感動を求めて、忙しすぎる「ひまつぶし」に追われている団塊世代の男の記録。
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<   2010年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧

錦織公園 再訪 モズ・カワセミ

 1月30日(土)午後から、三日前に訪れた錦織公園を再訪した。前回は南半分しか行けなかったので、今日は、北から公園に入った。南海金剛駅からバスに乗り、寺池台3丁目で降りると、少し歩いただけで公園に入ることができる。いい天気で家族連れが何組か遊んでいて、オリエンテーリングをしている子どもたちもいた。

d0097373_21434754.jpg 峠のつり橋の近くに、赤い実のある木があって、メジロやツグミが実をついばんでいた。そばの垣根の上に鳥が止まった。過眼線が黒いので、モズの雄だとわかった。見るのは初めてである。どんぐりの森では鳥の鳴き声が盛んに聞こえるが、遠すぎて何の鳥かわからない。



d0097373_17482872.jpg 南浦谷池から堤池に回って、じゅんさい池に着いた。小さいが静かな池で大きな石がいくつか置かれている。その石の上にカワセミがいた。写真を撮るとすーと飛んでいってしまった。カワセミをみるのは大泉緑地に続いて2回目だが、なんとかみられる写真が初めて撮れた。


 公園の一角に河内の里という里山を再現した場所がある。里の家が立ち、水車小屋もある。子どもの時に行った田舎の父母の実家のことを思い出した。瓦屋根でなく、藁ぶきの家ならもっと良いだろうが、維持管理が大変であろう。庭にソシンロウバイの黄色い花が咲き、家の前には菜の花が咲き、南天の赤い実が鮮やかだった。

 河内の里を出たところに木の柱を組んだ展望台がある。ここからは、かって登ったことのある二上山、葛城山、金剛山、岩湧山を望むことができる。さらに南に歩く途中にハナミズキの赤い実がみられた。公園事務所近くの池には先日と同じく、アオサギとカモがいた。カモはカルガモと思われた。南出入り口から滝谷駅まで歩いた。

  「河内の里」里の家と南天と菜の花  ↓ 
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  ソシンロウバイ ↓ 
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  ハナミズキの実 ↓
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by nori-126 | 2010-01-30 20:54 | 自然観察 花・鳥・昆虫 | Comments(0)

錦織(にしこおり)公園 富田林市 エナガ・シジュウカラ・メジロ

 1月27日(水)午後、いい天気で寒気もそれほどでもないので、午後から富田林市の錦織公園にでかけた。知り合いのkifkafさんのブログ「日刊・人気の山々」では、カワセミをはじめとしていろいろな鳥を観察したことが紹介されている。

 南海滝谷駅から東に向かって20分くらい歩くと錦織公園の南入口に着いた。公園事務所の近くの池に、アオサギがじっと止まっていた。近くにカモ、石の上に亀がひなたぼっこをしている。梅の里は、梅の木がつぼみをつけて春を待っている。

d0097373_23524775.jpg  梅の里の階段を上がった小道の樹々に鳥の鳴き声がした。じっと待っていると近くの木に、小さな鳥が集まってきた。写真を撮って何の鳥か確認をする。尾の長いのは初めてみるエナガだった。

 他にはメジロやシジュウカラが同定できた。また、お尻の黄色い鳥は、カワラヒワと思われた。写真はなかなかうまく撮れないのでピントが少しぼやけている。

d0097373_047182.jpg しゃくなげの谷から桜木の里まで行って、南入口の方へ戻った。ここから池畔の道を通って奥の池で、ヒドリガモを見た。やんちゃの里に行き、寺池台出入り口にでた。出口のところに、少し大きな鳥がじっと止まっているのをみつけた。羽根が茶色でツグミと思われた。





d0097373_23533493.jpg そばに小さい鳥が止まっていた。ネクタイのような黒い胸から、シジュウカラとわかった。昨秋に松山のお堀の近くではじめてみた。




