感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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二月大歌舞伎 片岡仁左衛門昼夜の仇討 昼の部 前半 松竹座

 2月6日(日)大阪松竹座へ歌舞伎の昼の部を見に行った。2月の松竹座は片岡仁左衛門昼夜の仇討と銘打って、珍しい通し狂言を並べている。松竹座の正面には仁左衛門の写真が掲げられている。筋書きの初版には珍しく、広げると3ページ分になる仁左衛門のポスターが付いている。12月の顔見世に続いて仁左衛門を関西で見られるのは喜ばしい。観客は満員で席は11列13番だった。

通し狂言 彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち) 
 毛谷村六助住家の場だけが盛んに上演されており、平成19年1月に松竹座で翫雀と扇雀の組み合わせでみたことがある。通しで上演されることはめったになく、関西では69年ぶりとのことである。仁左衛門が六助を初役で勤めるのがうれしい。

序 幕 第一場 長門国住吉鳥居前の場
 中国大名の都音成の家老子息弥三郎(薪車)と剣術指南役吉岡一味齋の妹娘お菊(松也)は人目をはばかる仲で弥三松という子まである。弥三郎が去った後に、お菊に恋慕する京極内匠(愛之助)が言い寄るが一味齋(彌十郎)に退けられてしまう。

 次から次に人の出入りがあってせわしないが、人間関係の紹介の場でもあり仕方がない。新車の若侍が品があってよい。松也の女方ははじめてみるが、少しふくよかな可愛い感じである。前にきりりとした若武者で見たことがあるので不思議な感じである。愛之助は濃い化粧の悪役で、こういう役がしっかりとできる貫禄をみせた。声が大きくて張りがあるのがいい。

第二場 同 社前の場 
 家臣の衣川弥三左衛門(段四郎)らが見守る中で一味齋と内匠の立会が行われ、一味齋が勝つ。負けた内匠は恨みに思う。

第三場 同 郡城下馬場先の場 
 一味齋を恨む内匠は春風藤蔵に鉄砲を用意させ、一味斎を打つ。春風も殺して出奔してしまう。

二幕目 長門国吉岡一味斎屋敷の場
 一味斎の妻お幸(竹三郎)が夫の帰りを待つところへ、姉娘のお園(孝太郎)が酔って帰ってくる。お園は家人の佐五平(猿弥)に一味斎の亡きがらを乗せた駕籠を運び入れさせる。お園は衣川三左衛門に仇討を願いでて許しを得る。

 孝太郎が酔って花道を入ってくる。舞台でも四の字づくしなどのユーモラスな場面が続くがふざけ過ぎないところがいい。花道で仇を討つ決意をみせて、屋敷を振り返る。前にみた「妹背山婦女庭訓」のお三輪でもそうだったが、孝太郎のきりっとした顔付きは美しい。竹三郎は品のある奥方を演じてさすがにどういう役でもこなしてみせる。
           
二月大歌舞伎 片岡仁左衛門昼夜の仇討 昼の部 前半 松竹座_d0097373_1591636.jpg
               
by nori-126 | 2011-02-07 00:01 | 歌舞伎 | Comments(0)
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