感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
by nori-126
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カテゴリ:オペラ・バレエ( 87 )

英国ロイヤルオペラシネマ バレエ「白鳥の湖」

 8月29日(水)、兵庫県立美術館のプラド美術館展を見た後、タクシーで阪急王子公園前駅に行き、西宮北口に行った。西宮TOHOシネマで、バレエを見た。英国ロイヤルオペラシネマ17-18の最終作品である。30年以上続けられた前の演出が変更になった。2012年の録画を持っているが、振り付けが変更になっているところがある。白鳥たちの踊りが、長いドレスでなく短いチュチュになっている。

 画家であるジョン・マクラーレンが、舞台美術と衣装を担当したということで、幕間のインタビューに答えていた。第3幕の宮殿の黄金の壁が豪華で重厚なのに驚いた。

 主役のマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフは、シネマの「眠りの森の美女」で見たことがあり、昨年8月の大阪フェスティバルホールでの「ルグリ・ガラ」で来日したのを観ている。アレクサンダー・キャンベルやフランチェスカ・ヘイワードなど、前にシネマで見たことのある人たちも出演していた。

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18
ロイヤル・バレエ「白鳥の湖」

演出 リアム・スカーレット
美術・衣装 ジョン・マクラーレン
指揮 クン・ケセルス
マリアネラ・ヌニェス(オディット・オディール) 
ワディム・ムンタギロフ(ジークフリート王子)
ベネット・ガートサイド(ロットバルト:悪魔)
エリザベス・マクゴリアン(女王)
アレクサンダー・キャンベル(ベンノ)
高田茜 フランチェスカ・ヘイワード

 序曲の間に、オディットが悪魔に、白鳥に変えられるシーンが挿入されている。第一幕は、湖での白鳥の舞で、30人あまりの白い衣装での群舞が見事である。幕間のインタビューで、じっと立っている時間が長いので、足の感覚がなくなってしまうという。デュエットでの踊りや有名な4人での踊りがある。

 王子とオディットのパ・ド・ドゥーが見ごたえがある。オディットと黒いオディールは同じ人が踊ることになっているが、性格が異なる人物を踊り分けるのが難しい。バレエでは、それを踊りだけで表現しなくてはならない。かっては、ハッピイエンドという演出もあったらしいが、悲しい結末である。

by nori-126 | 2018-08-30 11:59 | オペラ・バレエ | Comments(0)

バレエ「ドン・キホーテ」フェスティバルホール

 8月18日(土)、バレエを見に行った。バレエの舞台を見るのは4回目だが、初めて生のオーケストラで見た。お客さんは満席に近く、バレエでは若い女性が多く、子どももいるということが特徴である。わずかに年配の男性もおられるが。席は、14列11番と、通路すぐ前のやや左よりとみやすい席だった。

 1976年から、3年おきに開催されている世界バレエフェスティバルは、今年は、東京でガラコンサートと「ドン・キホーテ」の2公演を行い、大阪では、この公演だけが行われる。東京のガラコンサートには、ロイヤルオペラのサラ・ラム、(ロイヤルオペラシネマのマノンの主役)やマテュー・ガニオといった名前を知っているスターたちが出演していた。大阪での公演は12年ぶりということである。

第15回世界バレエフェスティバル 大阪公演
全幕特別プロ「ドン・キホーテ」全2幕
2018.8.18(土)14時開演
フェスティバルホール

マリーヤ・アレクサンドリア ウラディスラフ・ラントラートフ
東京バレエ団
ワレリー・オブジャニコフ指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
音楽 レオン・ミンクス

 「ドン・キホーテ」は、有名な小説の一部を、バレエにしたもので、初めてみるが、パントマイムのようにストーリーが語られる。バジルとキトリが、結婚を反対されて逃走するのを、ドン・キホーテが、ドゥル̪シネア姫と思い込んで、助けようと画策する。大きな風車に飛び込んで、羽根に飛ばされる場面では、人形が上から落ちてきた。

