感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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特別展 京都 洛中洛外図と障壁画の美 東京国立博物館

d0097373_234154.jpg 11月10日(日)、歌舞伎を見たあとで、上野の東京国立博物館に行った。着いたのが閉館40分前だったが、細かい屏風絵はなかなか近くで見えないほど、人がいた。

 室町時代から江戸時代にかけて描かれた「洛中洛外図屏風」の内、国宝、重文に指定されている7件すべてが展示されるという売りだが、展示替えがあるので一度では見られない。

特別展 
京都 洛中洛外図と障壁画の美 
2013.10.8 - 12.1
東京国立博物館 平成館



 入ったところに、期間を通して展示される岩佐又兵衛の「洛中洛外図屏風 舟木本」の細部がスクリーン4基に拡大投影される。実物の細かい図をみるのは疲れるので、これを見るとよくわかる。現物は、他に室町時代の歴博甲本、江戸時代の福岡市博本と池田本が展示されている。狩野永徳の国宝の上杉本は、前期展示だったが、前に狩野永徳展で見たことがある。

 現物の屏風の絵は小さくて見えにくい。双眼鏡を持っている人もいた。前期での展示済みの絵は、印刷された絵が代わりに展示されていた。清水の舞台や方広寺の大仏など、特徴のある風景が共通して描かれているのが面白い。

 京都御所からは、狩野孝信による賢人を描いた賢聖障子絵が展示され、狩野永徳の群仙図襖もあった。龍安寺からは方丈にあった襖絵が展示されているが、これらは廃仏毀釈で散逸して、メトロポリタン美術館からの里帰り作品である。

 幅16メートルのスクリーンに龍安寺の石庭の四季の移り変わりを見せる。映像が美しい。

 二条城の黒書院の障壁画全69面と探幽の松鷹図が展示されている。本当はゆっくりと見たいところだが、人気の美術展で日曜日では、仕方がない。
by nori-126 | 2013-11-11 23:50 | 美術展 | Comments(0)

国宝「卯花墻」と桃山の名陶 三井記念美術館 東京

d0097373_20351295.jpg 10月20日(日)、歌舞伎座昼の部が終わった後に三井記念美術館に行った。日本橋から三越百貨店を越えたところにある。前に奈良の仏像展を見に行ったことがある。

 桃山時代後期に岐阜県の美濃地方で焼かれたのが志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部で、装飾的なやきものである。作られた期間はわずか20-30年の間と考えられている。

 特別展「卯花墻」と桃山の名陶
 -志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部ー
 
 2013年9月10日―11月24日
 三井記念美術館 東京日本橋

 展示室1
 志野、黄瀬戸、織部の名品が一つずつケースに入れられており、ぐるりと周りから見ることができる。

 展示室2
 国宝の志野茶碗「卯花墻」が展示されている。鉄釉で直線の模様が描かれた上に釉薬がかけられている。小さい穴がたくさんある乳白色が美しい。口には赤い発色がある。和製の茶碗で国宝に指定されているのは、他には、本阿弥光悦の白樂茶碗 銘『不二山』しかない。国宝の天目茶碗などは中国製であることを改めて気づかされた。

 展示室3
 茶室如庵が再現されている。織田信長の弟・織田有楽斎によって作られた茶室で、現在は名鉄犬山ホテル内に移築されて国宝に指定されている。堺の南宗寺には千利休の茶室があるが、比べてみると洗練されていて整った印象を受ける。

 展示室4 志野茶碗
 白土に長石釉が掛けられたもので、釉薬の下の文様や赤みが様々な濃度で見られる。鼠志野は掻き落としで文様をあらわすものである。直方体の茶碗はろくろで作ったあと型にはめて造るということで、同じものを何客も作る場合には、型をつかっている。

 展示室5 黄瀬戸・瀬戸黒
 黄瀬戸は明るい黄釉がかかっており、作りが薄手でかっちりしている。彫った文様にわずかに緑の釉を乗せている。瀬戸黒は真黒な瀬戸茶碗である。

