感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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七月大歌舞伎 夜の部 白鷗・幸四郎襲名披露 松竹座

 7月10日(水)、歌舞伎を見に行った。今月の松竹座は、松本白鷗・幸四郎の襲名披露公演で、大阪では、めったに見られない豪華な役者の協演である。何よりも仁左衛門が、昼・夜と重要な役で出ることと、猿之助の女方が見ものである。

二代目松本白鷗 十代目松本幸四郎 襲名披露 七月大歌舞伎
関西・歌舞伎を愛する会 第27回

1.元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 仁左衛門 富森助右衛門 中車
中臈お喜世 壱太郎  小谷甚内   松之助
上臈浦尾  吉弥   御祐筆江島  扇雀
新井勘解由 歌六

 随分前に仁左衛門と現幸四郎の組み合わせで見たことがある。真山青果の台詞は、微妙な人の心理をあぶりだして面白い。討ち入り前に吉良上野介を斬ろうとする助右衛門の行動には、無理があるので、それを止めようとする綱豊卿の説得も納得しがたいところがある。

 仁左衛門の力強い台詞は、ぐいぐいと引き込むものがある。他の人がこの役をやっているのだろうか?想像ができないくらいである。中車が歌舞伎役者らしくなった。すぐれた役者は何でもこなせるものだと感心した。

 吉弥が落ち着いた上臈で存在感があった。扇雀の女方は久しぶりに見るが、派手さがなくて、こういう役の方が似合うようである。歌六については、何もいうことはない。安心して見ていられる。

2.口上
 最近の口上は藤十郎さんが仕切ることに決まっているらしい。登場する役者も豪華で人数が多い。白鷗・幸四郎襲名披露の口上は、4月の御園座杮落に続いて2回目である。

3.女殺油地獄
 河内屋与兵衛 幸四郎  お吉       猿之助
 山本森右衛門 中車   芸者小菊     高麗蔵
 小栗八弥   歌昇   妹おかち     壱太郎
 母おさわ   竹三郎  豊嶋屋七左衛門  鴈治郎
 兄太兵衛   又五郎  河内屋徳兵衛   歌六

 11年前の7月に松竹座で、海老蔵と仁左衛門で見たことがある。この時は、海老蔵で見た後に、海老蔵が楽屋風呂の負傷で休演したので、仁左衛門が代演した。仁左衛門ではもう見られないのかとあきらめていたので、喜んで見に行った。その後、仁左衛門は歌舞伎座で、一世一代としての公演を済ませているので、もうみることができない。

 幸四郎の与兵衛は、上方の役者の雰囲気がよくでていた。御園座での吉田屋は、頼りない若旦那なので難しかったせいもあって、無理に上方の演目をしなくてもと思ったものである。与兵衛という役は、複雑な心情をどう表現するか難しいが、かなりこなせていた印象だった。

 猿之助のお吉がよかった。「十二夜」でひょうきんな女方を見たが、古典での女方をみるのは初めてである。しかも上方の商家の女房をうまく演じていた。小さい子を残して死んでいくという悲惨さを少し抑えたような演出と思われた。

 歌六、竹三郎は、前見た時と同じ役だったが、子を思う親の哀しみが出ていた。竹三郎を見るのは久しぶりで、うれしかった。中車が馬上の殿様でちょいと出たのが、ぜいたくである。


七月大歌舞伎 夜の部 白鷗・幸四郎襲名披露 松竹座_d0097373_07022309.jpg
七月大歌舞伎 夜の部 白鷗・幸四郎襲名披露 松竹座_d0097373_07022797.jpg


by nori-126 | 2018-07-12 01:37 | 歌舞伎 | Comments(0)
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