 寺池台出入り口から歩いて金剛駅にでた。錦織公園は、甲子園球場の16倍もの広さがあるという。今日はその南の一部を歩いたに過ぎない。
 
by nori-126 | 2010-01-28 00:03 | 自然観察 花・鳥・昆虫 | Comments(0)

大塚山古墳 松原市・羽曳野市 オシドリ・トモエガモ・ホシハジロ

 1月23日(土)、午後から松原市と羽曳野市の境にある大塚山古墳を訪れた。知り合いの kifkaf さんのブログ「日刊・人気の山々」で、オシドリの写真が紹介されていたので、行ってみたくなった。河内松原駅から歩いて、大塚山古墳の北端の堀のところに着くと、100羽以上のヒドリガモ・マガモが泳いでいた。

 4-5人の方が大きなレンズのカメラを三脚にのせて、対岸を狙っていた。何を待っているのか聞いてみると、オシドリがでてくるのを待っているということだった。今日は朝に1回現れただけらしく、オシドリはいつでも見られるのではないのかと少しあきらめの気持ちになった。

d0097373_18232479.jpg 見慣れたカモばかりなので眺めていると、写真を撮らないのかと、トモエガモがいることを教えて下さった。

 多くのカモの中に、一羽だけ見たことのないカモがいた。少し小さめで、顔が黒、黄白色、白、緑色からなる複雑な模様のカモがいた。顔が巴模様なのでその名がついている。3本の肩羽が黒くて栗色と白の羽縁がある。教えていただかないと気がつかないものである。この堀では珍しいカモということだった。

d0097373_2241726.jpg 少し東のほうへ歩いていって、頭と頸が赤茶色で、胸と尻部が黒く、体の白いカモをみつけた。見たことがないカモなので図鑑をみると、ホシハジロだった。目が赤いのも目立つ。オスの目が赤く、それが星という名前の由来らしい。



d0097373_2244728.jpg 元の方へ歩いて戻ると、オシドリが少し顔を見せたという話だったが、突然、目の前にオシドリの群れが現れた。少し離れているが、その羽の美しさは見事である。カメラを構えていた人達は大喜びで写真を撮っておられた。大きな望遠のレンズが欲しくなる気持ちはよくわかる。

 オシドリは、いつもは1-2分しか現れないらしいのに、10分近く泳いでいて、やがて姿を隠した。直前まで待ちながら見れずに帰った人がいたのに、私は本当にラッキーだと言われた。200mmまでの望遠だと十分なアップが撮れないのは残念である。今日は、陽が射さなくて写真の出来がもうひとつだが、3種のカモに初めて会うことができた。

d0097373_2334985.jpg

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   マガモとヒドリガモ   ↓
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by nori-126 | 2010-01-23 21:46 | 自然観察 花・鳥・昆虫 | Comments(0)

花瓶 1.5kgの土 作品3

d0097373_23493912.jpg 昨年、12月に焼きあがった花瓶だが、かなり大きなものができた。薄く作ることができれば、大きなものができる。形は当初考えていたものとはちがうが、こういう形の方が作りやすい。釉薬はクリーム色のものを全体にかけて、そのあとで鉄の釉薬を肩のところにぐるりとかけ、さらに筆で少し流した。

 白土にクリーム色の釉薬、
  一部鉄の釉薬の花瓶
    
 最大径 12.0 cm  
 高さ 13.2 cm  
 ろくろで作成    10月20日  
 削り         10月27日
 釉薬         12月 1日
by nori-126 | 2010-01-20 23:44 | 陶芸 | Comments(0)

初春大歌舞伎 夜の部 松竹座 後半

松竹座夜の部の後半である。

八段目  道行旅路の嫁入
 舞台は松並木の街道で、上手に囃子方が並ぶ。舞台中央のせりから戸無瀬(藤十郎)と小浪(扇雀)が登場する。2007年1月の松竹座で同じ俳優、配役の二人の「山科閑居」を見たことがある。華やかな道行であるが、この後の九段目の「山科閑居」を知っていると、悲しい旅ゆきでもある。ここに奴可内(翫雀)がからむ。お軽勘平の道行でも鷺坂伴内が狂言回しででてくるが、途中で足した演出はない方がいいような気がする。