 展示室6
 美濃の古い窯から出土した陶片を展示している。
 
 展示室7 織部
 特徴のある緑と白などの組み合わせに、幾何学的な文様が描かれている。文様の多様性が楽しめる。織部は落ち着いた感じがして好きなやきものである。

 陶芸を5年間習っていて、織部の緑の釉薬を使ってみたことがある。しかし、織部の文様までは、真似ができなかった。志野の白い釉薬に近いものも使ったが、細かいくぼみは高熱の釜でないとできないものだろう。

 駅への地下道を歩いていると、三越百貨店のところに、「百街道」の展示があった。全国街道交流会の主催だが、竹内街道であった百街道一歩さんは、交流会の理事をしておられる。お会いしていなければ通り過ぎただろうが、展示が身近に感じられた。
by nori-126 | 2013-10-21 18:36 | 美術展 | Comments(0)

プーシキン美術館展 神戸市立博物館

d0097373_8221539.jpg 10月9日(水)昼からプーシキン美術館展に行った。JR三ノ宮駅からサンチカタウンを歩いた。神戸に住んでいたのは40年くらい前になるが、当時と雰囲気があまり変わっていない。見る人は多くなくてゆっくりと見ることができた。

 プーシキン美術館展 フランス絵画300年
 2013.9.28-12.8
 神戸市立博物館

 大きな美術館からの出品ではよくある、絵画の歴史を網羅するという形で、17世紀から20世紀のフランスの絵画が並べられている。印象派が目玉になっていて、有名な画家の絵をみることができるが、何となく物足りない感じもする。

 フランソワ・ブーシェ「ユピテルとカリスト」1744年は、明るく浮き上がる精密な人物像が、陶器の艶のように見えて幻想的である。
 アングル「聖杯の前の聖母」1841年は新古典派の画家らしく、ラファエロの聖母を思い起こさせる。
 ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」1877年は目玉作品ということだが、あまり大きな絵ではない。顔の描き方があまり緻密でなく、ほんわかとしたものを感じなかったが、背景がピンクなので可愛い感じがする。
 
 絵画史を俯瞰する美術展は、どうしてもまとまりがない。目玉となる作品の印象が、全体の印象を決めてしまうことになる。いくつかの感動を与えてくれる絵がみられた。

 解説として、フランス絵画の300年の年表やプーシキン美術館の歴史、収集家の説明が展示されていたが、収集家に興味を持つ人はそういないと思うが。

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by nori-126 | 2013-10-11 19:18 | 美術展 | Comments(0)

橋本関雪展 兵庫県立美術館

d0097373_15295754.jpg 10月2日(水)昼から橋本関雪展に行った。阪神の岩屋駅から兵庫県立美術館まで歩いた。1か月少しの会期だが、平日のせいもあるのか人は多くなかった。兵庫県立美術館は兵庫ゆかりの画家を取り上げることがあり、見る人が多くなくても企画は評価されるに値する。

 生誕130年 橋本関雪展
 豪腕画人 関雪登場 
 2013年9月14日(土)-10月20日(日)
 兵庫県立美術館

 橋本関雪は神戸市中央区に明治16年に生まれた。竹内栖鳳に入門して、文展で活躍した。やがて新南画とよばれる領域を開いた。昭和20年に61歳で亡くなった。

 第1章 誕生から文展入選まで
 第2章 文展での活躍
 第3章 南画と関雪
 第4章 動物画の世界
      「唐犬図」は前に見たことがある。
 第5章 戦争そして晩年

 画家の歴史をたどる美術展で、画風が変わっていくのを見ることができる。大きな屏風絵が多く展示されていて迫力がある。ただ、華やかではあるが、まとまり過ぎているような印象を受ける。日本画における関雪の評価はどうなのだろうか?「玄猿」という猿を描いた絵はいかにも日本画という繊細な絵である。
by nori-126 | 2013-10-06 15:18 | 美術展 | Comments(0)

