感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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文楽 新春公演 第2部 国立文楽劇場

 1月3日(火)文楽の初春公演の初日の第2部に行った。新春イベントとして、ロビーににらみ鯛が供えられて、舞台の上にもにらみ鯛の張り子が並んでいる。公演の幕間に舞台から手ぬぐいまきが行われる。席は8列4番で、左端の方だった。正月の初日だけにお客さんは一杯である。

 義経千本桜
 道行、河連法眼館共に、文楽でも歌舞伎でもみたことがある。

 道行初音旅 
 静御前 豊竹呂勢大夫 狐忠信 竹本文字久大夫 人形 清十郎(静御前)勘十郎(忠信) 
 紅白の幕が落とされると、桜の花が満開の吉野の風景である。華やかな感じが、正月の演目にふさわしい。静御前は白拍子だが、人形は清楚でお姫様のような華やかさがある。大夫の見台が左右に割れて中から、狐を操る勘十郎が飛び出す。狭いところで動きにくいようだったが、この趣向には驚かされた。

 静御前と佐藤忠信の踊りが美しい。静御前が後ろ向きになげる扇を忠信が受け取るのがみどころである。

 河連法眼館の段 
 咲甫大夫/宗助 咲大夫/燕三

 忠信に化けた源九郎狐が、正体を現わす。狐の人形と忠信の人形を勘十郎が、瞬時に入れ替えて操る。その動きのよさが見ものである。最後は、吊り下げられて天高く登っていくというスケールの大きい終幕となる。

 壺坂観音霊験記
 西国三十三所の六番札所であり、お参りしたことのある壺坂寺を舞台にした有名な話である。聞いたことのある名セリフが登場する。「そりゃ聞こえぬ聞こえぬ、聞こえませぬわいな。」「三つ違いの兄さんと」などはどこで聞いたのだろうか?

 土佐町松原の段
 希大夫/寛太郎

 沢市内の段
 源大夫/藤蔵  人形 紋壽(お里)沢市(玉女)
 沢市はお里が明け方にそっと家をでるのを他に男がいるのかと邪推するが、お里は壺坂寺に夫の目が見えるように祈願していたと打ち明ける。

 静かな夫婦のやり取りを、しっとりと源大夫が聞かせる。源大夫の語るのを聞くのは、1年前の初春公演以来である。声を張り上げることはないが、じっくりと聞かせる。

 山の段
 嶋大夫/冨助
 お里沢市は壺坂寺に参るが、お里がいない間に沢市は谷から身を投げてしまう。それを知ったお里も後を追う。信心に答えて観音が二人を助けて、沢市の目がみえるようになった。

 嶋大夫の語りはすこしおおげさなところがあるが、それがこの場面では合っているような感じを受けた。
 
文楽 新春公演 第2部 国立文楽劇場_d0097373_274868.jpg

  舞台上のにらみ鯛  ↓
文楽 新春公演 第2部 国立文楽劇場_d0097373_28335.jpg

by nori-126 | 2012-01-04 00:10 | 文楽 | Comments(0)
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