十段目  天川屋義平内の場 
 通し狂言ではめったに上演されないもので、関西では84年ぶりとのことである。

 天川屋義平(我當)の家で、千崎弥五郎(薪車)らが、討ち入りの武具を揃えて運び出す。そこへ、秘密を守るために、実家に帰された女房おその(吉弥)が義平に会おうと訪ねてくるが、会おうとしない。捕り方が現れて、武具を調達したことを白状するよう詰められるが、頑として聞かない。大星由良之助(藤十郎)が現れて、義平の心意気を讃える。

 我當のどっしりとした態度は、さすがである。「天川屋義平は男でござる」と見栄を切るところでは、大きな拍手が送られた。吉弥のこういう女方ははじめてみたが、必死な想いを表現してよかった。義平の心を試すためとはいえ、子の命まで脅かすというのは、納得がいかない。
    
十一段目 師直館表門討入の場 広間の場 柴部屋本懐焼香の場
 雪の積もった館の表門に由良之助以下の義士が並ぶ。総勢28人が並ぶと舞台は狭い。歌舞伎座は広いので41人が並んだが、それを見た時に松竹座なら30人程度かとブログに書いたのが当たっていた。最近、歌舞伎座は芝居小屋としては、舞台が広過ぎると感じていたが、こういう場面では広いと豪勢である。

 舞台は、館の広間になり、義士と館の侍との立ち回りになる。立ち回りは伝統的な歌舞伎のそれではなく、リアルである。刀と刀を打ち合わせないで止めるのが形になる。東京では、奥庭泉水の場という池にかかる橋での立ち回りが華やかだが、今回は室内での立ち回りで少し地味だった。

 柴部屋にひそむ高師直を引きずり出して、由良之助が止めを刺して本懐を遂げる。ここでは師直はよぼよぼのおじいさんである。午前の部の藤十郎の師直とはあまりにも違いすぎるが。由良之助が、亡き勘平の代わりに、義弟の平右衛門に焼香をさせる。最後に勝鬨をあげて幕となる。

 場の転換は、舞台が暗くなってから黒い幕が引かれて、金鎚の音がして少し待たされる。この形では間が抜けたような感じである。回り舞台で暗転ということはできないのだろうか?午前と午後の部を見る人はいいが、午後の部だけを見た人は物足りない想いをしたのではないのだろうか?

 上方ゆかりの俳優による仮名手本忠臣蔵は、藤十郎の4役という大活躍もあって、十分楽しめた。大きな役のできる俳優の数が少ないのは物足りないが、若い人たちがさらに成長して九段目も上演できるような通しを見てみたいものである。
by nori-126 | 2010-01-14 00:25 | 歌舞伎 | Comments(0)

初春大歌舞伎 夜の部 松竹座 前半

 1月13日(水)、松竹座の夜の部に行った。仮名手本忠臣蔵の通しで、4日に行った昼の部の続きになる。席は1階7列9番で、いつもよりやや前寄りで、舞台がよく見える。少し前の方というだけで、俳優の顔も良く見える。そして丁度舞台全体を見渡せるぎりぎりのところである。

 仮名手本忠臣蔵を1日の通しでする場合、上方では前半の進行が早いので、五・六段目が昼の部になる。夜の部は、今回、七段目以外は20~30分と短いので、合わせても2時間40分しかなく、幕間が長い。昼の部が4時間あるのに、夜の部は物足りない。八・十段目の代わりに、九段目の山科閑居が上演されたらバランスが取れたのだろうが、藤十郎の戸無瀬、扇雀の小浪、我當の本蔵としても、由良之助をやる俳優がいないことになる。仁左衛門がでていたら可能だっただろうが。

