感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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文楽 二代目吉田玉男襲名披露 国立文楽劇場

 4月5日(日)、文楽を見に行った。前日から始まった二代目吉田玉男襲名披露で、館内は満員だった。先代の玉男は、稀代の名人だったと聞いているが、平成18年9月に亡くなった。初めて文楽を見たのが平成19年1月で、2回目は、吉田玉男1周年追善公演だった。初代の玉男を見る機会がなかったことは、心残りである。

 文楽の襲名披露公演を見るのは、源大夫・藤蔵さん以来2度目だと思う。住大夫さん、源大夫さんの引退という淋しかった文楽界に明るい話題をもたらしてくれるのを喜びたい。席は14列35番と後の方しか取れなかった。

一.靫猿
 咲甫大夫・睦大夫・始大夫・咲寿大夫・小住大夫/藤蔵 他
 文昇・勘市・清十郎・玉翔

 大名が猿曳きの連れている猿を見て、靫の修理に猿の皮が欲しいという。皮を取られると猿が死んでしまうので、断ると猿を殺してでもという。猿曳きがあきらめるが、猿の仕草の可愛さに、大名も命を助けるという話である。舞台は能舞台になっている。

 昨年4月に三津五郎が歌舞伎座で復帰公演をした時に見た演目が「靫猿」だった。三津五郎が亡くなって、その時の表情をこの間のことのように思い出す。

 歌舞伎では、猿は子どもが演じるが、文楽は人形で、その動きが可愛い。

二.二代目吉田玉男襲名披露口上
 舞台に、15人くらいが並び、千歳大夫の司会で、嶋大夫、寛治、和生、勘十郎があいさつをした。三味線の寛治や人形の和生、勘十郎の声を聞けるのは、貴重な機会である。しかし、文楽の口上は、襲名披露する本人は一言もしゃべらないのである。

三.襲名披露狂言 一谷嫩軍記
和生(相模) 勘十郎(藤の局) 玉男(直実) 玉輝(義経) 玉也(宗清)
 歌舞伎でもよく演じられる有名な演目である。

熊谷桜の段 希大夫/宗助 
 熊谷陣屋に妻相模が訪れる。敦盛の母である藤の局もやって来て再会する。桜の木の前に義経の制札賀立てられて枝を折ることが禁じられている。

熊谷陣屋の段 咲大夫・燕三 文字久大夫・清介
 熊谷が陣屋に戻り、義経に敦盛の首を見せるが、それは直実の子の小次郎の首だった。義経が制札で敦盛を助けるようにと示唆したと考えて我が子を犠牲にしたのである。この辺りのいきさつが迫力がある。

 咲大夫が切場語りとして、場面を盛り上げたのは当然だが、文字久大夫の語りが、癖が無くて場面に溶け込み、久しぶりに何とも言えない高揚感を味わうことができた。次の切場語りは文字久大夫か英大夫か?

四.三十三間堂棟由来 平太郎住家より木遣り音頭の段
芳穂大夫/清馗 津駒大夫/寛治
紋壽(蔵人) 蓑助(お柳)

 木の精が共に人間に生まれ変わり、夫婦になるという話で、信太山の狐の話に似たところがある。親子の別れなどの情がからんで、文楽らしい話である。場面転換に家を後ろに引っ込めて、野外にするのが、スピードがあってよい。

文楽 二代目吉田玉男襲名披露 国立文楽劇場_d0097373_12089.jpg
文楽 二代目吉田玉男襲名披露 国立文楽劇場_d0097373_1202413.jpg

by nori-126 | 2015-04-05 20:51 | 文楽 | Comments(0)
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