谷文晁 サントリー美術館

 8月25日(日)、東京での委員会に出席する前に、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館に行った。日曜日で最終日なので、人が多かった。

 谷文晁は江戸時代後期の絵師であり、名前は聞いたことがあるが、ほとんど絵を見た記憶はない。「この絵師、何者!?」というコピーが、的を得ている。文晁は、狩野派、丸山四条派、土佐派、洋風画などの各画法の折衷に努めた巨匠である。

 展示されている墨絵や山水図などは、様々な様式を示しており、中には洋画と水墨画の手法が1枚の絵にみられるものもある。

 谷文晁 生誕250周年
 2013.7.3ー8.25
 サントリー美術館 六本木・東京ミッドタウン


 文晁は松平定信や大阪の木村兼葭堂などの文化人と交流があった。展示替えで見られなかったが、木村兼葭堂の肖像画も出品されていた。大阪市立中央図書館の南端に「木村兼葭堂宅跡」の碑が建っているのを見たことがある。江戸時代後期の物産学者で、貴重なコレクションを全国から訪ねる人があったとされる。

 文晁は「石山寺縁起絵巻」の詞だけで絵のなかった巻六、七を描いており、それが展示されていた。当時は大家として知られていたということだろう。芸術家というよりも、学者、文化人として活躍した人という印象である。

 特に、感銘を受けた絵はなかったが、谷文晁という画家のことを知ることができてよかった、すっきりしたという美術展だった。

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by nori-126 | 2013-08-25 23:46 | 美術展 | Comments(0)

貴婦人と一角獣展 国立国際美術館 大阪中之島

d0097373_13567.jpg 8月21日(水)夕方、国立国際美術館に「貴婦人と一角獣展」を見に行った。フランス国立クリュニー中世美術館が所蔵する、西暦1500年頃に作られたとされる6面の連作タピスリーである。フランス国外に出るのは2度目ということなので、奇跡の初来日というのもうなづける。

 4時前に入館して閉館の5時までいたが、人が少なく空いていた。若い女性が多くて、年配の人が少なかったのは、絵画の美術展とは違って、美術愛好家が注目していないからだろうか?

 美術館の入口のガラスには、タピスリーの図案が描かれていた。入場券販売所の横に、顔を出して写真を撮るためのパネルがあり、貸出用の一角獣の角が置いてあった。前に「真珠の首飾りの少女」でもみたことがある。

 フランス国立クリュニー中世美術館所蔵
 貴婦人と一角獣展
 2013.7.27-10.20
 国立国際美術館 大阪・中之島


 入って一番最初の部屋に、6面のタピスリーが並べられている。大きさは3.7m×3~4.7mあり、一面の壁に3枚、3面の壁に1枚ずつである。いずれも貴婦人が中央にいて、侍女がいるものもある。左右に獅子と一角獣がいて、紋章のついた旗を持っている。松などの木があって、背景はぎっしりと花が描かれており、いろいろな動物が描かれている。

 貴婦人が一角獣の角に触れているのが「触覚」、鳥が菓子をついばんでいるのが「味覚」、猿が花の匂いを嗅いでいるのが「嗅覚」、オルガンを弾いているのが「聴覚」、一角獣が鏡を覗いているのが「視覚」を現しているとされる。残る1枚は、天幕に「我が唯一の望み」と描かれていて、何を現しているか謎である。

 次の部屋では、これらの図案を比較した映像が流れていて、少しずつ異なる描写が面白い。次の部屋には、描かれている木、花、動物が並べられている。これらを見て、もう一度、タピスリーの部屋に戻って見直してみた。織物でどうして可能なのかと思うくらい緻密である。まるで絵に描いたようである。かなり近づいて見られるが、どうなっているのか不思議である。

 展示は他に、宝石箱や関連する彫刻、装身具、ステンドグラスなど、タピスリーの理解に参考になるものが出品されている。
  
d0097373_2247999.jpg

  国立国際美術j館   ↓
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by nori-126 | 2013-08-22 02:54 | 美術展 | Comments(0)