通し狂言 仮名手本忠臣蔵
七段目  祇園一力茶屋の場 
 祇園で遊興する由良之助(藤十郎)をたしなめようと、千崎弥五郎(薪車)らが訪れる。由良之助が仇を討つ気がないと切ろうとするのを寺岡平右衛門(翫雀)が止める。大星力弥(壱太郎)が顔世の密書を持参する。由良之助がこの書状を読むのを、床下で斧九大夫、隣の部屋の二階で遊女おかる(秀太郎)が盗み読みする。

 これに気付いた由良之助は、おかるを身受けしようという。喜ぶおかるに兄の寺岡平右衛門が会い、事情を聞いて、由良之助はおかるを切るつもりだと合点して、自らおかると切ろうとする。それを由良之助が止めて、平右衛門の仇討への参加を認める。そして、床下に潜んでいた九大夫をおかるに打ち取らせる。

 2007年2月の歌舞伎座での通しで見たことがあり、その時のTV放送をDVDに録画したものがある。東京の演出とは細かいところで違いがある。仲居らの見立てによる言葉遊びが今回はない。ただし、時間と出演者の事情で割愛されているかも知れず、演出の違いとばかりも言えないが。

 おかるが手紙を盗み見する時の形が違う。東京では、単に手鏡を見ているだけだが、上方では、後ろを向いて体を反らし、のぞき見ようという感じがでている。いずれにしても遠すぎて手紙を読むというのは無理な話だが。床下の九大夫の存在を、紙切れを投げて確かめるのがない。平右衛門の願書を由良之助が突っ返すのに、東京は扇子ではじくが、今回は手で投げていた。扇子ではじく方が風格がある。

 藤十郎は、由良之助の貫禄があるが、仇討の企みを隠そうという苦悩が余り見えてこない。秀太郎は、けなげな感じがよくでていた。翫雀は重要な役であり大活躍であったが、もう少し余裕が欲しいところである。あまり一生懸命だと、悲しみが伝わってこない。かって見たのは、仁左衛門の平右衛門と玉三郎のおかるなので、どうしても物足りなかったのは仕方がないか。壱太郎は、若い力弥の役なのだが、侍としては線が細いように感じる。女方の方が期待できるのではないだろうか?

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by nori-126 | 2010-01-14 00:15 | 歌舞伎 | Comments(0)

寿初春大歌舞伎 昼の部 松竹座 後半

松竹座昼の部の後半である。

 5段目と6段目は、2007年2月の歌舞伎座での通しでみたことがある。その時のTV放送をDVDに残しているので、東京と上方の演出の違いを比べることができる。

五段目 山崎街道鉄砲渡しの場   
 幕が開くと、勘平(藤十郎)が寂しい街道の松の木陰に雨宿りをしている。通りかかった旅人に火を借りようとすると、それはかっての同僚、千崎弥五郎(薪車)だった。勘平は仇討資金を用意することを約束する。

 同 二つ玉の場
 おかるの父の与市兵衛が、おかるを祇園に売った前金の50両を持って家路を急いでいた。それを斧定九郎(翫雀)が追ってきて、与市兵衛から財布を奪って手にかける。そこへ猪が駆けてくる。鉄砲を撃つ音がして、定九郎が倒れる。早野勘平(藤十郎)が暗闇の中で、人を撃ったことに気づくが、50両の入った財布を奪う。

 東京の演出では、与市兵衛は、独白で大金を持っていることを話す。それを聞いた定九郎は終始無言で、稲叢(いなむら)から突然現れて金を奪う。一言だけ「50両」というだけである。黒羽二重のいかにも悪人という感じである。極端に様式美を追求した形で、恐怖心を覚える。上方の演出は写実的で、与市兵衛が大金を持っていることを知って後を追い、金をだまし取ろうと盛んに話しかける。衣装も山賊風である。

六段目 与市兵衛住家勘平腹切の場
 母おかや(竹三郎)と女房おかる(秀太郎)が与市兵衛の帰りを待っているところへ、一文字屋お才(孝太郎)と源六(寿治郎)がおかるを迎えに来る。籠に乗せて連れていこうとするところに、勘平が帰ってくる。

