感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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桂文枝一門会 なんばグランド花月

 11月3日(月・祝)、大阪なんばグランド花月で桂文枝一門会があった。3年前に亡くなった五代目桂文枝のDVD・CD BOX発売記念の落語会であった。桂文枝は、やわらかい感じの話をする落語家で、中でも女性を演じさせたらなんともいえない艶があった。 
 
 文枝の落語を実際に聴いたことが一回だけある。今から37年前に高島屋ホールで行われた第44回上方落語を聞く会であった。当時、桂小文枝という名前で、 喧嘩長屋を聴いた。今回発売のCDに、この時の録音が収められている。
 
 30年ほど前にカセットテープにとった「悋気の独楽」と「口入屋」が手元に残っているが、御料さん、女中、若い娘、おめかけさんを演じる声に艶がある。 最近では、「ちりとてちん」関連の落語という放送での「愛宕山」「立ち切れ線香」をDVDに残している。

    五代目桂文枝のDVD・CD BOX発売記念
    桂文枝一門会
    平成20年11月3日(月・祝)午後7時30分~10時10分
    なんばグランド花月(大阪市)
 

 なんばグランド花月に行ったのははじめてだった。吉本の演芸のメッカである。漫才や新喜劇の看板があって、落語の雰囲気とはまた違う。席は1回E列23番で中央より少し右側だったが、舞台は近かった。話はスピーカーから聞こえてくるが、少し音が大きすぎた。2階席の人のことを考えると仕方がないのだろう。

 幕が上がると、舞台の奥にスクリーンがあって、桂文枝の元気な声と姿が映し出された。感激していると、これはDVD・CD BOXの発売を宣伝するものだった。さすが吉本である。

 桂つく枝 「動物園」
 枕で少し会場の雰囲気が和らいだ。おなじみの話であるが、熱演であった。落ちは、ライオンの皮をかぶっているのが、「おれも頼まれた」というものと思っていたが、「園長の長谷川です」になっていた。

 旭堂南海 「桂文枝一代記」
 講談の形で語られたが、組み立てがうまくて笑わせられた。晩年に文枝が創作した「熊野詣」という落語の筋を語って、それを文枝への思いにつなげた。講談のリズムの心地よさと、文章の見事さで感激させられた。

 桂文太 「稽古屋」
 女にもてたいと踊りを習いに行く話しだが、お師匠さんのしぐさやものいいが、女性の色気のようなものを要求される。文太という人のことは知らなかったが、文枝の女性の演じ方を引きついでいるようで、楽しめた。

 桂文珍 「地獄八景 ダイジェスト版」
 長大なネタの最初の方をおもしろく演じた。冥土で、亡くなった人が出演するというところで、いろいろと創作ができる。今朝の新聞に訃報が載ったばかりのフランク永井を取り上げて、「長い間、名前を聴かなかったですね」「そうやブランク長い」と笑わせた。文珍が創作落語でみせる笑いのセンスには感心する。会場は大爆笑に包まれていた。

 口上 
 文枝の弟子で今日落語をしない14人が1列に並んでひとりずつあいさつをした。司会は小枝で、よく名を知っているのは、かい枝、坊枝、あやめ、文福、小軽というところであった。

 桂きん枝 「狸賽」
 たぬきが助けられたお礼にサイコロに化けて、いかさまをするという話である。きん枝は、スムースに話をすすめるが、何か物足りない気がする。がんばっている感じが強くて、観客が入り込みにくい印象を受けた。

 桂三枝 「望洋楼 一泊?」 
 創作落語で、本日の演目ではこれだけがはじめて聴くのものだった。さすがに落ち着いた話の進め方で、爆笑はないが、笑いが次から次へとおこる。ストーリーも意外な展開があって楽めた。

 三枝の落語が終わると、降りかけた幕が途中で上がって、出演者一同が舞台に並び、観客と一緒に大阪締めをした。
by nori-126 | 2008-11-04 01:32 | 古典芸能 | Comments(2)
Commented by mido811 at 2008-11-05 01:53
艶話をさせると絶品でしたね!
文珍はますます脂乗ってきましたね~。センス抜群や
最近、こういう噺家がでてきまへんな。
Commented by nori-126 at 2008-11-05 21:40
midoさん 「ちりとてちん」の落語という番組の文枝の「愛宕山」と「立ち切れ線香」を見直して見ました。確かmidoさんが教えて下さった番組でしたね。ちゃっかりした丁稚のものいいもいいですね。文枝の芸を継ぐのは、春蝶かと思っていましたが、よく考えたら一門ではなかったですね。最近、新聞で春菜が春蝶と雰囲気が似ていると書いてあったので、文枝のような感じにならないかなと期待しています。テレビできん枝の「悋気の独楽」をみたことがありますが、女性の演じ方は「?」という感じでした。
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