フェルメール光の王国展 阪急うめだ本店

 7月10日(水)阪急うめだ本店で開催されている美術展に行った。

 フェルメール光の王国展 
 2013.6.26-7.15
 阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
 

 フェルメールの全37点のり・クリエイト作品を展示したもので、当時の色彩に近づけて、原寸大で複製したものである。所蔵美術館と同じ額装がされている。

 ずらりと並んだ絵は、実物をみたものもあるし、写真でみたものもある。全く見たことのない絵は、フェルメールの絵として数えられていないものが入っているのかも知れない。真贋のわからないものもあって、何点残されているかは明らかではない。

 見たことのある絵でも、こんなに小さかったのかと驚いたものもある。現物を見る時は、大きく見えていたのだろう。一度にこうしてみてしまうと有難味が少ないこともあって、拍子抜けをした。絵の価値よりもめったに見られないものが見られたという感動で、フェルメール人気があるのかもしれない

 一角にフェルメールの絵の舞台を再現していて、壁の前にテーブルがあり、窓から光が射し込んでいる。絵と同じような角度から写真を撮ると、フェルメールの絵のように窓から照らされる人の写真になるという趣向である。複製画なので、写真撮影は許可されていて、携帯で写真を撮る人が多かった。

 パネルに絵に描かれた水指しや楽譜などの道徳的な意味が説明されていた。配置されているものは、必然があって描かれているのである。
by nori-126 | 2013-07-14 01:18 | 美術展 | Comments(0)

ルノワールとフランス絵画の傑作 兵庫県立美術館

 d0097373_1083478.jpg 7月10日(水)、昼から兵庫県立美術館に行った。印象派のコレクションで知られる米国マサチューセッツ州のクラーク美術館が、改修を機会に、世界巡回展を行っている。ルノワールが22点展示されるの他、19世紀フランス絵画73点が紹介されている。

 改修の担当をしている安藤忠雄さんが設計した兵庫県立美術館で開催されるのは、偶然ではないのだろう。安藤忠雄さんの記念講演会が6日に開催された。

 平日の午後で人が多くなくて、ゆっくりとみられた。中年の女性ふたりが、絵の前でずっと話をしていたのが気になった。雑談風な内容もあり、美術館は注意するべきではないだろうか?

 奇跡のクラーク・コレクション
 ルノワールとフランス絵画の傑作
 2013.6.8-9.1
 兵庫県立美術館


 73点が画家別に分類されずに並べられているのは珍しい。コローの絵が5点、「ボッロメーオ諸島の浴女たち」は中央に大きな木があって面白い構図である。ミレーが2点、風景ではなく、人々の暮らしを描いたものである。

 モネが6点あった。「エトルタの断崖」が光りの当たり具合が面白く、モネらしい作品である。シスレーが4点あった。ピサロが6点あって、作風の違いがみられた。点描と晩年の都市の風景は、以前に「ピサロ展」で勉強したことがある。

 メアリー・カサット、マネ、ラトゥ-ル、ロートレックなど聞いたことのある画家の作品が1-2点ずつあった。ドガが4点、「稽古場の踊り子たち」がドガの代表的な絵である。ジャン・レオン・ジェロームという名は聞いたことがないが、「奴隷市場」「蛇使い」はオリエント趣味の鮮やかな絵で印象的だった。

 ルノワールが22点展示されており、「劇場の桟敷席」の二人の女性、「うちわを持つ少女」「鳥と少女」がいかにもルノワールという柔らかさを表現している。見るたびに全体の雰囲気がいいなと思えるようになってくる。これだけの作品を一度にみられる機会はめったにない。

 表題に印象派とついてないので、あまり人気がないのかもしれないが、見に行ってよかったと思えた美術展だった。
by nori-126 | 2013-07-14 01:12 | 美術展 | Comments(0)

国宝 燕子花図屏風 琳派の競演 根津美術館

d0097373_18825.jpg 4月21日(日)上野公園で「ラファエル展」と「大神社展」をみて、尾形光琳の燕子花(かきつばた)図屏風をみようと、根津美術館に行った。表参道駅から少し歩くと、落ち着いた建物がある。