 曲は、スペインらしい曲で、フラメンコを踊る場面もある。闘牛士が10人くらいでてきて、娘たちと踊るシーンは、華やかである。民族衣装や、伝統的なチュチュでのバレエなど衣装のバリエーションが楽しい。サンチョ・パンサが、トランポリンのように、宙に舞ったり、死んだふりをするバジルとそれを嘆くキトリの動きも笑いを誘う。

 美しい舞台、生のオーケストラ、楽しい踊り、主役二人の魅力ある踊りと、バレエの良さが堪能できた舞台だった。主役の二人の踊りはさすがで、片手でのリフト、女性が男性に飛び込んで支えてもらうという動きに驚かされた。舞台を見て、どきどきする感動を久しぶりに味わえた。
       
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by nori-126 | 2018-08-19 23:48 | オペラ・バレエ | Comments(0)

佐渡裕プロデュース 魔弾の射手 2回目


d0097373_00475251.jpg 7月28日(土)、魔弾の射手の2回目を見に行った。水曜日に見た後、もう一度見たいと土曜日にチケットを取った。ダブルキャストのことを考えてなくて、同じキャストで見ることになったが、それも悪くないと思った。

 1階J列17番という通路のすぐ前のほぼ中央のいい席が残っていた。少し早めに行って、当日券ブースでチケットを買った。

 2回目ということで、細かい所をみることができる。初めに隠者が出ているのも、1回目の時は忘れていた。満月の映像が変化して、月食になる時があった。正面から見ると、隠者の表情が良くわかって、涙ぐみそうになった。

d0097373_00474811.jpg 何人かの知り合いにあった。開演前に、左の2階に、同じ合唱団のKTMRさん、KTOKさんをみつけた。休憩の時に、第九の知り合いのKMRさんに会った。すぐ2列後ろの席におられた。

 SKGCさん、KMMTさんにもあった。終わってから佐渡さんのサイン会に並んでいるKMRさんとYYTNさんに会った。勧められて一緒に並んだ。

 佐渡さんのコンサートは何度も来ているし、サインをもらう機会はあったが、初めて、サインをしてもらった。バッハロ短調の楽譜にサイン、握手、そしてツーショット写真を撮った。そのあと、KMRさん、YYTNさんと、ロビーにある魔弾の射手のポスターなどの展示の場所で、写真を撮った。

by nori-126 | 2018-07-29 00:04 | オペラ・バレエ | Comments(0)

佐渡裕プロデュースオペラ「魔弾の射手」

 7月25日(水)、佐渡裕プロデュースのオペラを観に行った。毎年この時期に開催されるもので、今年もダブルキャストで8回の公演がある。チケットを取るのが遅かったので、H列1番という一番左端の席しか取れなかった。オペラの場合には、舞台奥の映像などが見にくいことがある。

 開演前に同業のSMRさんに会ったら、席が私の2列真後ろという偶然だった。終わって帰りに、ラブリーホール合唱団のSMDさんご夫妻に会った。

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018
ウェーバー「魔弾の射手」ドイツ語上演
上演時間 2時間50分(休憩25分含む)

演出:ミヒャエル・テンメ 
佐渡裕指揮 兵庫芸術文化センター管弦楽団
オットカー公爵 小森輝彦 
クーノー    ベルント・ホフマン
アガーテ    ジェシカ・ミューアヘッド
エンヒェン   小林沙羅
ガスパー    高田智宏
マックス    トルステン・ケール
隠者      妻屋秀和
キリアン    清水徹太郎
ザミエル    ペーター・ゲスナー

 舞台が豪華で、いろいろな趣向がされているのに驚かされた。少し高いところに前方に傾いた舞台を置いて、部屋をその上に設置したり、高い崖のようにはしごで下りるなど、立体的である。舞台後ろに映像がでるだけでなく、舞台前方にも映像がでる。小沢塾の舞台にも匹敵する、近年の佐渡裕プロデュースオペラの中でも、充実した舞台装置である。

 アガーテのソプラノが澄んだ声で、小林沙羅さんが、声がいいだけでなく、可愛らしい演技だった。最後にでてくる隠者役の妻屋さんのバスの声が、ふくよかで素晴らしかった。昨年のNHK「ニュー・イヤー・コンサート」で聴いたことがある。