 お才が与市兵衛に貸したのと、勘平の奪った財布が同じであることから、勘平は与市兵衛を誤って撃ち殺したと思い込む。おかるを送り出したあと、与市兵衛の死骸が運び込まれ、おかやは勘平が殺したと責める。

 原郷右衛門(橘三郎)と千崎与五郎が訪れる。勘平は責められて腹を切る。ところが、鉄砲で撃たれたのは定九郎であったと判明する。郷右衛門は、仇討の連判状を取りだして、勘平に血判させる。

 藤十郎は、勘平の複雑な感情をうまく出していた。竹三郎は、娘への想い、夫への想い、そして嘆きや怒りを表現して熱演であった。この場では、勘平と並んで重要な役である。秀太郎のおかるは、若々しさが出ていた。孝太郎は、お才のような少し年増の女性が似会うように思う。若い女性を演じる時よりも違和感がない。

 上方の演出では、はじめにおかやが夫の帰りを心配するところや、お才と源六が入場してくる場面があるが、東京の演出ではみられない。与市兵衛の死骸は別室に置かれるが、東京では同じ部屋の奥である。おかやが、与市兵衛と勘平の間を行き来するので、動きが多くなる演出になる。

 東京の演出では、勘平は正面を見据えて、突然刀を抜いて腹を切る。上方では、責められる間、部屋の隅で奥を向いてこらえている感じで、振り向くと腹を切っていたという形になる。判官の切腹が同じ昼の部にあるので、ちがう型の方が目新しく、下級武士らしいともいえる。
by nori-126 | 2010-01-04 18:12 | 歌舞伎 | Comments(0)

寿初春大歌舞伎 仮名手本忠臣蔵 昼の部 松竹座 前半

 1月4日(月)、松竹座の昼の部に行った。昨日は着物を着て文楽を見にいったが、今日は着るのを止めた。着物を着ている男性は一人も見当たらなかった。もう正月ではないということだろうが、歌舞伎の方が着物を着る人が少ない印象がある。席は1階11列10番だった。

 今月は通し狂言仮名手本忠臣蔵で、昨年は、10月に御園座、11月に歌舞伎座で上演された。今回は上方の演出で上演されるという。俳優も上方ゆかりの人ばかりで楽しみである。仮名手本忠臣蔵の大序や三・四段目を観るのははじめてである。五段目六段目は、菊五郎と仁左衛門の勘平で見たことがあるので、江戸の演出との違いを比べることができる。

通し狂言 仮名手本忠臣蔵
大 序 鎌倉鶴ヶ岡兜改めの場 
 幕が開く前に、中央に人形がでてきて、俳優の名を呼びあげて口上を述べる。舞台の幕は、上手半分に「大手」の文字、下手半分に笹瀬の紋を染めたものである。

 人形が引っ込むと、幕が中央の下半分から少しづつ左右に開いていく。昔の世界を少しずつのぞき見るような感じである。鎌倉鶴ケ岡神宮の奥行きのある社が舞台である。中央に足利直義(進之介)、隣に高師直(藤十郎)、下の段に桃井若狭之助(翫雀)、塩冶判官(扇雀)が並んでいる。目をつぶってうつむき加減である。「東西、東西」の声が繰り返され、柝が入って、浄瑠璃に合わせて、人形が生を受けたかのように頭を上げていく。

 新田義貞を滅ぼした足利尊氏の弟の直義が、義貞の兜を奉納しようとする。師直は反対するが、若狭之助がそれに反論するのに師直は怒る。義貞の兜を検分するために、判官の妻の顔世御前(孝太郎)が呼び出される。役目を終えた顔世に師直が言い寄って、恋文を渡そうとする。そこへ若狭之助が邪魔をしたので、師直は若狭之助を罵り、遺恨が残った。

 進之助の直義は、品のある若武者ぶりで声に張りがあった。それにしても、この役だけというのはどういうわけだろう。藤十郎は、少し赤顔の黒い隈取りの悪役だが、若々しくて顔世に言いよるのが妙に生々しい。ドラマでみる上野之介は、おじいさんで、藤十郎はその年齢に近いと思うが、とても若々しい。