国宝 燕子花図屏風 琳派の競演
2013年4月20日~5月19日
根津美術館 港区南青山


 根津美術館が所蔵する琳派の作品や琳派の影響を受けた作品などを展示している。作品数は25と多くない。俵屋宗達の工房による「四季草花図屏風」は、多くの種類の花を描いている。尾形光琳による白楽天図屏風は画面を横切る船の構図が新鮮である。

 「燕子花図屏風」は写真でみたことのある有名な絵であるが、全体のバランスが絶妙で、しばし見とれた。これをみるだけで値打ちがある。

 鈴木基一「夏秋渓流図屏風」は琳派の画家の代表作で、鮮やかな色にリアルな感じの檜の林が印象的だった。他に尾形乾山の絵や皿などが展示されていた。

 同時開催として、仏教彫刻の魅力(6世紀中国の石像など)、古代中国の青銅器(紀元前12世紀頃の中国殷時代の青銅の器など)、仁清と乾山(野々村仁清と尾形乾山の水差や角皿などを多数展示)などの展示があった。

 根津美術館を初めて訪れたが、庭園入口があったので、庭にでてみるとずいぶんと広い。こんなに広い緑の庭園が、都会の中にあることがうそのようである。歩道の側には、古い仏像などが多数並べられている。イチョウの木もかなりの古木である。道標があって、「かうや」や春日大社の字がみえたのは、かって奈良にあったものだろう。

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by nori-126 | 2013-04-25 03:12 | 美術展 | Comments(0)

国宝大神社展 東京国立博物館平成館

 4月21日(日)上野公園の西洋博物館でラファエル展を見たあとに、ふと置いてあった「大神社展」のパンフレットをみると、奈良石上神社の国宝「七支刀」が展示されているのを知った。前から見たいと思っていたので、同じ上野公園にある国立博物館まで行った。

 全国各地の神社から全面協力を得て、多くの国宝や重要文化財が展示されている。会期は前期と後期に別れているが、5月6日までの前期だと、国宝が約60点になる。といっても、国宝のリストでは、各神社の古神宝類はひとまとめに記載されているが。

国宝大神社展
平成25年4月9日ー6月2日
東京国立博物館 平成館


第1章 古神宝
 春日大社の所蔵する太刀、剣、鏡台、鏑矢などが10点展示されている。後期には厳島神社からの神宝が展示される。これらはほとんど国宝である。熊野速玉神社から織物や蒔絵手箱などが出品されている。南北朝時代の作品である。神社で何年かごとに遷宮が行われるが、この時に装具なども新品になる。そうすることで、使い古される前に保存されることになるのだろう。

第2章 祀りのはじまり
 福岡・宗像大社所蔵の沖ノ島から出土した古墳時代の勾玉、三角神獣鏡などが展示されている。大阪金剛寺の国宝「延喜式」は、全国の神社のリストである。

第3章 神社の風景
 曼荼羅や神社の境内図などが展示されていた。

第4章 祭りのにぎわい
 祭礼を描いた屏風図、能楽面などが金剛峯寺、厳島神社などから出品されていた。

第5章 伝世の名品
 海獣葡萄鏡、壺鐙、刀などが展示される中に、奈良石上神社の「七支刀」がある。4世紀に百済王から倭王に贈られたとされるもので、両面に金で字が描かれている。3mくらいの長い直刀があった。他に鎧があって、鎌倉時代の白糸威鎧は、細工が見事である。平家が厳島神社に奉納した平家納経は、平清盛の願文が添えられている。

第6章 神々の姿
 神像が40体並べられている。仏像はよくみるが、神はもともと見える形にしないことが多く、神像を見る機会はめったにない。仏像と違って、頭髪があったりするが、仏像の影響を受けているものもある。

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by nori-126 | 2013-04-25 03:09 | 美術展 | Comments(0)