 合唱団は、プロの歌手からなるだけあって、迫力がある。演技もできるので、一人ひとりの動きを見ていると楽しい。民衆としての扮装が決まっていて、知っている方でも誰かわからないくらいであった。


by nori-126 | 2018-07-28 18:53 | オペラ・バレエ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラシネマ 2017/18 バレエ「マノン」

 6月27日(水)、英国ロイヤルオペラシネマを見に行った。バレエ「マノン」は、ケネス・マクミランの振り付けで、1974年に初演された。マノンレスコーの小説を基にしたものは、マスネのオペラ「マノン」やプッチーニのオペラ「マノン・レスコー」がある。バレエ「マノン」は、マスネの作曲した曲を組み合わせて構成したもので、オペラ「マノン」からの曲はつかわれていない。  

 英国ロイヤルオペラハウス
 シネマシーズン 2017/18 ロイヤル・バレエ「マノン」
 振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ 
 指揮:マーティン・イエーツ
 出演 サラ・ラム(マノン) ワディム・ムンタギロフ(デ・グリュー)
    平野亮一(レスコー) 
    イツアール・メンディザバル(レスコーの愛人)
    ギャリー・エイヴィス(G.M)

 「くるみ割り人形」や「眠れる森の美女」といった古典的なバレエをビデオで見たことがある程度のにわかファンにとっては、いろんな意味で衝撃的なバレエだった。
 
 何よりも振り付けが斬新である。幕間のインタービューでも言及されていたが、リフトなどが動きの中で行われるので、アクロバティックである。まるで、フィギュアスケートをしながら踊っているようだと形容されていた。

 次に、バレエなのに、オペラのように、感情表現が求められる。酔っぱらって踊るレスコーや、互いに対抗心を燃やす二人の娼婦の踊りなどは、演技が必要である。

 第3幕の看守がマノンを凌辱するシーンは、ここまで表現するのかとショックであった。マノンの哀れさが痛々しいほどである。舞台を見た人のHPに「子どもも見ているのに」と書かれてあったのはうなづける。最後にマノンの死に瀕しての踊りが壮絶である。

 プッチーニのオペラとは少しストーリーが異なる。貧しいマノンが娼婦として売られて、金持ちに会うが、デ・グリューとの愛を選ぶということで、オペラの自分勝手なマノンのイメージはない。

 今までに多くのスターダンサーが、踊ってきた英国ロイヤルオペラハウスの定番のバレエということだが、古典的なバレエのマンネリを打破するという意味では、画期的であり、これからも上演され続ける作品ということであろう。サラ・ラムは、華奢な感じで、薄幸のマノンに相応しいようでもあるし、悲惨な感じが強過ぎる感じもする。

by nori-126 | 2018-06-27 23:59 | オペラ・バレエ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラシネマ 2017/18 マクベス

 6月20日(水)、英国ロイヤルオペラシネマを見に行った。17/18シーズンのオペラの最終作品で、あとバレエを二つ残すのみとなった。18/19シーズンのラインナップも発表されて、楽しみである。

 3時から上映している西宮TOHOシネマに行った。平日で観客が15人くらいと少ない。

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18
ヴェルディ「マクベス」
演出:フィルダ・ロイド 指揮:アントニオ・パッパーノ
出演 ジェリコ・ルチッチ(マクベス) アンナ・ネトレプコ(マクベス夫人)
イルデブランド・ダルカンジェロ(バンクォ-)ユシフ・エイヴァゾフ(マクダブ)

 METライブビューイングのビデオで、同じネトレプコのマクベスを持っているが、あまりきちんと見ていない。

 舞台は、スケールの大きい凝ったもので、大きな金色の檻が舞台中央で回転するのが、印象的である。衣装も王朝時代の優雅なものと、民衆の質素なものと対比されている。魔女や兵士や民衆として合唱団が大活躍である。初めて聴く曲でも、ヴェルディのメロディは美しく、特に合唱は楽しめた。