 翫雀と扇雀は、整った品のある殿様である。翫雀の声はよくとおるので、藤十郎とのいい争いに華がある。翫雀は、「十二夜」や「助六」でのコミカルな役をみてきたので、こういう威厳ある役をみるのも、またうれしい。扇雀は、女役の時とは発声が異なり、優しい感じの立役である。扇雀も「鼠小僧」でのコミカルな役が記憶に新しいが、きちんとした役ができることを納得させた。孝太郎は、奥方としての気品があった。
                                           
三段目 足利館門前進物の場
 回り舞台で、一転して夜の屋敷の門前の場面になる。桃井家の家老加古川本蔵(松之助)が師直を訪ねて、主人のことを案じて賄賂を贈る。師直の家来の鷺坂伴内(寿治郎)が本蔵が主人を討ちに来たと考えて、中間たちと本蔵を襲う稽古を繰り返すところがユーモラスである。寿治郎は、六段目の源六役と合わせて、コミカルな感じをだせる役者である。

同 殿中松の間刃傷の場
 回り舞台で、足利館の松の間になる。ここへ師直を切ろうと若狭之助がやってくる。それを見た師直は、刀を投げ出して非礼をわびる。若狭之助が去った後に判官がきて、師直は判官に八つ当たりする。そこへ顔世から師直へ拒絶の和歌が届き、師直はさらに判官を罵りはじめる。一度はがまんした判官だが、「鮒侍」と罵倒されて、ついに刀を抜いて切りかかる。本蔵が飛び出して判官を抱きとめる。

 判官が家と命を賭けて刀を抜くには、さもありなんと納得させる理由がいる。師直役の藤十郎は、その点、憎たらしいくらいに意地悪である。

四段目 扇ヶ谷判官切腹の場
 判官の屋敷に幕府の使い、石堂右馬之丞(我當)と薬師寺次郎左衛門(薪車)が訪れる。石堂が領地没収と切腹を命じる上意を伝える。判官は切腹の覚悟をみせるが、そこへ大星力弥(壱太郎)が刀を持参する。判官が刀を突き立てたところに大星由良之助(藤十郎)がかけつける。顔世が姿をみせる。由良之助が仕切って、焼香して別れを惜しむ。

 我當は感情を表わさない冷静な使いを好演した。最後に花道を去る時に、静かに手を合わせてわずかに感情をみせる。対照的に薪車は、赤塗りの顔で感情を露わにする。壱太郎は、きびきびとした若者を演じて清々しい。判官の扇雀は、覚悟を決めた強さがよく出ていた。女方からは想像もできない大きさがあった。二役目の藤十郎は、すべてを仕切る器量をみせた。

 真っ白な着物ででてくる顔世とそのお付きの腰元たちは、髪の毛が真っ黒で異様な雰囲気である。舞台も襖は銀色に塩谷の紋が並び、明るい色はほとんどない。

同 城明渡しの場
 舞台は、館の門で十字に封鎖されている。家来が戻ってきて、幕府の討っ手と戦おうというのに、由良之助は立ち去るように説得する。判官の血に染まった刀を取り出して、主君の無念を思い、その場を去っていく。はじめは門が後退して、さらに背景を3回変えることで門を小さく描き、遠ざかる様を描写する。

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by nori-126 | 2010-01-04 18:08 | 歌舞伎 | Comments(2)

文楽初春公演 第2部 国立文楽劇場

d0097373_22455884.jpg 1月3日(日)午後、文楽を見にいった。母が30年ほど前に作って、残してくれた着物を一度着てみようと小物を揃えたので、それを着て行くことにした。結婚式の時は、腹にタオルを巻いていたが、今ではタオル無しでも腹がでている。娘が写真を撮ってくれた。

