスカミーリョ 山岸 玲音  ミカエラ   金岡 怜奈
フラスキータ  北野 智子 メルセデス 中村 茜
レメンタード  清原 邦仁 ダンカイロ  中野 嘉章
モラレス    福嶋 勲   スニガ   Ronan Nedelec

 舞台は後方に大きなパネルを左右に設置して、中央の縦長のパネルを上下させて、入退場に使った。パネルには裏で動く人々の影を大きく映しだすことができる。また舞台の横からライトを当てて、舞台上の歌手の影がパネルに投影されるという工夫もあった。舞台中央に少し前方に傾けた台を置いて、ここで踊りを見せる。

 カルメン役は、濃い眉のメイクで、あたかもフラメンコのダンサーのようなイメージだった。自由な恋に生き、他人の言う通りにはならないという強い意志が現れていた。カルメンは、ドン・ホセのことをどう思っていたのだろうか?単に脱獄のためだけに利用したのだろうか?死を覚悟した行動には、ふと、歌舞伎の幡随院長兵衛や吉田松陰のことを思い出させた。

 ドン・ホセはカルメンのことを思う一途さがよくでていた。エスカミーリョは、颯爽とした闘牛士だが、最初にバーに登場した時は、闘牛士の衣装を着ていなくて、あれという感じだった。最後に闘牛士の姿で出てくるのが新鮮な感じだった。

 ミカエラは、ドン・ホセを思う純粋な気持ちがよく出ていて可憐だった。ドン・ホセはどうして彼女を捨ててカルメンに走ってしまったのだという思いになる。カルメンの仲間の女性二人は、踊りもあって存在感があった。バレエ団の6人が、黒いドレスと闘牛士の衣装でフラメンコを踊るのが雰囲気を盛り上げた。

 トランプでの運命を占う場面は、悲劇の結末を暗示して重要なところだが、字幕がカルタとなっていたのが気になった。トランプではおかしいが、カードだと意味が通じにくいのだろうか?カルタというのが子どもの遊びを思い出させてしまって違和感があった。

 演出の粟國淳さんは、いずみホールのフィガロ、琵琶湖ホールのオテロでも演出をされていた。日本人の演じるカルメンなのでと思っていたが、感銘を受けた。

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by nori-126 | 2015-09-07 02:10 | オペラ | Comments(0)

椿姫 兵庫県立芸術文化センター大ホール

 7月15日(水)、オペラ「椿姫」を見に行った。佐渡裕がプロデュースするオペラが10年目を迎えて、今年は椿姫をダブルキャストで10公演開催される。去年まではオペラに興味がなかったので、今回、初めて見に行くことにした。

 椿姫は見るのは全く初めてだったが、ストーリーは単純である。ストーリーの面白さよりも、アリアや二重唱や合唱を楽しむという感じである。

兵庫県立芸術文化センター開館 10周年記念公演
佐渡裕 芸術監督プロデュースオペラ 2015  『椿姫』 全3幕/イタリア語上演
音楽:ジュゼッペ・ヴェルディ 
原作:アレクサンドル・デュマ・フィス 

指揮:佐渡裕 演出:ロッコ・モルテッリーティ
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団 
合唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団

ヴィオレッタ:テオナ・ドヴァリ
アルフレード:チャド・シェルトン
ジェルモン:高田智宏
フローラ:ルネ・テータム 
アンニーナ:岩森美里 
ガストン子爵:渡辺大
ドゥフォール男爵:久保和範 
ドビニー侯爵:町英和 
グランヴィル医師:森雅史

 序曲がはじまる前に、舞台の幕が上がり、ベッドにヴィオレッタと侍女がいる。最後の臨終の場で、音楽のつかない台詞が話される。今回の演出の工夫で、付け加えられたもので、ここから回想する形ではじまる。

 舞台の奥には、可動式のスクリーンに映像が映されて、多様な効果をもたらす。ヴィオレッタやフローラが催す夜会の場面では、豪華なシャンデリアに彩られた19世紀のパリの雰囲気が醸し出される。舞台装置としてだけでなく、離れた場所の情景も映し出す。例えば、馬車ででかけていくアルフレードとか、歩いて去っていくアルフレードの父ジェルモンを映しだす。

 第1幕では有名な乾杯の歌がヴィオレッタとアルフレードの二重唱で歌われる。ヴィオレッタとジェルモンの二重唱もいい。ジェルモン役の高田智弘の声がよくて、ヴィオレッタに息子と別れるように頼む場面、後でそれを後悔する場面での演技も納得がいった。

 ヴィオレッタ役は、歌う曲も多くて大変である。テオナ・ドヴァリは、華奢な感じで品もあった。初めてみたので、音楽の良さについて理解できていないが、繰り返しみると楽しめる作品だと思われる。ダブルキャストのもう一人のヴィオレッタは森麻季さんだった。それも見てみたかったが、思いついた時にはチケットが売り切れていた。

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by nori-126 | 2015-07-16 10:16 | オペラ | Comments(0)

講座 オペラの楽しみ方

 7月1日(水)、同業の協同組合主催の講座があった。大阪音大講師の清原邦仁先生がオペラの楽しみ方として話をされた。参加者は70人と多かった。堺のYMGT御夫妻、東大阪のHGSNさんにお会いした。

 初めてオペラの舞台を見たのは、昨年12月のフィガロの結婚で、清原先生がバジリオ役で出演されていた。お父上の清原浩斗先生は、関西合唱連盟の理事長であり、1万人の第九の合唱の責任者でもある。3回ほど練習後の懇親会でお会いしたことがある。

 オペラの歴史
 オペラは1600年頃にフィレンツェから起こり、ギリシア悲劇が元になっていた。喜劇(オペラ・ブッフェ)は古典仮面劇が元になっている。
 
 オペラの楽しみ方
 歌うだけでなく、感情を表すものである。
 声の種類の中のコントラルト、カストラート、カウンターテノールについての説明
 フィガロの結婚についてのストーリ-解説

 1時間半の予定が2時間に亘り、判りやすく笑いのある話を楽しんだ。例として歌われる声がよくて、もっと聴いてみたかった。終わってから先生にあいさつをした。年末に参加を予定しているベートーベンの第九に先生がソリストで参加されるとのことで楽しみである。
by nori-126 | 2015-07-02 18:26 | オペラ | Comments(0)