 少し弱気のマクベスと強気で引っ張るマクベス夫人の演技が、真に迫っている。特に、後半で狂気を示すマクベス夫人のネトレプコの演技は、鬼気迫るものがあった。

 ネトレプコと、ご主人のエイヴァゾフは、コンサートで2回見たことがある。ダルカンジェロと指揮者のパッパーノは、3年前の芸文の「ドン・ジョバンニ」の出待ちで会った。間近に見たことのある4人が出演しているというので、余計に楽しめた。

by nori-126 | 2018-06-22 00:27 | オペラ・バレエ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラシネマ 「バーンスタイン・センテナリー」

 6月10日(日)、英国ロイヤルオペラシネマを見に行った。METライブビューイングと違って、各映画館の上映時間が、コロコロ変わるので、振り回される。朝から上映されるのが、JR桂駅前のイオンシネマ京都桂川なので初めて行った。広いショッピングセンターで、JR桂駅からかなり離れた場所に行くのに少し迷った。

 レナード・バーンスタインの生誕100年を記念して、バーンスタインの曲を使って、3人の振付家による、3つのバレエを同時に上演するという試みである。もともとバレエのために作られた曲ではないが、踊りの要素の入った曲ということで、違和感がない。

英国ロイヤルオペラハウスシネマ バレエ「バーンスタイン・センテナリー」
【振付】ウェイン・マグレガー(幽玄 Yugen

    リアム・スカーレット(不安の時代 The Age of Anxiety

    クリストファー・ウィールドン(コリュバンテスの遊戯 Corybantic Games

【音楽】レナード・バーンスタイン

【指揮】クン・ケセルス/バリー・ワーズワーズ

〈幽玄 Yugen世界初演

 曲は「チチェスター詩編」より。タイトルの「幽玄」は日本語に由来する。

〈不安の時代 The Age of Anxiety

バーンスタインの交響曲2番「不安の時代」

〈コリュバンテスの遊戯 Corybantic Games世界初演

「セレナード(プラトンの饗宴による)」による新作。

【出演】

〈幽玄 Yugen〉:フェデリコ・ボネッリ/ウィリアム・ブレイスウェル/ハリー・チャーチーズ/メリッサ・ハミルトン/フレンチェスカ・ヘイワード/桂千里/ポール・ケイ/サラ・ラム/カルヴァン・リチャードソン/ジョセフ・シセンズ/高田茜

〈不安の時代 The Age of Anxiety〉:サラ・ラム/アレクサンダー・キャンベル/ベネット・ガートサイド/トリスタン・ダイアー

〈コリュバンテスの遊戯 Corybantic Games〉:マシュー・ボール/ウィリアム・ブレイスウェル/ローレン・カスバートソン/ヤスミン・ナグディ/ティエニー・ヒープ/平野亮一/マヤラ・マグリ/マルチェリーノ・サンベ/ベアトリス・スティックス=ブルネル

【上演時間】3時間5


 不安の時代は、モダンなバレエで、ニューヨークのバーでの、男女のやり取りが楽しめる。コリュバンテスの遊戯は、薄い透き通ったスカートの衣装が、なんとも言えないなまめかしさがあった。今までに英国ロイヤルバレエで見たことのあるダンサーが出演しているので、楽しめた。




by nori-126 | 2018-06-10 15:58 | オペラ・バレエ | Comments(0)

MET ライヴビューイング 2017-18 サンドリヨン

 6月3日(日)、METライブビューイングを見に行った。2017-18シーズンのこれが最終の作品になる。10作の内、5作を見た。

 シンデレラの物語をオペラにしたもので、フランス語だとサンドリヨンになる。METでは初演ということだが、ロッシーニの「チェネレントラ」の方がよく上演される。

METライブビューイング 第10作「サンドリオン」フランス語
指揮:ベルトラン・ド・ビリー 演出:ロラン・ペリー
MET上演日:2018年4月28日
ジョイス・ディドナート(サンドリヨン)アリス・クート(王子)
ステファニー・ブライズ(王) キャスリーン・キム(妖精)
ロラン・ナウリ

 舞台は、シンプルで、大きな本を広げたようなスクリーンが舞台を縁取っている。扉がいくつもあって、そこから様々なものを出入りさせることで、変化をもたらしている。衣装や道具は凝っていて、馬車は人が馬の面をかぶって引いている。