 初日の公演で、劇場の入り口には門松があり、ロビーに「にらみ鯛」の複製が置いてある。舞台の上にも鯛の模型と虎の一字を書いた額が挙げられている。席はほぼ満員であった。16列35番は右の後方で、人形の表情は少し見にくいが、正面に大夫さんの顔がよく見えた。

一.伽羅先代萩
 伊達騒動を題材にしたもので、歌舞伎でも有名な演目である。平成20年7月に歌舞伎で「御殿」を見たことがあるが、竹の間の段ははじめてである。
 
 竹の間の段
 大夫 松香大夫他 人形 八汐(玉也)政岡(文壽)
 幼君鶴喜代を毒殺から守ろうと、乳母政岡は人を遠ざけている。病気見舞いと、八汐、沖の井、小巻が訪れる。八汐は、忍びの者を捕まえて、政岡に陰謀ありと責める。舞台に女性が4人並ぶ。鶴喜代の声の呂茂大夫の子どもの声が可愛らしかった。 

 御殿の段
 切 竹本住大夫 錦糸 奥 竹本津駒大夫 寛治  
 政岡が食事を作りながら、子どもたちに言い聞かせるところが、圧巻で子どもたちもひもじくないとがんばるのがいじらしい。八汐が、毒入りの菓子を食べた政岡の子、千松を殺すが、文楽の方が歌舞伎より残酷である。八汐のかしら名が「八汐」となっていたが、悪役のかしらなのであろう。

 住大夫さんの語りはいつ聞いても感心する。低い声でひっぱるのにかすれることがない。それを聞いているとその世界に入り込める。発声を自由にコントロールできるのであろう。政岡が気持ちを抑え気味に吐露するところにぴったりである。
 津駒大夫の声は、明るくて張りがあるが、にぎやかな場面に合っている。場面に合わせて大夫を選ぶということもあるのだろう。

二.お夏清十郎 寿連理の松 湊町の段 
 切 豊竹嶋大夫 清友 人形 お梅(和生) 清十郎(玉女) 左治兵衛(勘十郎)
 この演目は観るのがはじめてである。知らないと筋が少しわかりにくい。最後に、ハッピーエンドとなり、「はじめから段切迄、一人も死なぬはなんと目出度い」と大阪締めで終わる。正月向きの演目である。嶋大夫の語りはドラマチックで、感情がこもっている。声もはっきりしている。
   
三.日高川入相花王 渡し場の段
 英大夫(清姫) 津国大夫(船頭)他3人 團七他3名
 安珍と清姫の物語で、清姫が安珍を追って日高川を渡ろうとする。船頭に断られて、大蛇となって川を渡る。波を表わす布の波打つ中を清姫が渡っていき、途中で鬼の形相になる。人形の早変わりの趣向である。渡りきった時に、舞台後方の黒幕が落とされて、日高川の明るい風景になって幕となる。

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by nori-126 | 2010-01-03 22:47 | 文楽 | Comments(2)

2010年 あけましておめでとうございます。

 2010年 明けましておめでとうございます。

 「noriさんのひまつぶ誌」は開設以来3年が過ぎて、4回目のお正月を迎えました。

 昨年は、山歩きが増えて、久しぶりに高い山にも登りました。体を動かすことで体調もよくなり、自信もついてきます。今年は、岩場のある山を中心に近畿の山に登ってみたいと考えています。そして夏には再び北アルプスに行ってみたいものです。

 西国三十三所巡りは1年間で8か所を回りましたが、いい季節にハイキングをしながらということなので、このくらいのペースでゆっくりと楽しみたいと思っています。

 昨年から始めた野鳥の観察は、時間がゆっくり取れないことや写真に収めるのが難しいという面はありますが、はじめての鳥に出会えた時の喜びは、何ともいえません。ゆっくりと続けていくつもりです。

 このブログをはじめるきっかけになった「一万人の第九」は、新しい発見、出会いに恵まれて、飽きることがありません。今年はどんな出会いや驚きがあるでしょうか?

 本年もどうかよろしくお願いします。
by nori-126 | 2010-01-01 14:34 | Comments(7)