 継母と姉二人はカルカチュア化されており、姉二人のドレスは面白い。英国ロイヤルオペラシネマでみた、バレエの「不思議の国のアリス」を思い出させた。ディドナートは、質素な村娘の恰好から、真っ白なドレスへと服装を変える。2年前の芸文で出待ちをしたディドナートの美しさに見とれた。

 

by nori-126 | 2018-06-03 22:19 | オペラ・バレエ | Comments(0)

英国ロイヤルオペラシネマ 2017/18 カルメン

 5月16日(水)、英国ロイヤルオペラシネマを見に行った。夕方から上映されるTOHOシネマズ西宮に行った。オーストラリア出身の演出家バリー・コスキーによる斬新な演出が話題である。お客さんは、10人足らずと少ない。

英国ロイヤルオペラシネマ 2017/18 
ビゼー「カルメン」
演出:バリー・コスキー
指揮:ヤクブ・フルシャ
出演:アンナ・ゴリャチョーヴァ(カルメン)
   フランチェスコ・メリ(ドン・ホセ)
   コスタス・スモリギナス(エスカミーリョ)
   クリスティナ・ムヒタリアン(ミカエラ)
上映時間 3時間52分

 ナレーションが入って、あらすじの説明をする。歌手が台詞を話すところを、ナレーションにした感じである。歌が聴いたことがないものが含まれていたが、現在使われている版にはない歌が多くあるとのことである。研究者の監修が入っている。
 
 舞台には、上手から下手までを占める16段の階段が、初めから最後まであって、他のものは何もない。入退場は階段の最上段からになる。出演者は、階段の上がり降りがあり、運動量が大変である。左右への動きも大きくて、歌いにくいだろうと思う。

 白黒の世界で、女性は真っ黒のドレスで、カルメンの赤い口紅が浮かび上がる。ミカエラの白いドレス、エスカミーリョの金色の衣装が目立つ。

 合唱団もいろいろと動きが要求されている。ダンサーの踊りもあるし、カルメンも踊る。ミュージカルのような雰囲気がある。

 カルメン役のアンナ・ゴリャチョーヴァの演技が素晴らしい。オペラというよりもドラマのヒロインを見ているようである。

 カルメンが刺されて横たわっているが、最後に立ち上がり、肩をすくめて終わる。深刻な悲劇が和らげられる印象があり、笑いが起こったが、驚かされた。現代的な演出のオペラは、どうしても古典的な演出と比べてしまって、違和感があるが、今回は、終わった後に、何とも言えない満足感、陶酔を味わえた。

by nori-126 | 2018-05-17 02:06 | オペラ・バレエ | Comments(0)

MET ライヴビューイング 2017-18 コジ・ファン・トゥッテ

 5月9日(水)、METライブビューイングを見に行った。今シーズンの8作目だが、見るのは4つ目になる。

METライブビューイング 2017-18 
第8作 「コジ・ファン・トゥッテ」イタリア語
指揮:デイヴィッド・ロバートソン
演出:フェリム・マクダーモット
出演:ケリー・オハラ アマンダ・マジェスキー
   セレーナ・マルフィ クリストファー・モルトマン
   ベン・ブリス アダム・プラヘトカ
上映時間:3時間38分
MET上演日:2018年3月31日

 舞台を1950年代のニューヨーク、コニーアイランドに設定して、サーカスの見世物のような芸人たちが、大道芸のようなものを見せる。60年代のポップスの世界のようである。豪華な舞台ではないが、壁を回転させて、家の外と寝室を瞬時に入れ替えるなど工夫がされている。

 ストーリーは、二組のカップルの男性が、相手の貞節を確かめたらという陰謀にのり、変装して近づくという、無理のある設定である。かなり変装をしているとはいえ、恋人を見分けられないなんていうのは、それだけで、誠実さに欠けると言ってもいい。解説のジョイス・ディドナートもそのことに言及していた。

 ミュージカルの名スター、ケリー・オハラがオペラを歌うということで、話題でもあろうが、少しコミカルな役柄の演技はさすがである。歌声もオペラ歌手そのものだった。

 モーツアルトの曲は、あまり印象に残る曲がないが、モーツアルトらしいメロディで、心地よい。








by nori-126 | 2018-05-10 02:12 | オペラ・バレエ | Comments(0)